体型も性別も自由!顧客ニーズに合わせたファッションの多様化とは?

体型も性別も自由!顧客ニーズに合わせたファッションの多様化とは?

【アパレル/モデルプレス】「顧客ニーズに合わせたファッションの多様化」とは、どのようなものなのでしょうか。近年は、体型や性別に関係なく、それぞれの顧客ニーズに合わせたファッションが、多く登場してきています。それでは、顧客ニーズに合わせて多様化するファッションについてご紹介します。

体型も性別も自由!顧客ニーズに合わせたファッションの多様化とは?(Photo by Africa Studio/Fotolia)

ダイバーシティ化が進むファッション業界

「ダイバーシティ化が進むファッション業界」では、どのようなことが起きているのでしょうか。まずは、ダイバーシティ化が進むファッション業界についてご紹介します。

<モデルの多様化>

ダイバーシティ化が進むファッション業界では、「モデルの多様化」が起きています。一昔前までは、「ファッション・モデル」と言えば、いわゆる「白人」のモデルがほとんどでした。しかしながら、近年では、人種や体型、性別などにかかわらず、さまざまなモデルを起用しているブランドの評価が高い傾向にあるようです。

<華奢な白人だけがモデルではない>

したがって、近年では、「華奢な白人だけがモデルではない」ということができるでしょう。このようなムーブメントの背景としては、人種による差別や、痩せるための不健康な食生活などが、批判の的になっているということがあるようです。SNSを中心に、さまざまな人種や体型のモデルやブロガーが注目されるようになってきています。

着たい服を好きに着ることがファッションの自由

「着たい服を好きに着ることがファッションの自由」であるという、ある意味では当たり前の考え方が、近年では見直されてきているようです。それでは、近年における「ファッションの自由」についてご紹介します。

<近年の日本のファッション>

一昔前まで、日本では、「みんなと同じような格好をすること」が「好意的」であるととらえられることがほとんどでした。しかし、近年では、日本も海外の考え方に近づき、自分の好きな服を自由に着る人が多くなってきました。

<ファッションはそれぞれの自由>

近年では、「自分で自分のファッションをプロデュースする人」こそが、「おしゃれな人」であると考えられることが、多くなってきているようです。この根底には、「自分らしく自由に選べるからこそ、ファッションを楽しむことができる」という考え方の広まりが、広く影響していると考えられます。

顧客ニーズに合わせた専門的なファッション

顧客ニーズに合わせて多様化するファッションを紹介/Photo by g-stockstudio

「顧客ニーズに合わせた専門的なファッション」とは、どのようなものなのでしょうか。それでは、顧客ニーズに合わせた専門的なファッションについてご紹介します。

<ぽっちゃり体型向けの市場が盛況>

近年では、「ぽっちゃり体型向けの市場が盛況」となっています。海外では、ぽっちゃり体型のモデルを「プラスサイズ・モデル」と呼ぶそうです。日本でも、ふくよかな体型の女性をターゲットにしたブランド市場が盛況となっています。最近では、ぽっちゃり体型の女性やふくよかな体型の女性向けのアイテムを、専門に扱う通販サイトの数も、増えてきているようです。

<トランスジェンダー・モデルを起用>

近年では、「トランスジェンダー・モデルを起用」することも、増えてきているようです。このムーブメントには、トランスジェンダー・モデルを起用することで、「性別に関係なくファッションを楽しむことができること」をアピールしたいという狙いがあると考えられます。いわゆる「女性らしい」アイテム「男性らしい」アイテムではなく、「女性でも男性でも着られる」というようなアイテムが、ファッション業界に登場してきているととらえることもできそうです。

<胸の大きい女性に合わせたブランドが登場>

アパレルショップの店頭に並んでいるマネキンの多くは、服をきれいに見せるために、胸が小さめに作られています。そのため、胸の大きい女性が、実際にマネキンが着ているアイテムと同じアイテムを着ると、イメージが変わってしまうということも多くあります。そこで、近年では、「胸の大きい女性に合わせたブランド」が、多く登場してきています。胸の大きい女性に合わせたブランドの多くでは、シャツやジャケットなど、これまでは胸が大きいことで着こなしづらかったアイテムも、豊富に品ぞろえがされているようです。

本当のおしゃれとは何かを問い直す時代に

いかがでしたでしょうか?これまで見てきたように、近年では、それぞれの顧客ニーズに合わせて、ファッションは多様化してきています。「みんなと同じような格好をする」という考え方は、もはや時代遅れになってきているのかもしれません。このように考えると、ある意味では、「本当のおしゃれとは何か?」ということを、改めて問い直すべき時代が到来しているということができるのではないでしょうか。みなさんも、自分らしいファッションを身にまとっておしゃれを楽しむというのも良いかもしれません。(modelpress編集部)

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