皆様は、フィッティングモデルという仕事をご存じでしょうか。フィッティングモデルは、アパレル企業が商品を作る際に必ず必要なとても大事な仕事の一つです。しかしながら、フィッティングモデルの仕事内容については、あまり知られていないようです。そこで、本稿では、1.フィッティングモデルの仕事内容とやりがい、2.フィッティングモデルに向いている人の特徴、3.フィッティングモデルになるための方法について、ご紹介していきます。
フィッティングモデルとは?
フィッティングモデルとは、どのような仕事なのでしょうか。まずは、「フィッティングモデルの仕事内容」と「フィッティングモデルのやりがい」について、ご紹介していきます。
<フィッティングモデルの仕事内容>
フィッティングモデルは、アパレル企業が作るサンプル品を商品化の前に試着する仕事です。フィッティングモデルがサンプル品を試着することによって、アパレル企業は、サイズやシルエットなどを確認することができます。したがって、フィッティングモデルは、マネキンに近い役割を果たすということもできるでしょう。ただ、実際に生身の人間が試着をすることによって、着心地や体を動かしたときの状態などを確認することができます。そのため、より完成度の高い商品を作ることが可能になるのです。
<フィッティングモデルのやりがい>
フィッティングモデルになれば、服作りに直接的に関わることができます。なぜならば、サンプル段階の服を試着して、意見を述べることができるからです。フィッティングモデルは、個人的な好みではなく、着心地について、意見を述べていきます。そのため、ファッションに興味がある人やアパレル業界で活躍したいという希望を持つ人にとって、フィッティングモデルの仕事は、服作りの過程に携わることができるため、とても貴重な機会になるということができるでしょう。
フィッティングモデルに向いている人の特徴
フィッティングモデルには、どのような特徴を持つ人が向いているのでしょうか。それでは、「フィッティングモデルに向いている人の特徴」について、ご紹介していきます。
<標準的な体型>
フィッティングモデルに向いている人の特徴の1つ目は、「標準的な体型」であることです。多くの場合、アパレル企業は、主に標準的なサイズの服の製造・販売を行います。したがって、標準的な体型の人がフィッティングモデルとして求められることになるのです。アパレル企業によっては、身長・バスト・ウエスト・ヒップなどについて、細かく指定されている場合もあります。例えば、身長160cm・バスト83cm・ウエスト64cm・ヒップ90cmなどです。基本的には、いわゆる「モデル体型」の人がフィッティングモデルとして求められることは、あまり多くないようです。
<柔軟性がある>
フィッティングモデルに向いている人の特徴の2つ目は、「柔軟性がある」ことです。フィッティングモデルは、一日に何着もサンプル品の試着をしなければなりません。そのため、状況によっては、アパレル企業から、アシスタントとしての事務作業やサポートなどが頼まれることも少なくありません。したがって、フィッティングモデルには、スピーディーで柔軟な対応が求められるのです。ちなみに、予定外の日に緊急的な協力を求められるというケースも珍しくないようです。
フィッティングモデルになるためには?
フィッティングモデルになるためには、どうすればよいのでしょうか。それでは、フィッティングモデルになるための方法について、2つのステップに分けて、ご紹介していきます。
<ステップ1:求人を探す>
まずは、求人情報サイトや興味のあるアパレル企業のホームページなどから、フィッティングモデルの求人を探しましょう。その際、アパレル業界に特化した求人情報サイトや転職エージェントなどを利用すれば、求人を効率的に見つけやすくなるでしょう。
<ステップ2:条件を確認して、応募する>
フィッティングモデルには、体のサイズについて、細かい条件が定められています。条件を満たしていなければ、応募することはできません。したがって、複数の求人を確認して、応募できそうな条件を探すとよいでしょう。アパレル企業によって、定められる条件は異なります。基本的には、標準体型に近い場合の方が応募することができる求人を見つけやすいようです。
フィッティングモデルという仕事の魅力
いかがでしたでしょうか。ここまでご紹介させていただいたように、フィッティングモデルという仕事は、ファッションに興味がある人やアパレル業界で活躍したいという希望を持つ人にとっては、とても魅力的な仕事の一つであるということができそうです。これまで、フィッティングモデルという仕事をあまり知らなかった場合には、本稿をきっかけにして、フィッティングモデルという仕事に興味を持たれてみてはいかがでしょうか。(modelpress編集部)
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