アパレル業界で本社勤務になるためには?仕事内容と目指す方法

アパレル業界で本社勤務になるためには?仕事内容と目指す方法

アパレル業界に限ったことではないかもしれませんが、本社勤務になることをキャリアプランに入れているという方は、少なくないのではないでしょうか。それでは、アパレル業界で本社勤務になるためには、どうすればよいのでしょうか。また、そもそも、アパレル業界の本社勤務の仕事とは、どのようなものなのでしょうか。本稿では、これらの問いに答えるため、1.アパレル業界の本社勤務の仕事、2.アパレル業界で本社勤務を目指す方法、3.アパレル業界未経験者がアパレル業界の本社勤務を目指す方法、4.アパレル業界の本社勤務の求人を効率的に探す方法について、ご紹介していきます。

アパレル業界で本社勤務になるためには?仕事内容と目指す方法/Photo by racorn

アパレル業界の本社勤務の仕事

アパレル業界の本社勤務には、どのような仕事があるのでしょうか。まずは、「アパレル業界の本社勤務の仕事」について、ご紹介していきます。

<MD(マーチャンダイザー)>

MD(マーチャンダイザー)は、1.市場調査、2.商品の企画、3.商品の仕入れ、4.プロモーション、5.販売方法の決定など、商品の販売の計画・実行を担当します。お客様のニーズに合致するような商品を適切な数量や価格、タイミングで販売することによって、売り上げ目標の達成を目指していきます。

<VMD(ビジュアルマーチャンダイザー)>

VMD(ビジュアルマーチャンダイザー)は、アパレルショップの商品をより魅力的に演出することによって、売り上げのアップに貢献することが主な仕事です。具体的には、1.売り場の演出に使用するマネキンや演出物、什器の手配、2.売り場のレイアウトや演出の変更、3.アパレル店員に対する売り場の演出方法のレクチャーなどを担当します。

<バイヤー>

バイヤーは、販売する商品の買い付けを担当します。バイヤーが買い付ける商品によって、売り上げは大きく変わるため、バイヤーには、ブランドコンセプトへの正しい理解に加えて、トレンドを敏感に察知する能力が求められます。

<DB(ディストリビューター)>

DB(ディストリビューター)は、MD(マーチャンダイザー)やバイヤーが仕入れた商品をそれぞれのアパレルショップに分配して、商品の在庫を調整することが主な仕事です。具体的には、1.気温、2.客層、3.トレンドなどから、それぞれのアパレルショップへの商品の分配量を判断します。

<デザイナー>

デザイナーは、販売する商品の企画・デザインを担当します。デザイナーには、ブランドの特徴を活かした商品のデザインが求められることに加えて、トレンドやマーケティングなどに関する知識も求められます。

<パタンナー>

パタンナーは、デザイナーが描いたデザイン画を基にして、「パターン」と呼ばれる型紙を起こすことが主な仕事です。デザイン画から、デザイナーの意図を読み取り、平面から立体へ起こすために複数のパーツを組み合わせて、パターンを作成します。

<プレス>

プレスは、広報・宣伝担当として、ブランドや商品のイメージアップ・認知の拡大を目指します。ファッション雑誌など、様々なメディアに登場して、ブランドや商品を紹介することもあります。

<生産管理>

生産管理は、出来上がったデザインが商品として完成されるまでの生産プロセスの管理を担当します。具体的には、デザイナーや商品を製造する工場の責任者などと連携して、商品の生産の進捗状況を管理します。

<営業>

営業は、商品の販路の拡大を担います。そのため、営業には、1.アパレルショップ、2.百貨店、3.小売店、4.ECサイトなど、商品の取扱店舗数を増やすことが求められます。また、展示会などへの出展とそれに伴う運営を担当することもあります。いずれにせよ、営業には、コミュニケーション能力が必須となります。

<ECサイト運営>

ECサイト運営は、商品を販売するECサイトの運営を担当します。具体的には、1.商品の撮影、2.商品情報の登録、3.購入申し込みの処理、4.商品の発送などを行います。

アパレル業界で本社勤務を目指すためには?

