アパレル業界の企業研究はどうやる?就活・転職で失敗しないようにするには…

アパレル業界の企業研究はどうやる?就活・転職で失敗しないようにするには…

【アパレル/モデルプレス】就職、転職で失敗してしまう理由はいくつかあります。その中でももっとも大きな理由になるのが、企業研究が足りないということです。しかし、実際に企業研究をしようと思っても、具体的なやり方やポイントがわからない人も少なくありません。そこで、今回は、アパレル業界に就活・転職したい人のための企業研究の方法についてご紹介します。

アパレル業界の企業研究はどうやる?就活・転職で失敗しないようにするには…/Photo by g-stockstudio

アパレル業界の企業研究とは?

就職、転職する際には、どのような業界であっても企業研究を行うのが一般的ですが、そもそも企業研究とは何なのか、その目的についてご紹介します。

<「企業研究=ブランドを調べる」はNG>

まずは企業研究の必要性と目的について整理します。企業研究は志望する企業の具体的な事業や仕事内容を調べることです。例えば、好きなブランドであっても、そのブランドの社風や働き方が自分の求めるものと合うとは限りません。

このとき、注意したいのは「企業研究=ブランドを調べる」ことだと勘違いしてしまうことです。ブランドはその企業が作ったものですが、就業するのはあくまでも企業であって、ブランドではありません。特にアパレルブランドはショップや雑誌、広告など企業PRが目に入りやすく、そのブランドに惹かれて就職や転職をするきっかけになることも少なくないでしょう。しかし、ブランドの価値は企業の価値とイコールではないことを十分に意識する必要があります。

<企業研究の目的とは?>

適切な企業研究を行うのは大きく2つの目的があります。1つ目は、自分と企業とのミスマッチのリスクを防ぐためです。就業した後で「こんなはずではなかった」「イメージしていたのと違う」と後悔しないためには企業研究の中でも就業規則や就業環境、福利厚生などの制度の充実度を調べることが大切です。そして、2つ目は就職、転職にあたり、説得力のある志望動機を書くためです。企業研究によってわかった特徴が、「いかに自分の考えやスキルに合っているのか」というポイントを具体的にアピールすることは採用の可能性を大幅にアップさせます。

企業研究で押さえておきたい項目

企業研究って?/Photo by wavebreakmedia

就職、転職する際に行う企業研究では業界によって、やり方や見るべきポイントが異なります。ここではアパレル業界の企業研究で、最低限押さえておきたい項目をご紹介します。

<会社概要>

企業研究の中でも基本となるのが会社概要です。設立年(企業の歴史)、資本金、従業員数などの企業の基本情報から、その企業の特徴や規模を把握します。また、会社概要では業界内の位置付けを知る手がかりにもなります。アパレル業界の複数の企業を比較することで、その企業の強みや弱みなどを知ることもできるでしょう。

<サービス内容>

その企業が取り扱っているブランドや商材、サービスなどを知るのも企業研究の重要なポイントです。特にアパレル業界では、ブランドや特定の商品などのイメージが強いため、どうしても消費者目線で考えてしまう傾向にあります。しかし、消費者として企業のサービスを受けることと、自分がサービスを提供する側になることには大きな隔たりがあることを意識しながら調べることが効果的な企業研究を行うコツです。

<採用情報>

どんなに経験やスキルがあっても、企業が求めるタイミングでなければ採用に至らないことは珍しくありません。そのため、求めている人材像や職種、ポジションを確認し、それぞれの業務内容を調べることも重要なポイントです。ただ、時には熱意ある問い合わせや応募によって、募集していないポジションでも採用されるケースもあります。

<経営情報>

企業研究の中でも、特に注意してみたい部分が経営情報です。財務状況、経営方針、活動報告などを見ると、その企業の経営状態がわかるものです。終業後の安定した生活を送るためにも、面接でのアピールのためにも、業績や今後の戦略を知っておいて損はありません。

<ニュースリリース>

企業の最新ニュース(新商品の案内、社会活動など)にしっかりと目を通すことも大切です。公開されているタイミング、内容を確認し、企業が注力している事業を把握しておきましょう。

アパレル業界の企業研究のポイント

ここでは、すぐに役に立つ、アパレル業界の企業研究の具体的なポイントについてご紹介します。

<企業研究のポイント>

アパレル業界の企業研究では、業界の動向も併せて調べることがポイントです。なぜなら、業界の動向を見ることで、業界の将来性や業界内での企業の立ち位置が見えてくる部分が多くなるからです。また、トレンドをキャッチしておくことも重要です。アパレル業界は流行の移り変わりが激しいため、その時々のトレンドやこれからの流行を取り入れる情報収集能力が不可欠です。面接や書類にも、その企業についてだけでなく、業界全体のトレンドや将来性について自分なりの考えが記述できるようにしておきましょう。

<情報収集の方法>

ほとんどの企業では複数の媒体で企業情報を発信しています。具体的には企業のホームページ、求人情報ページ、プレスリリース、ブランドのWebサイトやSNSなどです。内容が重複している場合もありますが、多くの場合はそれぞれの目的に合わせてメディア媒体や、表現を変えているので、その特徴もチェックしておきましょう。

企業研究をしながら自分について知る、考える

いかがでしたでしょうか?アパレル業界の企業研究は、他の業界に比べて、業界全体の動向に左右される部分が多くなるケースも少なくありません。そのため、できるだけ広い視野で企業研究をすることが求められます。一方で、志望している企業で働く理由を明確に伝えるためには自分自身の特性や希望を知ること、考えることも必要です。漠然と企業研究を行うのではなく、得た情報を常に自分の視点で見つめなおすことで、就職・転職に役立つ企業研究になるでしょう。(modelpress編集部)

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