アパレル業界の展示会とは?当日の流れと参加者が押さえたいマナー

アパレル業界の展示会とは?当日の流れと参加者が押さえたいマナー

皆様は、アパレル業界の展示会について、ご存知でしょうか。アパレル業界では、アパレルブランドや卸売業者などによって、年に複数回、展示会が開催されています。それでは、アパレル業界の展示会では、どのようなことが行われているのでしょうか。本稿では、アパレル業界にいなければなかなか中身を知ることができないであろう「アパレル業界の展示会」について、ご紹介していきます。

アパレル業界の展示会とは?当日の流れと参加者が押さえたいマナー/Photo by SnvvSnvvSnvv

アパレル業界の展示会とは?

まずは、1.アパレル業界の展示会の概要と目的、2.アパレル業界の展示会の種類、3.アパレル業界の展示会の年間スケジュールについて、ご紹介していきます。

<アパレル業界の展示会の概要と目的>

アパレル業界の展示会では、アパレルブランドやアパレル商品を取り扱う卸売業者などによって、商品の展示が行われます。そして、取引先に対して、商品の販売も行われます。具体的には、新商品や人気が高い商品が展示され、その場で商談も行われます。したがって、アパレル業界の展示会の目的は、ブランドに対する認知の向上や新規顧客の開拓などを通して、有効な商談の数を増やすことであるといえるでしょう。なお、昨今では、新型コロナウイルスの影響により、オンライン上で行われる展示会も増えてきているようです。

<アパレル業界の展示会の種類>

アパレル業界の展示会は、大きく2種類に分けられます。まずは、特定のアパレルブランドが、独自に企画をして開催する展示会です。このような展示会は、すでに当該のアパレルブランドを認知している既存の顧客向けに開催されることが一般的です。これに対して、複数のアパレル企業が参加する合同展示会も存在します。なお、合同展示会は、新規顧客の獲得を目指して開催されることが多いようです。

<アパレル業界の展示会の年間スケジュール>

展示会が開催される時期や回数は、それぞれの展示会やブランドによって、異なります。まず、海外の展示会は、春夏展・秋冬展として、年に2回開催されることが一般的です。次に、アパレルブランドが主催する展示会は、季節ごとに1~2回の開催、つまり、年間では、4~6回程度の開催になります。そして、卸売業者による展示会は、年に8回程度開催されます。

アパレル業界の展示会への参加の流れ

アパレル業界の展示会に参加するときには、どのような流れになるのでしょうか。それでは、「アパレル業界の展示会への参加の流れ」について、ご紹介していきます。

<紹介状を手に入れる>

アパレル業界の展示会に参加するためには、多くの場合、展示会への招待状が必要です。招待状は、展示会の受付への提出が求められます。招待状を提出する際、名刺を一緒に渡すこともあるようです。なお、展示会への案内は、一般的には、バイヤーや広報担当者などに出されることが多いようです。

<担当者と交流する>

展示会では、招待主である担当者に挨拶をします。そして、互いのビジネスについて、近況報告などをしながら、交流を深めていきます。したがって、展示会は、関係構築の場であるということもできます。

<商品の紹介を受ける>

展示会では、アパレルブランドや卸売業者などから、商品の紹介を受けることも多くあります。なぜならば、展示会への参加の目的の一つは、新規顧客の開拓であるからです。アパレルブランドや卸売業者などから、新商品や人気が高い商品の紹介が行われ、そのまま商談に移ることも少なくないようです。

<商品を発注する>

展示会では、商品の紹介や商談が行われるだけではありません。商談がまとまった場合には、その場で商品の発注まで行われることもあります。一般的には、アパレル業界の展示会は、華やかなイメージが強いかもしれませんが、同時にビジネスの場であるということも忘れてはならないでしょう。

アパレル業界の展示会に参加するときのマナー

アパレル業界の展示会を紹介/Photo by g-stockstudio

アパレル業界の展示会に参加するときには、どのようなマナーが求められるのでしょうか。それでは、「アパレル業界の展示会に参加するときのマナー」について、ご紹介していきます。

<時間を守る>

アパレル業界の展示会に参加するときのマナーの1つ目は、「時間を守る」ことです。出入りが自由の展示会以外では、基本的には、遅刻をすることは厳禁となります。なぜならば、多くの展示会では、タイムスケジュールが決まっているため、遅刻をするとそれを乱してしまうことにつながる恐れがあるからです。

<担当者には、感謝を伝える>

アパレル業界の展示会に参加するときのマナーの2つ目は、「担当者には、感謝を伝える」ことです。招待主である担当者には、必ず祝辞と感謝を伝えるようにしましょう。具体的には、「この度は、おめでとうございます」や「意見交換ができて、とても有意義な時間でした」などのように伝えるとよいでしょう。祝辞と感謝を伝えれば、担当者にも「招待してよかった」と感じてもらえるはずです。なお、展示会の商品の記録を写真などにして残しておけば、展示会に参加した後の情報のインプットや担当者との関係構築などにも役立つでしょう。

<お祝いの品を贈る>

アパレル業界の展示会に参加するときのマナーの3つ目は、「お祝いの品を贈る」ことです。本来であれば、購入しなければならない招待状を贈呈された場合などには、招待主に対して、お祝いの品を贈ることがマナーであるとされています。例えば、1.花、2.お酒、3.お菓子などを贈るとよいでしょう。なお、招待状を購入した場合には、お祝いの品を贈る必要はありません。

アパレル業界の展示会への参加を有意義な時間にするためには?

いかがでしたでしょうか。ここまでご紹介させていただいたように、アパレル業界の展示会には、展示会への参加の流れや展示会に参加するときのマナーをしっかりと理解してから、参加する必要がありそうです。もし、アパレル業界の展示会に参加する機会を得た場合には、本稿でご紹介させていただいた内容を参考にしながら、展示会への参加を有意義な時間にしてください。(modelpress編集部)

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