【アパレル/モデルプレス】「アパレル業界で評価されるポートフォリオ」とは、どのようなものなのでしょうか。それでは、アパレル業界で働くために必要な、ポートフォリオの基礎知識やポートフォリオの作り方についてご紹介します。
ポートフォリオの基礎知識
そもそも、「ポートフォリオ」とは、どのようなものなのでしょうか。まずは、ポートフォリオに関する基礎知識についてご紹介します。
<ポートフォリオとは?>
ポートフォリオとは、一般的には、「自分の能力」や「これまで制作してきたもの」をアピールするための作品集のことを指します。主に、「クリエイティブ職」への転職や就職をする際の選考時に、ポートフォリオの提出が求められます。ここでのクリエイティブ職とは、例えば、デザイナーやパタンナー、そしてスタイリストなどです。また、ポートフォリオの主な構成は、一般的には、「自己紹介」「作品紹介」「今後のビジョン」などになります。
<ポートフォリオに用いられる主な媒体>
それでは、「ポートフォリオに用いられる主な媒体」には、どのようなものがあるのでしょうか。ポートフォリオに用いられる主な媒体としては、「製本」「ポケットファイル」「PDFファイル」などが挙げられます。また、「ウェブサイト」や「動画」なども、ポートフォリオの一つであると考えられます。「自分の作品が、魅力的に伝わる媒体」を選定するようにしましょう。
アパレル業界のクリエイティブ職で評価されるポートフォリオとは?
「アパレル業界のクリエイティブ職で評価されるポートフォリオ」とは、どのようなものなのでしょうか。それでは、アパレル業界のクリエイティブ職のポートフォリオで、重視される点についてご紹介します。
<オリジナリティがある>
アパレル業界のクリエイティブ職のポートフォリオで、重視される点の1つ目は、「オリジナリティ」です。他にはないオリジナリティを出すことができると、担当者の目に留まりやすくなります。ここでは、ポートフォリオが、「魅力的」であることはもちろんのこと、「新しさ」があるデザインであるかどうかということが、とても大切になります。他のアーティストからの影響などを感じさせない作品が求められると考えられます。また、当たり前のことですが、著作権を侵害しているものについては、「問題外」となります。
<作品の完成度が高い>
アパレル業界のクリエイティブ職のポートフォリオで、重視される点の2つ目は、「作品の完成度」です。一つの作品のだけではなく、すべての作品の完成度が高いと、担当者から、「確かなスキル」があると判断されやすくなります。したがって、作品数を増やすことよりも、完成度の高い作品に絞って掲載することを心がけるようにしましょう。その際、「苦手なジャンル」については、省くことも視野に入れるようにしているとよいでしょう。
<情報が分かりやすい>
アパレル業界のクリエイティブ職のポートフォリオで、重視される点の3つ目は、「情報が分かりやすい」ということです。「作品のレベル」だけではなく、「ポートフォリオが、相手に伝わりやすくまとめられているか」という点も、選考基準に加えられていることが多くなっています。この点からは、応募者の「コミュニケーション能力」や「情報発信スキル」が見定められていると考えられます。
魅力的なポートフォリオを作るポイント
「魅力的なポートフォリオを作るポイント」とは、どのようなものなのでしょうか。それでは、魅力的なポートフォリオを作るポイントについてご紹介します。
<事前にポートフォリオの方向性を固めておく>
魅力的なポートフォリオを作るポイントの1つ目は、「事前にポートフォリオの方向性を固めておく」ことです。インターネットや書籍などから、ポートフォリオの実例を調べて、参考にするようにしましょう。その際、媒体の種類・デザイン・仕様などに注目するようにしましょう。また、「相手に興味を持ってもらいやすい」ポートフォリオを作成するように、心がけましょう。
<プロフィールには、自分の趣味や特技も記載する>
魅力的なポートフォリオを作るポイントの2つ目は、「プロフィールには、自分の趣味や特技も記載する」ことです。「自分の嗜好」を担当者に知ってもらうことで、「自分自身の魅力」が伝わりやすくなると考えられます。加えて、クリエイターとしての「タイプ」についても、明確に記載するとよいでしょう。ここでのクリエイターのタイプとは、スタイリスト、メイクアップアーティストなどのことです。
<制作プロセスを伝える>
魅力的なポートフォリオを作るポイントの3つ目は、「制作プロセスを伝える」ことです。アイデアを発展させて、作品に昇華させたプロセスを伝えるようにしましょう。その際、「事前に行ったリサーチ」や「使用した素材」など、実績や作品だけではなく、「これまでの経緯」が書き添えられているとよいでしょう。
<ボリュームを調整する>
魅力的なポートフォリオを作るポイントの4つ目は、「ボリュームを調整する」ことです。書類選考や面接などの時間は、限られています。したがって、短時間で「良さ」が伝わる作品を選別して、まとめるようにしましょう。その際、類似した作品を掲載しないように、注意することが大切になります。加えて、最初と最後のページには、「自信のある作品」を持ってくると、担当者の印象に残りやすくなります。
<志望する企業に合わせた作品集を作る>
魅力的なポートフォリオを作るポイントの5つ目は、「志望する企業に合わせた作品集を作る」ことです。ポートフォリオの「使い回し」は、しないようにしましょう。志望する企業の「ブランドコンセプト」や「事業内容」に合わせて、ポートフォリオの構成を見直しましょう。
<ディテールにこだわる>
魅力的なポートフォリオを作るポイントの6つ目は、「ディテールにこだわる」ことです。具体的には、「用紙」や「印刷」の質などに、妥協しないようにしましょう。「色」や「画像の解像度」なども同様です。「自分の作品の良さ」が伝わる色・サイズ・用紙を選択するようにしましょう。
魅力的なポートフォリオを作るポイントを押さえて、他の求職者に差をつける
いかがでしたでしょうか?アパレル業界のクリエイティブ職の選考では、ポートフォリオの出来栄えが、とても重視されています。本稿でご紹介した「魅力的なポートフォリオを作るポイント」を押さえて、他の求職者に差をつけましょう。(modelpress編集部)
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