アパレル業界で本社勤務を目指すためには、どうすればよいのでしょうか。それでは、アパレル業界で本社勤務を目指す方法について、ご紹介していきます。

<アパレルショップでの勤務からステップアップする>

アパレル業界で本社勤務を目指す方法の1つ目は、「アパレルショップでの勤務からステップアップする」という方法です。アパレルショップで販売担当や店長などを経験して、実績を残すことができれば、本社勤務へステップアップすることができる場合があります。したがって、人事面談や自己申告制度などを活用して、将来の希望について、定期的に伝えるようにするとよいでしょう。なお、定期的に昇格試験などを実施している企業もあります。この場合、基本的には、試験に合格することによって、希望の職種に変更することができます。

<社内公募に応募する>

アパレル業界で本社勤務を目指すための方法の2つ目は、「社内公募に応募する」という方法です。本社勤務の仕事が、社内公募される場合があります。社内公募の通知については、見逃してしまうことがないようにして、関心のある仕事が社内公募されている場合には、積極的に応募するとよいでしょう。ただし、社内公募への応募には、一定の職位や経験が必要である場合も少なくないため、日ごろから、実績を残すことができるように努力しましょう。

<本社勤務の求人に応募する>

アパレル業界で本社勤務を目指すための方法の3つ目は、「本社勤務の求人に応募する」という方法です。本社勤務の求人に応募することによって、直接的に希望の職種を目指します。ただし、本社勤務の求人には、一定の経験やPCスキルなどが条件となっていることが一般的であるようです。

アパレル業界未経験者がアパレル業界の本社勤務を目指すためには?

アパレル業界での本社勤務を紹介/Photo by Africa Studio

アパレル業界未経験者がアパレル業界の本社勤務を目指すためには、どうすればよいのでしょうか。それでは、アパレル業界未経験者がアパレル業界の本社勤務を目指す方法について、ご紹介していきます。

<スキルや経験を活かして転職する>

アパレル業界未経験者がアパレル業界の本社勤務を目指す方法の1つ目は、「スキルを活かして転職する」という方法です。この場合、基本的には、現職のスキルや経験を活かして、アパレル業界でも同じ職種を目指すという方向性になります。具体的には、1.人事、2.経理、3.総務、4.ウェブデザイナーなどに関するスキルや経験は、アパレル業界の本社勤務でも活かすことができるでしょう。なお、昨今では、ウェブサイトのエディターから、ECサイトの運営担当者を目指すという道も考えられます。

<未経験者OKの求人にチャレンジする>

アパレル業界未経験者がアパレル業界の本社勤務を目指す方法の2つ目は、「未経験者OKの求人にチャレンジする」という方法です。基本的には、未経験者も応募できるような本社勤務の求人は、あまり多くありません。ただし、欠員が生じたときなどには、募集が行われていることもあります。したがって、スキルや経験を活かすことができそうな未経験者OKの求人が出ていれば、積極的にチャレンジしてみるとよいでしょう。その際には、自身の強みを伝えることによって、アパレル業界の経験がなくても即戦力として活躍できることをアピールすることがポイントになります。

アパレル業界の本社勤務の求人を効率的に探す方法

アパレル業界の本社勤務の求人を効率的に探すためには、どうすればよいのでしょうか。それでは、「アパレル業界の本社勤務の求人を効率的に探す方法」について、ご紹介していきます。

<求人サイトを活用する>

アパレル業界の本社勤務の求人を効率的に探す方法の1つ目は、「求人サイトを活用する」という方法です。求人サイトを活用すれば、希望の勤務地や職種などを指定して、求人を検索することができます。昨今では、「未経験者OK」など、詳細に条件を指定して、求人を検索できる求人サイトも少なくありません。また、無料会員であっても求人の検索や求人への応募が可能な求人サイトもあります。したがって、求人サイトを活用するメリットは、たくさんの求人の中から応募する求人を絞り込みやすいことであるということができるでしょう。

<転職エージェントを活用する>

アパレル業界の本社勤務の求人を効率的に探す方法の2つ目は、「転職エージェントを活用する」という方法です。転職エージェントに希望の条件を伝えれば、希望に合致する求人情報を定期的に提供してもらうことができます。また、転職エージェントから、面接のサポートなどを受けることもできます。なお、応募者の経験やスキルによって、転職エージェントから紹介される求人情報の数が少なくなってしまう場合もあります。なぜならば、転職エージェントは、応募者の経験やスキルに合致した適切な求人を厳選して、紹介することが多いからです。

アパレル業界の本社勤務を目指して一歩踏み出そう

ここまでご紹介させていただいたように、アパレル業界で本社勤務を目指すための方法は、様々にあります。また、求人サイトの普及や転職エージェントサービスの充実などによって、以前に比べて、求人情報も探しやすくなっているということができるでしょう。アパレル業界の本社勤務を目指されている場合には、本稿を参考にして、夢の実現やキャリアアップに向けた一歩を踏み出されてみてはいかがでしょうか。(modelpress編集部)

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