アパレル業界が未経験の人にとっては、アパレル業界の事務の仕事内容について、具体的にイメージすることが難しいかもしれません。しかしながら、アパレル業界においても事務は重要な仕事を担当しています。また、アパレル業界の事務への転職を希望しているというケースも少なくありません。そこで、本稿では、「アパレル業界の事務」について、ご紹介していきます。まずは、「アパレル業界の事務の仕事」について、確認していきます。次に、「アパレル業界の事務のタイムスケジュール」について、ご紹介していきます。そして、「アパレル業界の事務に転職するためのポイント」について、ご紹介していきます。
アパレル業界の事務の仕事とは?
アパレル業界の事務は、どのような仕事を担当するのでしょうか。まずは、「アパレル業界の事務の仕事」について、ご紹介していきます。
<所属する部署と仕事内容>
アパレル業界の事務は、所属する部署によって、仕事内容は異なります。ちなみに、アパレル業界の事務は、営業部門や管理部門などに配属されることが多いようです。
<主な仕事の例>
まず、営業部門の事務の場合には、1.電話対応、2.顧客管理、3.在庫データの管理、4.商品の発注などの仕事を担当することが多いようです。そして、管理部門の事務の場合には、1.請求業務、2.支払い業務、3.会計ソフトの運用などの仕事を担当することが多いようです。なお、管理部門の事務の場合には、経理に関する仕事が多くなるため、「経理事務」として求人が出されている場合もあります。
アパレル業界の事務のタイムスケジュール
アパレル業界の事務は、どのようなタイムスケジュールにしたがって仕事をしているのでしょうか。それでは、「アパレル業界の事務のタイムスケジュール」について、ご紹介していきます。
<タイムスケジュールの例>
9:00~
朝礼、メールのチェック、電話対応など
12:00~
ランチ
13:00~
商品の発注、郵便物の仕分け、データ入力など
15:00~
上司、営業担当、経理担当などとのミーティングに出席
16:00~
販促物の発注、顧客情報の更新、会議資料の作成など
18:00
退社
<タイムスケジュールの解説>
まず、営業部門の事務の場合には、午前中に店舗からの問い合わせが入りやすくなっています。店舗からの問い合わせについては、優先的に対応することになります。そして、管理部門の事務の場合には、月末にかけて業務が集中しやすくなっています。これは、売り上げを締める作業が増えるからです。
アパレル業界の事務に転職するためのポイント
アパレル業界の事務に転職するためには、どのようなことがポイントになるのでしょうか。それでは、「アパレル業界の事務に転職するためのポイント」について、代表的なポイントを3つご紹介していきます。
<PCスキルを身につける>
アパレル業界の事務に転職するためのポイントの1つ目は、「PCスキルを身につける」ことです。これは、事務には、スムーズなデータ入力や資料作成などが求められるからです。エクセル、ワード、パワー・ポイントなどに関する基本的なPCスキルを身につけておくようにするとよいでしょう。
<効率的な事務処理能力を養う>
アパレル業界の事務に転職するためのポイントの2つ目は、「効率的な事務処理能力を養う」ことです。事務が担当する仕事は、多岐にわたっています。たとえば、1.お客様対応、2.データ入力、3.数値管理、4.資料作成などが挙げられます。事務には、優先順位をつけて、効率的に仕事を進める力が求められるのです。したがって、現在の仕事や日々の生活において、計画的に物事を処理していく力を身につけておくようにしましょう。たとえば、スケジュール帳やアプリを活用して、物事の進捗状況を管理するなどするとよいでしょう。
<数字に強くなる>
アパレル業界の事務に転職するためのポイントの3つ目は、「数字に強くなる」ことです。事務は、数字を扱う場面が多くあります。たとえば、1.売り上げの管理、2.発注業務、3.請求業務などです。流通業界において使用される基本的な数字について、理解を深めておくようにするとよいでしょう。たとえば、1.売り上げ、2.在庫、3.原価などです。なお、営業部門、管理部門においては、数字を扱うことに対する責任感を持つことは必須となります。これは、営業部門、管理部門において扱われる数字は、経営にかかわる重要な情報であるからです。
アパレル業界の事務は、縁の下の力持ち
いかがでしたでしょうか?ここまでご紹介させていただいたように、アパレル業界の事務は、さまざまな仕事を担当しています。そして、それらは、とても重要なものばかりです。それは、アパレル業界の事務には、さまざまなスキルが求められることを意味します。アパレル業界での事務は、確かに目立つことは少ないかもしれませんが、縁の下の力持ちのような存在であるということもできるのではないでしょうか。(modelpress編集部)
実際に働いている人の声は?
-
「THE NORTH FACE」店長インタビュー 育休復帰後もキャリアを目指す理由「ひとつの指針になれたら…」
THE NORTH FACE
-
「studio CLIP」インタビュー 販売スタッフからEC担当に…やりがい&苦労は?
studio CLIP
-
「apart by lowrys」EC担当インタビュー 店舗スタッフから本社勤務までの道のり…接客ロープレ大会で受賞も
apart by lowrys
-
<伊藤千晃インタビュー>「KIKI AND DAYS」立ち上げのきっかけとは?ディレクター業に迫る
KIKI AND DAYS
-
「ボタニスト」店長インタビュー 仕事内容・やりがい&苦労を語る
BOTANIST