<アパレル履歴書の書き方>長所と短所を活かして魅力をアピール!

<アパレル履歴書の書き方>長所と短所を活かして魅力をアピール!

【アパレル/モデルプレス】多くの履歴書には、長所と短所を記入する欄があります。素直に事実を書いて良いものなのか、何を書いたら良いのかと悩んでしまい筆が止まってしまう人は少なくないようです。しかし面接は履歴書をもとに進んでいくいわば台本のようなものなので、きちんと書けば採用される確率を上げることができます。そこで今回は、長所と短所を活かして魅力をアピールできる履歴書の書き方についてご紹介します。

<アパレル履歴書の書き方>長所と短所を活かして魅力をアピール!/Photo by Getty Images

客観的に自分の長所と短所を見つける

ここでは、客観的に自分の長所と短所を見つける方法についてご紹介します。

<履歴書での長所と短所>

なぜ、多くの履歴書は長所と短所を書かせるのか知っていますか?それは、担当者が履歴書に書かれた長所と短所の文章から、あなたの情報を得ようとしているからです。ただ単に、長所や短所を知りたいというよりも、あなたが自己分析を済ませているかを見ています。その他にも、採用後にどのような働き方をしてくれそうか、短所という課題をどのように解決してきたのかを見ています。そのために、ただ長所と短所を書き連ねただけではNGです。

<長所と短所を見つける方法>

ただ日常生活を送っていて、わざわざ長所や短所を意識する機会はなかなかありませんし、ましてやそれを文章に書き起こすことなど無いでしょう。そこでまずは自分の長所と短所を見つけるために、これまでの棚卸しをしてみましょう。職歴や実績、身に付けたスキルなど、これまでの経験を思いつく限り書き出してみるのです。そうすることによって、自分でも気付くことができなかった長所や短所が見えてくるでしょう。この作業をすると、面接時の受け答えもスムーズにできるようになるので、時間をかけてじっくりと取り組んでください。長所と短所は表裏一体になっていることが少なくありません。たとえば、コミュニケーション能力が高いという長所も、裏を返せば話好きでおしゃべりが長いという短所に言い換えることができます。長所は短所でもあり、短所は長所でもあります。

履歴書で長所と短所をアピールするコツ

ここでは、履歴書で長所と短所をアピールするコツについてご紹介します。

<履歴書の書き方の順>

志望する企業の規模にもよりますが、担当者は大量の応募書類に目を通すため、一枚の履歴書に割ける時間はとても少ないのが実情です。そのために分かりやすい文章を書くことを心掛けましょう。起承転結のある文章が良い文章だと一般的には言われていますが、それでは最後まで読まないと何を言いたいのか分からないため、履歴書には適していません。ですから、まず冒頭で結論を書いてから、長所、短所、短所を克服するためにしていること、という順番で書くようにすると担当者に理解してもらいやすくなります。

<長所>

まずは、長所から書いていきましょう。長所は採用された後に、仕事においてどのように活かせるのか分かるようにして書くことがポイントです。また、どうしても長所が見つからなかった場合は、短所を長所として捉えると書きやすくなります。たとえば、引っ込み思案な点が短所だった場合、何事にも慎重な性格だと言い換えてしまいましょう。他にも飽きっぽくて長続きがしない性格もチャレンジ精神があると言い換えることができます。長所を書く際は、具体的な経緯やエピソードを交え、面接官にあなたが実際に働いて長所を発揮している場面をイメージしてもらいやすくすることを心掛けましょう。また、できれば数字や成績など客観的に評価できるポイントを織り交ぜると、よりエピソードに説得力を持たせることができます。

<短所>

短所を書くことに悩む人は少なくありません。採用の場では自分を少しでもよく見せなければなりませんから、それも当然です。ですが、短所をどのように克服しようとしてきたのか、ということから問題が発生した際に、どのように解決するのかを担当者は見ているのでしっかりと書かなければなりません。ただ、あまりにもストレートな表現を使ってしまうと、職種の適性を疑われてしまうことにもなりかねません。たとえば販売職の採用に応募しているのに「人見知りの性格」と書くようなことは避けましょう。そのような場合は、「用心深い性格」などと言い換え、表現を和らげるとマイナス評価にはなりません。

<短所を克服するための努力や工夫>

短所についても長所と同じく、具体的なエピソードや事例を交えながら書く必要があります。主観的なことだけではなく、その短所ゆえに失敗してしまったエピソードなどを書くとよいでしょう。そして、ただ短所を書くだけではなく、どのような解決方法を試したのか、またその結果どのようになったのかを書くように心掛けましょう。そうすることによって、課題解決の能力があることをアピールできます。

<書き方のポイント>

考えすぎてしまう人がやってしまいがちなのは、長所と短所が矛盾した内容になってしまうことです。たとえば何事にも積極的に取り組むと長所では書いてあるのに、短所で人見知りであると書いてしまっては、内容に齟齬が発生してしまいます。自分で書いた文章は一度読み直して、確認しましょう。また、自己PRと長所と短所の書く欄が分かれていたとしても、ワンセットであることを意識しながら書くと、履歴書全体に説得力を持たせることができます。そのため、それぞれの欄の内容が重複していても問題はありません。

長所と短所のアピール例

履歴書の書き方を紹介/Photo by racorn

ここでは、履歴書での長所と短所のアピール例についてご紹介します。

例)長所:行動力がある、短所:せっかち

「私の長所は行動力があることです。大学時代にふと留学がしたいと思い立ち、1年間大学を休学してアルバイトをして留学費用を貯金しカナダに留学に行きました。思い立ったらすぐに行動に移してしまうせっかちな性格ゆえに、上手く行かないことも多くありました。仕事をしていくにあたって、周囲とのコンセンサスを取りながら、行動力がある強みを生かし積極的に仕事に取り組んでいきたいと考えています」

例)長所:責任感がある、短所:一人で抱え込みがち

「私の長所は責任感が強いことです。前職では責任感を評価され、店長を任されていました。ただ、仕事を自分一人で抱え込んでしまいがちなので、周囲の人に頼り、スタッフ全員で協力して店舗運営をできるように目指したいです」

例)長所:慎重、短所:引っ込み思案

「私の長所は物事を慎重に検討することです。前職では営業をしていましたが、商談の前は、お客様に分かりやすいように、何度も資料を確認して直前まで修正して、常に伝え方に気を付けていました。そのおかげもあって、部署での営業成績1位を取りました。ただ昔は、引っ込み思案な性格が災いし、商談で一歩踏み込むことができずにいましたが、それではいけないと一念発起し、異業種交流会に参加し人との関わりに慣れることによって克服しました」

例)長所:こだわりが強い、短所:優柔不断

「私の長所はこだわりが強いという点です。売り上げや顧客獲得目標など、一度やると決めたことは、こだわりを持ってやり遂げることができます。しかし、こだわりすぎて優柔不断になることがあります。そのため、根拠となる情報を集めたり、迷う時間を制限したりすることで迅速な判断を心がけています」

質の高い履歴書を用意して採用確率を上げましょう

いかがでしたでしょうか。担当者は履歴書からあなたの性格や人となりを見て、この企業で活躍できそうな人材か判断しています。そのため面接では履歴書をもとにして、話が進んでいくことでしょう。面接を突破し採用を勝ち取るためにも、まずは履歴書の質を上げてあなたの魅力をアピールしましょう。(modelpress編集部)

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