外資系アパレル企業で働きたい!国内ブランドとはどう違うの?

外資系アパレル企業で働きたい!国内ブランドとはどう違うの?

昨今では、外資系アパレルブランドの日本への進出も見受けられるようになってきているため、外資系アパレルブランドで働きたいと思っている女性も多いのではないでしょうか。ただ、「外資系アパレルブランド」と一言で言っても、オシャレなアイテムを揃えたセレクトショップ型や、多数のアイテムを低価格で提供している大型アパレルなど、様々な形態の企業が存在します。実際に働いてみたときには、どのような点が異なるのでしょうか。本稿では、外資系アパレルブランドについて、国内アパレルブランドとの比較を交えながら、詳しくご紹介していきます。

外資系アパレル企業で働きたい!国内ブランドとはどう違うの?/Photo by GoncharukMaks

外資系アパレルブランドの動向

昨今の外資系アパレルブランドの動きには、どのような特徴があるのでしょうか。まずは、「外資系アパレルブランドの動向」について、ご紹介していきます。

<日本のアパレル市場における外資系アパレルブランド>

昨今の日本のアパレル市場は成熟しており、その規模は、横ばいの状態が続いています。そのため、日本から撤退する外資系ブランドもありますが、これまで通り、日本のアパレル市場を重視する外資系ブランドもあります。日本のアパレル市場を重視する外資系アパレルブランドには、日本では、安定的な売り上げを確保することができるという思惑もあるようです。しかしながら、外資系アパレルブランドの店舗数は、今後、減少する可能性もあります。これは、2020年の新型コロナウイルス感染症の拡大によって、「リアル店舗」を利用するお客様の数が激減しているからです。

<外資系アパレルブランドの事業内容>

昨今の外資系アパレルブランドの事業内容は、ラグジュアリーブランドとファストファッションという2つに二極化しています。まず、ラグジュアリーブランドは、ブランド戦略に沿って、比較的高い価格帯のアイテムを販売します。これに対して、ファストファッションは、トレンドの変化に合わせた旬のアイテムをお客様が手に取りやすいような比較的低い価格帯で販売します。なお、昨今のアパレル業界では、ECサイトの運営など、オンライン上の施策が進んでいます。ECサイトやSNSなどを活用して、商品を販売する外資系アパレルブランドの数も多いようです。その中には、リアル店舗を持たずにECサイトだけを運営する外資系アパレルブランドもあります。

外資系アパレルブランドと国内アパレルブランドの仕事内容の違い

外資系アパレルブランドと国内アパレルブランドの仕事内容は、どのような点が異なるのでしょうか。それでは、「外資系アパレルブランドと国内アパレルブランドの仕事内容の違い」について、ご紹介していきます。

<外資系アパレルブランド>

外資系アパレルブランドは、本国で決められた方針を、日本でも実行していかなければなりません。したがって、国内アパレルブランドと比較すると、外資系アパレルブランドには、より厳密なルールがあり、それを実行することが求められます。

働くときには、ブランドイメージを体現した制服を着用しなければならない場合が多く、ブランドイメージに合ったメイクやヘアスタイルにするように決められているところもあります。

販売員以外は、一般企業と変わらず、スーツ勤務が多く見受けられます。ただ、ブランドイメージやカラーが細かく設定されており、販売員以外にもブランドイメージに反しないファッションが求められます。

外資系アパレルブランドは、外資系企業なので、ショップミーティングなどで使われる専門用語は、全て英語です。したがって、外資系アパレルブランドで使われる単語を知らないという場合には、入社後に行われる研修では、苦労するかもしれません。

<国内アパレルブランド>

国内アパレルブランドは、外資系アパレルブランドと比較すると、カジュアルな雰囲気のブランドが多く見受けられます。国内アパレルブランドでは、本社勤務の一部の社員はスーツを着用しますが、基本的には服装は自由です。

国内アパレルブランドの販売員は、社員販売で自社ブランドの商品を購入し、自分でコーディネートします。国内アパレルブランドの販売員の服装で重要なのは、いかに自社ブランドをオシャレに着こなしてお客様にアピールしていくか、ということです。いわば、自分自身がマネキンになる、ということです。

新しいアイテムが入荷すると自分で買ってコーディネートし、お客さんが購入するきっかけを作ります。好きなブランドのファッションに身を包んで働くことが出来るのは、とても楽しいことでしょう。ただ、商品の購入については、社員割引はありますが、自己負担となります。

店頭での販売員は、外資系アパレルブランドよりも積極的にお客さんに話しかけます。「本日はどのようなアイテムをお探しでしょうか?」など、お客様とコミュニケーションをとるように指導されるのも特徴です。

お客様がお店にいないときには、ただ待機するのではなく、マネキンのコーディネートを替えたりアイテムをたたみ直したりなどのように作業をしながら待機するように指導されます。

