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「グレーダー」ってどんな仕事?服のサイズ展開を担うスペシャリスト

【アパレル/モデルプレス】「グレーダー」という仕事をご存知でしょうか。グレーダーはアパレルアイテム製作の中でも欠かすことのできない重要な役割を担うスペシャリストです。そのため、仕事をこなすためにはいくつかの外すことのできないポイントもあります。今回は、グレーダーの仕事内容やグレーダーを目指すために必要なスキルをご紹介します。

「グレーダー」ってどんな仕事?服のサイズ展開を担うスペシャリスト/Photo by giulia186

グレーダーの仕事とは?

グレーダーとはいったいどのような仕事をするのでしょうか?まずはグレーダーの仕事内容についてご紹介します。

<グレーディングをする人>

グレーディングとは、サイズ展開をすることを指す専門用語です。グレーダーは、パタンナーが作った標準サイズの型紙を基に、異なるサイズのパターンを作ります。サイズのパターンはXSからXLや4Lなど幅広いサイズに対応できるように作ることを求められます。

<パタンナーの仕事を引き継ぐ役割>

グレーダーの仕事はパタンナーの仕事を引き継ぐ役割ともいえるでしょう。アイテムの原型を作るのはパタンナーの仕事で、その原型をグレーダーが引き継いで作業をします。原型を基に、細かい箇所のパターンの変更やサイズ展開を行っていきます。なかにはグレーダーとパタンナーを兼用している人もいます。その場合はアイテムの原型を作るところから、細かいデザインやサイズ展開までを全て引き受けます。

<アパレル業界の製作方法>

アパレルアイテムは、様々な役割の担当者が携わりながら制作していきます。デザインから制作、そして販売までを全て1人で担うことはほとんどありません。グレーダーもその製作に関わり、担当する細かなデザインやサイズ展開はアイテム製作で重要なポイントになります。

グレーダーの仕事の大切なポイント

グレーダーはアパレルアイテム製作の中で重要な役割を担っています。続いては、グレーダーの仕事のポイントについてご紹介します。

<デザインのバランス感覚>

グレーダーの仕事内容の1つであるサイズ展開は、パタンナーから引き継いだ型紙を単純に拡大・縮小するだけではありません。サイズが変わっても、アパレルアイテムのデザインのバランスが崩れないように調整する必要があります。そのため、全体のバランスを見て判断するセンスがグレーダーの仕事の重要なポイントになります。

また、アパレルアイテムの細かなパターンは平面だけではなく立体的なものを作成する場合があります。パターンの作成でもデザインのバランス感覚が求められます。

<デザイナーやパタンナーとイメージを共有する>

アパレルアイテムの製作は複数の担当者が関わっています。とくにグレーダーの仕事はデザイナーやパタンナーとの連携が重要です。グレーダーがしっかりとデザイナーやパタンナーとコミュニケ―ションを取れていないと、グレーディングによってアパレルアイテムのデザインやイメージは大きく変わってしまうことがあります。したがってグレーダーは事前にデザイナーやパタンナーとデザインやアパレルアイテムのイメージを共有しておく必要があります。このようにすることで、パタンナーやデザイナーが作ったアパレルアイテムの良さを損なうことなくグレーディングを行うことができます。

<ターゲットを意識したサイズ展開>

ワンサイズしかないアパレルアイテムは購入者のターゲットを狭くしてしまいます。反対に、幅広いサイズ展開はアパレルアイテムの売れ残りに繋がってしまいます。したがって、担当するアパレルアイテムのターゲットを意識したサイズ展開を考えるのもグレーダーの仕事のポイントです。アパレルアイテムのデザインやブランドに合わせて、どこまでサイズ展開をするかを考えます。

グレーダーになるには?

グレーダーを紹介/Photo by UfaBizPhoto

それでは、グレーダーになる際に求められるスキルや目指すための方法についてご紹介します。

<グレーダーに必要なスキル>

グレーダーはアパレルアイテム製作で重要な役割であるため、様々なスキルが要求されます。

まずはCADスキルが必要になります。CADとは、設計図の作成などに用いる製図ソフトのことです。アパレル用のCADソフトを使用して型紙を作るため、資格があると転職しやすくなります。またCADはパソコンを操作して行うため、パソコンのスキルも同時に必要になります。

次にコミュニケーションスキルも重要になってきます。グレーダーはデザイナーやパタンナーなど様々なアパレルアイテム製作の関係者と関わることが多いです。前後のアパレルアイテム製作過程を行う担当者とスムーズに連携することが重要なので、コミュニケーションスキルが求められるでしょう。

<グレーダーを目指すための方法>

まずはファッション系の専門学校や大学、短大でグレーダーに必要なファッションの知識を学びましょう。その後、繊維メーカーやアパレルメーカーなどに転職し、さらに技術を身につけます。グレーダーは専門性が高く、必要な職種のため、技術を身につければ需要も多いです。中には独立してフリーとして活躍する人もいます。

高いスキルが求められるグレーダー

いかがでしたでしょうか?グレーダーはアパレルアイテムを製作する中でも重要なポジションです。責任がある分、とてもやりがいのある仕事と言えるでしょう。自分のファッションセンスに自信のある方にオススメの仕事です。(modelpress編集部)