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ニッパチ(二八)とは?アパレル業界が閑散期といわれる理由

【アパレル/モデルプレス】アパレル業界に馴染みがない人は、「ニッパチ」という言葉をあまり耳にしたことがないかもしれません。ニッパチとはアパレル業界で売り上げを上げるためには、知っておきたい閑散期のことです。売り上げに貢献するためには、事前にニッパチの対策を取っておく必要があります。それでは、ニッパチの意味や閑散期の乗り切り方についてご紹介します。

ニッパチ(二八)とは?アパレル業界が閑散期といわれる理由/Photo by Getty Images

ニッパチ(二八)とは?

ニッパチはアパレル業界で良く耳にする言葉の1つです。まずは、ニッパチの意味についてご紹介します。

<ニッパチの意味>

ニッパチ(二八)とは、2月と8月に売り上げが下がることを示した言葉です。このニッパチという言葉は、流通業界や小売業で使われることが多いです。アパレル業界でも、このニッパチという言葉が使われ、同様に2月と8月は閑散期と言われています。

<事前の対策が必要>

アパレル業界にも2月と8月が閑散期になるニッパチがあります。ニッパチで大幅に利益が落ち込んでしまうと、経営に影響する可能性もあります。閑散期になることは分かっているので、事前にニッパチの対策をしておくことが重要です。このようなニッパチへの対策次第では、ニッパチでもまったく売れないという事態は避けられます。

ニッパチ(二八)に売り上げが伸びない理由

それでは、なぜニッパチに売り上げが伸びなくなるのでしょうか。続いては、ニッパチに売り上げが伸びない理由についてご紹介します。

<季節の変わり目で、新しい服を買う人が少ない>

ニッパチと呼ばれる2月と8月は、2月は冬から春への、8月は夏から秋への、と次のシーズンの新作との入れ替え時期です。ニッパチはこのように季節の変わり目のため、例えば2月では「まだ冬服のシーズンかな」、「春服を買うには少し早すぎるかも」と考えているお客さまが多く、売り上げが伸びづらくなります。また、2月や8月はちょうど冬と夏のセールが終わった頃でもあり、セールで一通りショッピングを楽しんだ直後のため購買意欲が下がる傾向にあるのです。このような購買意欲の減少も、2月と8月に新しい服を買う人が少なくなる原因の1つと考えられます。

<出費が抑えられる時期でもある>

2月は、その1、2か月前の12月や1月にクリスマスや年末年始などの行事があります。そのような行事では、節約しようとしても出費がかさんでしまいがちです。その反動で、2月は出費を抑えようとするお客さまが多いため、売り上げが落ちてしまいます。

続いて8月は、お盆や夏休みがあります。そのため長期休暇を利用して、実家に帰省したり旅行へ出かけたりするお客さまが多くなります。このような移動に伴う出費が多くなるため、反動で洋服などへの出費を節約しようとします。その結果、8月の売り上げも落ちてしまうのです。

<季節的に購買意欲が下がる>

もう1つのニッパチで売り上げが落ちる原因が、季節的な要因で購買意欲が下がってしまうということです。2月はまだ肌寒く、8月は暑さが残っているため外出が減ってしまい、お客さまの購買意欲も下がってしまいます。また、次のシーズンのアイテムのイメージができていない場合は、どのようなアイテムが欲しいかのイメージも出来ないお客さまが多いです。そのため、アパレル店舗に来てもピンとくるアイテムが見つからないと言う場合もあります。

アパレル業界でニッパチを乗り越える方法

ニッパチについて紹介/Photo by racorn

安定して売り上げを伸ばすためには、ニッパチを乗り越えなければいけません。それでは、アパレル業界でニッパチを乗り越える方法についてご紹介します。

<インバウンドを活用する>

インバウンドとは旅行目的で日本を訪れる外国人のことです。中華圏からの旅行者はこのインバウンドの多くを占めており、さらに2月はこの中華圏の旧正月である春節の時期です。中華圏では春節に長期休暇となるため、2月は中華圏からの外国人観光客が増加します。このような中華圏からのインバウンドを利用することで、ニッパチによる2月の売り上げ減少を防ぐことができます。外国人需要を狙ったインバウンド戦略を行っている企業が多いのは、このような目的があるからです。

<季節のイベントと掛け合わせて注目度を上げる>

2月はバレンタインデーがあり、チョコレート業界は繁忙期になります。バレンタインデーに合わせて購買を促すなど、季節のイベントと掛け合わせることでニッパチを乗り越えることができます。例えば、バレンタインデーのチョコと一緒に贈るプレゼントを販売することも、お客さまの購買意欲を上げる戦略の1つです。

<繁忙期にできないことを行う>

ニッパチの売り上げの落ち込みは事前に予想できることなので、閑散期にしかできないことを行う期間にあてるのも、ニッパチの賢い対策の1つです。社員の接客力向上のための研修や、店内の大幅なディスプレイ変更などもこのニッパチの時期に合わせて行うと良いでしょう。

ニッパチを上手く利用して売り上げに繋げる

いかがでしたでしょうか?流通業や小売業と同様にアパレル業にもニッパチはあります。ニッパチと上手く付き合っていくためには事前に対策を取っておくことが重要です。上手くニッパチの対策を考え、売り上げに繋げましょう。(modelpress編集部)