外資系アパレルブランドに向いている人の特徴

外資系アパレルブランドには、どのような人が向いているのでしょうか。それでは、「外資系アパレルブランドに向いている人の特徴」について、ご紹介していきます。

<外資系アパレルブランドの求人の特徴>

外資系アパレルブランドは、ショップスタッフとオフィスタッフ、どちらの場合も商品の販売実績や会社への貢献度がダイレクトにインセンティブとして給与や待遇に大きく影響します。

つまり、どんなにシビアな状況でも数字や結果を出していくことに自信がある人には、とてもやりがいのある職場です。このように、成果主義にやりがいや達成感を見出せる人材が、外資系アパレル業界で求められる人材となります。

中途採用には、語学力を求められると考える人が少なくありませんが、販売経験などの専門性の高いスキルほうが評価されやすく、入社後に即戦力となる人材が求められています。語学力に自信がなくても海外研修制度を設けているところもあり、語学力を向上させる機会は入社後にもあります。また、海外研修では、世界中の社員と一緒に自社ブランドについて学ぶので、意識の向上につながります。

<外資系アパレルブランドに向いている人>

オフィスでは、英語が飛び交うことも少なくありません。基本的には、英語力の高い人が集まっているわけですから、自分の英語力を上げることもできるでしょう。したがって、外資系アパレルブランドは、現在の英語力よりも実践的な英語力をつけていきたい人にもオススメです。加えて、海外留学での経験を日本で活かしたいと考えている人にもぴったりの職場でしょう。

外資系アパレルブランドで働く方法

外資系アパレル企業で働くためには/Photo by Getty Images

「外資系アパレルブランド、私に向いているかも!働いてみたい!」そう思った方も多いのではないでしょうか。それでは、「外資系アパレルブランドで働く方法」について、ご紹介していきます。

<求人を探す>

外資系アパレルブランドの求人を探すときには、アパレル専門の求人サイトがオススメです。アパレルブランドの中でも外資系アパレルブランドは人気が高く、すぐに募集人数に達してしまうことが多いので、注意しましょう。

ポジションに空きが出た場合には、すぐに応募しましょう。そのためには、常に求人サイトをチェックしておくことが大切です。加えて、転職エージェントも活用すれば、効率的に求人情報を手に入れやすくなるでしょう。

<応募する>

応募については、履歴書の送付や面接など、国内アパレルブランドと変わりません。あまり緊張し過ぎることなく、一般的な転職活動と同様の対策をしていきましょう。

しかし、外資系アパレルブランドには、国内アパレルブランドのようなオシャレで自由な雰囲気はあまりありません。入社後もきっちりと働けるかどうかについて、面接で判断されます。

そのため、面接の際には、しっかりとしたスーツスタイルで身だしなみを整えましょう。また、メイクも派手にならないように気を付けてください。

外資系アパレルブランドでキャリアアップするためには?

外資系アパレルブランドでキャリアアップするためには、どのようなことが必要になるのでしょうか。それでは、外資系アパレルブランドでキャリアアップするための方法について、ご紹介していきます。

<成果を出す>

担当の売り場において、販売員として、目標の売り上げを達成することができれば、それは実績として認められます。外資系アパレルブランドにおける販売員からのキャリアアップとしては、特定のカテゴリーの売り上げを担当する責任者、店舗責任者、リテールディレクターというようにステップアップしていくケースが多いようです。基本的には、販売に関わる仕事に携わることが多くなります。もし、販売以外の仕事を担当したい場合には、人事担当者や上司にあらかじめ希望を伝えておくようにするとよいでしょう。

<専門的な知識を身につける>

販売員以外の仕事を希望する場合には、経験を重視されることが多くなります。経験を重視される仕事としては、1.マーチャンダイザー(MD)、2.マーケティング、3.プレスなどを挙げることができるでしょう。これらの仕事には、専門的な知識が要求されるため、経験者が採用されることが多いのです。そのため、専門学校への通学や資格の取得などを通して、専門的な知識を獲得することによって、希望のキャリアを目指すことができるケースも出てきます。具体的には、ファッションビジネス能力検定の取得やマーケティングに関する知識の獲得などを目指していくことになるでしょう。

適性や将来のキャリアを検討して、外資系アパレルブランドを目指そう

流行に敏感な人やファッションに興味がある人は、自ずと仕事への意欲も高くなります。外資系アパレルブランドは、その意欲をやりがいに変えてくれる職場です。毎日好きなブランドに囲まれて、意識の高い人たちとファッションに関われるのは、外資アパレルブランドで働く大きなメリットです。外資系アパレルブランドに少しでも興味が出てきたら、まずはアパレル求人サイトで外資系アパレルブランドの求人をチェックしてみましょう!(modelpress編集部)

実際に働いている人の声は?

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