【アパレル/モデルプレス】アパレル業界における「クリエイティブディレクター」とは、どのような仕事なのでしょうか。アパレル業界において、クリエイティブディレクターは、とても重要な役割を担っており、様々なスキルが求められています。本稿では、アパレル業界におけるクリエイティブディレクターの役割、クリエイティブディレクターに求められる能力、そしてクリエイティブディレクターを目指す方法について、ご紹介していきます。
アパレル業界におけるクリエイティブディレクターとは?
そもそも、アパレル業界において、クリエイティブディレクターは、どのような役割を担っているのでしょうか。まずは、アパレル業界におけるクリエイティブディレクターの役割について、ご紹介していきます。
<クリエイティブディレクターとは?>
アパレル業界において、クリエイティブディレクターは、服のデザインをはじめとして、ブランドの広告やイメージ戦略などまでを統括しています。したがって、クリエイティブディレクターは、「ブランド・ビジネスの責任を担うポジション」であるといってよいでしょう。昨今では、インターネットの普及によって、ブランドイメージが、世界中に広まりやすくなりました。このような状況下では、ブランドイメージを戦略的にコントロールする必要が生じるのです。
<デザイナーとの違い>
クリエイティブディレクターとデザイナーの違いとは、どのようなものなのでしょうか。アパレル業界において、デザイナーは、クリエイティブディレクターが示す方針に沿って、デザインをする人のことを指しています。具体的には、デザイナーは、新商品の企画や新商品の提案などを行うこととなります。ちなみに、デザイナーであった方が、クリエイティブディレクターになるというケースも少なくないようです。
クリエイティブディレクターに求められる能力
アパレル業界において、クリエイティブディレクターには、どのような能力が求められるのでしょうか。それでは、クリエイティブディレクターに求められる能力やスキルについて、ご紹介していきます。
<創造力>
クリエイティブディレクターに求められる能力の1つ目は、「創造力」です。クリエイティブディレクターは、ブランド独自のコンセプトを作り上げることができなくてはなりません。これは、ブランド独自のコンセプトを作り上げることによって、他社との差別化を図るためです。したがって、クリエイティブディレクターには、これまでにない施策やデザインなどを生み出すことができる創造性が求められるのです。
<先を読む力>
クリエイティブディレクターに求められる能力の2つ目は、「先を読む力」です。クリエイティブディレクターは、この先に流行することを見極め、それらをいち早くブランドに取り入れていかなければなりません。したがって、トレンドやニュースなどから、今後のファッション業界の動向を予想し、それに向けての対策を講じていくことができなければならないのです。
<プロデュース力>
クリエイティブディレクターに求められる能力の3つ目は、「プロデュース力」です。クリエイティブディレクターには、広い視野からリソースをとらえ、適正な配置をしたうえで、活用していく力が求められます。したがって、具体的には、「多くのスタッフを束ねて、まとめる力」や「ブランドの方向性を決定し、それに向けて施策を実行していく力」などが求められると考えることができるでしょう。これらに加えて、「スケジュール内に商品が出来上がるように、管理していく力」、つまり「必要最低限のコストで実施することができるように、工程を決定する力」などについても、クリエイティブディレクターには求められると考えられます。
<コミュニケーション能力>
クリエイティブディレクターに求められる能力の4つ目は、「コミュニケーション能力」です。クリエイティブディレクターは、スタッフや取引先など円滑にコミュニケーションをとり、良好な関係を構築する必要があります。なぜならば、クリエイティブディレクターは、ブランドを総括するポジションであるからです。したがって、クリエイティブディレクターには、相手の意図を的確にくみ取る力が求められるのです。
クリエイティブディレクターになるには?
アパレル業界において、クリエイティブディレクターを目指すためには、どのような方法が考えられるのでしょうか。それでは、アパレル業界において、クリエイティブディレクターを目指す方法について、ご紹介していきます。
<専門知識を習得する>
アパレル業界において、クリエイティブディレクターを目指す方法の1つ目は、「専門知識を習得する」という方法です。アパレルに関する体系的な知識やデザインについて、勉強をしましょう。具体的には、「アパレル店舗に足を運ぶ」「アパレル雑誌を読む」など、アパレル業界のトレンドを常にチェックする習慣をつけるようにするとよいでしょう。
<業界内の人脈を広げる>
アパレル業界において、クリエイティブディレクターを目指す方法の2つ目は、「業界内の人脈を広げる」という方法です。アパレル業界において、新しい人脈を構築するようにしましょう。共通の知り合いを通じて、クリエイティブディレクターの方に出会うことができる場合があります。クリエイティブディレクターの知り合いを持つことができれば、その方から、クリエイティブディレクターの仕事内容や、クリエイティブディレクターが身に付けるべき知識について、話を聞くことができるでしょう。加えて、その方から、スキルを評価されれば、クリエイティブディレクターの仕事を紹介してもらうことができる可能性も考えられるでしょう。
<キャリアアップする>
アパレル業界において、クリエイティブディレクターを目指す方法の3つ目は、「キャリアアップする」という方法です。会社に対して、自分が希望する仕事を伝え、それを実現するために必要な知識やスキルを身に付けるようにしましょう。努力や業績が評価されれば、クリエイティブディレクターになるチャンスが巡ってくる可能性があります。
キャリアアップの選択肢に、クリエイティブディレクターを加える
いかがでしたでしょうか?ここまで確認してきたように、アパレル業界において、クリエイティブディレクターは、とても重要な役割を担っています。したがって、一朝一夕には、クリエイティブディレクターになることは難しいでしょう。ただし、アパレル業界において、クリエイティブディレクターを目指す方法というものも、決して無いわけではありません。アパレル業界において、キャリアアップを目指している方は、本稿でご紹介させていただいた内容を参考にして、クリエイティブディレクターを目指されてみてはいかがでしょうか。(modelpress編集部)
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