アパレル面接に適した服装は?「指定なし」のときの選ぶポイント

アパレル面接に適した服装は?「指定なし」のときの選ぶポイント

一般的な企業の面接では、リクルートスーツを着ておけば問題ありませんが、アパレル業界においては、「カジュアルな服装でお越しください」と指定されることも少なくありません。これは、採用担当者が、あなたがブランドイメージに合った人材か否かについて、見極めるために、そのような指定をしていると考えられます。しかし、「自由」と言われると逆に何を着たらよいのか分からなくなってしまうということも多いようです。そこで、今回は、アパレル面接時の服装選びのポイントについて、ご紹介していきます。

アパレル面接には何を着ていく?服装自由のときの選ぶポイント(photo-by-naka/Fotolia)

アパレル面接の服装は「指定なし」が基本

まずは、アパレル面接の服装について、ご紹介します。「服装自由」と指定されることは少なくありませんが、一部、例外もあります。それは、どのようなときなのでしょうか。

<アパレル企業の面接では、「服装自由」が多い>

アパレル業界においては、応募者のファッションセンスを知るために、面接時の服装を「自由」と設定している企業が少なくありません。ただ、服装自由だからといって、何でもよいわけでもなく、当然、コーディネートも採用基準の一部となっています。そのため、応募した企業のブランドイメージに沿ったコーディネートをする必要があります。

<職種によっては例外もある>

面接時に私服を審査されるケースは、アパレル販売員に多く、プレスや管理部門などの本社勤務の場合や、百貨店勤務、勤務時にスーツが支給されるようなラグジュアリーブランドの場合には、スーツを着用すべきでしょう。しかし、リクルートスーツは避け、面接を受ける企業のブランドイメージやデザインに近いスタイリングを心掛けましょう。最も間違いがないのは、受けるブランドのスーツを着ることですが、全身を受ける企業のブランドで揃えることは、簡単なことではありません。そのような場合には、スカーフなどの小物を取り入れるとよいでしょう。

アパレル面接にNGな服装

ここからは、アパレル面接にNGな服装について、ご紹介していきます。他の業界には見られないアパレル業界特有のNGが存在しています。

<カジュアルすぎる服装>

カジュアルすぎる服装(提供写真)

ダメージ加工が施されたアイテムや、Tシャツは、清潔感に欠けるため、避けた方が無難といえます。また、デニムをメインに扱っているブランドでない限り、デニムもカジュアル過ぎると思われてしまう可能性があります。

<露出が多い服装>

露出が多い服装(提供写真)

露出が多い服装は、面接というフォーマルな場にはそぐわないため、絶対に避けましょう。企業は、あなたの一般常識を見ています。カジュアルすぎる服装も、露出が多い服装も一般常識がないと見なされてしまう可能性があります。

<リクルートスーツ>

リクルートスーツ(提供写真)

他の業界では、リクルートスーツを着ていけば、まず問題はありませんが、アパレル業界では、それは当てはまりません。「アパレル業界に興味がないのでは?」と判断されてしまうからです。スーツを着用する場合でも、おしゃれに気を使っていることをアピールすることが重要です。

<全身ブランドアイテム>

面接を受ける企業のブランドが好きなことをアピールするために、全身をそのブランドのアイテムでコーディネートしようとする人も少なくありませんが、これは必ずしもしなければならないことではありません。複数の企業に応募していたり、高価で手が出せなかったりする場合には、アクセサリーなどの小物を取り入れる程度で十分です。

<他社ブランドがわかりやすいアイテム>

他社ブランドがわかりやすいアイテム(提供写真)

全身を受けるブランドのアイテムで揃える必要はありませんが、他社ブランドであることが一目で分かるようなアイテムも避けましょう。他社ブランド名のロゴが目立つアイテムや、他社ブランドのヒット商品は、印象がよいとはいえません。また、ハイブランドのバッグも多くの人が知っているため、他社ブランドは避けたほうが無難です。

アパレル面接時の服装のポイント

ここからは、アパレル面接時の服装のポイントについて、ご紹介していきます。面接官に好印象を持ってもらえる服装とは、いったいどのようなものなのでしょうか。

<清潔感>

アパレル販売員は、接客業なので、清潔感を欠かすことはできません。特に、アパレル業界では、服のシワやシミなどにも注意しましょう。また、コーディネート以外にも、髪型がぼさぼさであったりすると、清潔感がないと受け取られてしまいます。最低限の身だしなみができるか否かについて、企業は見ています。面接の前には、今一度チェックし、日頃のケアも欠かさないようにしてください。

<トレンド>

トレンドを取り入れた服装をすれば、最新のファッションに敏感であるという印象を与えることができます。面接に応募する企業のブランドが取り扱う最新のアイテムについては、必ずチェックするようにしましょう。また、同じようなテイストの他のブランドも参考にするとよいでしょう。

<着こなし>

独自の工夫によって、おしゃれな着こなしができているとよいでしょう。面接時にスーツやジャケットを指定されている場合には、首周りにそのブランドのスカーフなどを取り入れることによって、アピールすることができます。また、スーツを着用する際は、面接を受ける企業のブランドイメージに近いスタイリングやデザインのアイテムを選ぶようにしましょう。加えて、最新のコーディネートも取り入れることができるとよいでしょう。

アパレル面接時に、服装に加えて意識したい身だしなみ

アパレル面接時には、服装以外にも意識したい身だしなみがあります。ここからは、アパレル面接時に、服装に加えて意識したい身だしなみについて、ご紹介していきます。

<靴>

パンプスなどがオススメ(提供写真)

アパレル面接時には、ヒールのあるパンプスやローファーなどがおすすめです。スニーカーやサンダル、ブーツなどは、面接というフォーマルな場にはそぐわないので、避けましょう。

<髪型>

全体の印象を決めてしまう髪型は、どのようにしたらよいのか悩むところだと思います。これも清潔感が出るようにするためには、前髪や顔周りの髪が邪魔にならないような髪型にすることを心掛けましょう。ショートやミディアムの場合には、そのままでもよいですが、ロングの場合には、ハープアップにすることによって、上品さとともに華やかさを演出することができます。また、ポニーテールも真面目な印象を与えることができます。

<メイク>

メイクは、ブランドコンセプトに合っていることや本人に似合っていることが重視されます。ただし、ボリュームのあるまつげは、避けた方がよいでしょう。まつ毛の過度なボリュームは、派手な印象になってしまう場合もあるからです。派手な印象から、清潔感を感じることは難しいでしょう。また、ノーメイクは、身だしなみが整っていないという印象を与えてしまうため、避けるようにしましょう。

<カラーコンタクト>

カラーコンタクトは、ナチュラルなカラーであれば、OKであることが多いようです。ただし、明らかに違和感を与えてしまうカラーコンタクトは、避けるようにしましょう。例えば、1.明るすぎるカラー、2.レッド、3.グレーなどです。

<ネイル>

シンプルで清潔感のあるネイルであれば、OKであることが多いようです。例えば、1.ピンク、2.ベージュ、3.フレンチネイルなど、派手になり過ぎないカラーにするとよいでしょう。なお、マニキュアがはがれていないかなど、細かいところまでチェックするようにしましょう。

センスあふれる服装で、面接官に好印象を与えよう

面接というフォーマルな場であることを念頭に置きながらも、自分のファッションセンスを活かした服装をして、面接官へのアピールポイントにしましょう。面接官に「今日のコーディネートのポイントを説明してください」と質問されたときには、きちんと答えることができるようになっておくことが理想です。そこから逆算すれば、どのような服装をすべきなのかについての答えは、自ずと導き出されることでしょう。(modelpress編集部)

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