アパレル店員の勤務時間は、シフト制になっていることがほとんどです。そのため、遅番を担当しなければならないことも少なくありません。アパレル店員の遅番の仕事は、早番や中番と比較したときには、どのような違いがあるのでしょうか。また、遅番が多い場合には、どのようなことを心がけるとよいのでしょうか。本稿では、1.アパレルショップの遅番の働き方、2.アパレルショップの遅番の特徴的な仕事、3.遅番が多いアパレル店員が意識したいことについて、ご紹介していきます。
アパレルショップの遅番の働き方とは?
アパレルショップの遅番になったときには、どのような働き方になるのでしょうか。まずは、アパレルショップの遅番の働き方について、ご紹介していきます。
<遅番の勤務時間>
アパレル店員の勤務時間は、多くの場合、シフト制になっています。そして、アパレルショップの営業時間に応じて、早番や遅番が決められます。なお、営業時間が長いアパレルショップの場合には、中番があるケースもあります。1日の勤務時間は、一般的には、8時間のようです。例えば、21時閉店のアパレルショップの場合には、休憩の1時間も含めて、12:30~21:30という勤務時間のパターンが多くあります。
<遅番のメリットとデメリット>
・遅番のメリット
遅番のメリットとしては、午前中の時間を有効活用できるということが挙げられるでしょう。例えば、午前中に家事や買い物を終わらせておくことができるかもしれません。加えて、前日に少し夜更かしをしてしまったときにも翌日の仕事の心配をする必要があまりないということも遅番のメリットということができるでしょう。
・遅番のデメリット
遅番のデメリットとしては、生活のリズムが不安定になりやすいということがあげられるでしょう。例えば、食事の時間や就寝の時間については、不安定になりやすいようです。加えて、遅番の場合には、仕事量が多くなりやすいという傾向もあります。なぜならば、例えば、平日には、仕事帰りのお客様が比較的遅い時間帯に来店されることが多いからです。また、早番から引き継いだ仕事が多いときには、残業しなければならないケースも出てくるようです。
アパレルショップの遅番の特徴的な仕事
アパレルショップの遅番の仕事は、早番や中番と比較したときには、どのような特徴があるのでしょうか。それでは、「アパレルショップの遅番の特徴的な仕事」について、ご紹介していきます。
<早番・中番からの引き継ぎ>
アパレルショップの遅番の特徴的な仕事の1つ目は、「早番・中番からの引き継ぎ」です。遅番は、早番や中番から、仕事を引き継がなければならないことが多くあります。引き継ぐ仕事の内容としては、1.お客様からのお問い合わせに対する回答、2.お客様からのご注文を受けた商品の在庫の確認、3.お客様から取り置きを頼まれた商品の管理などを挙げることができるでしょう。
<売り場の整理>
アパレルショップの遅番の特徴的な仕事の2つ目は、「売り場の整理」です。遅番は、閉店前に売り場の整理をします。例えば、1.商品の補充、2.商品の整理、3.什器の清掃などを行います。
<レジ締め>
アパレルショップの遅番の特徴的な仕事の3つ目は、「レジ締め」です。レジ締めとは、売り上げを確定させて、売り上げと現金とのずれの有無を確認する仕事です。なお、レジ締めは、セキュリティ管理や防犯管理の観点から、とても大事な仕事の一つです。
<翌朝の準備>
アパレルショップの遅番の特徴的な仕事の4つ目は、「翌朝の準備」です。遅番は、一般的には、引継ぎノートへの記入を行うことによって、早番に仕事の引き継ぎを行います。また、翌朝から、キャンペーンなどを実施するときには、1.POPの設置、2.キャンペーンの対象となる商品の陳列、3.レジの設定の変更なども行います。
遅番が多いアパレル店員が意識したいこと
遅番が多いアパレル店員は、どのようなことを意識すればよいのでしょうか。それでは、「遅番が多いアパレル店員が意識したいこと」について、ご紹介していきます。
<仕事の優先順位をつける>
遅番が多いアパレル店員が意識したいことの1つ目は、「仕事の優先順位をつける」ことです。遅番の仕事は、早番や中番から、仕事を引き継ぐことになりがちです。そのため、すべての仕事を終わらせようとすると勤務時間内には終わらなくなってしまうことも少なくないようです。出勤後には、閉店までの仕事を整理して、計画的に進めていくようにしましょう。
<生活リズムを整える>
遅番が多いアパレル店員が意識したいことの2つ目は、「生活リズムを整える」ことです。具体的には、極端に夜型の生活にはならないようにしたほうがよいでしょう。遅番が多い場合には、午前中の時間には余裕があるため、夜型の生活になりがちですが、夜更かしは、できるだけ控えて、規則正しい生活を送ることを心がけましょう。なぜならば、シフトによっては、当然、早番や中番を担当しなければならないケースも出てくるからです。夜型の生活に慣れてしまえば、急なシフトの変更に対応することは、難しくなるでしょう。なお、生活リズムを整えるためには、食事の時間が乱れないようにすることがポイントになります。例えば、夕食は、帰宅後ではなく、休憩時間などにしたほうがよいでしょう。また、就寝前の食事については、避けるようにしましょう。なぜならば、就寝前の食事によって、睡眠の質が下がってしまう恐れがあるからです。
アパレルショップの遅番の特徴を理解して働こう!
いかがでしたでしょうか。ここまでご紹介させていただいたように、アパレルショップの遅番には、メリットもデメリットもあります。また、早番や中番が担当する仕事との違いもあります。これらを正しく理解して働くことができれば、遅番が多くなったときにも健やかな生活を送りやすくなるでしょう。(modelpress編集部)
実際に働いている人の声は?
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