【コスメ/モデルプレス】昨今、採用時の年齢制限は、撤廃の方向に進んでいます。美容部員の採用時には、年齢制限は設けられているのでしょうか。そして、年齢制限だけではなく、美容部員の労働市場には、様々な特徴があると言われています。キャリア形成についても、様々なパターンが存在しうるようです。本稿では、主に、化粧品業界における美容部員の採用事情について、ご紹介していきます。
美容部員の採用に関する企業の年齢制限
美容部員の採用の際には、年齢制限を設けている企業と年齢制限を設けていない企業があります。それぞれの企業には、どのような特徴があるのでしょうか。まずは、それぞれの企業の特徴について、ご紹介していきます。
<年齢制限を設けている企業の特徴>
まずは、「年齢制限を設けている企業の特徴」について確認していきます。一般的には、「若い女性」をターゲットにしている企業は、年齢制限を設けていることが少なくないようです。このような企業の多くは、「にぎやかな雰囲気」を大切にしているなどの特徴があるといわれています。そして、このような企業における美容部員の採用の多くは、「35歳程度まで」などとなっており、したがって、比較的若い年齢層の人しか採用試験を受けることができないことがあるということになります。
<年齢を問わない企業の特徴>
次に、「年齢を問わない企業の特徴」について、確認していきます。一般的には、ターゲットの年齢層が、40代以上の商品を扱うブランドでは、同年代の美容部員が適任とされる傾向にあるようです。加えて、いわゆる「高級ブランド」でも同様に、「落ち着いた雰囲気」の美容部員が好まれる傾向にあるようです。したがって、これらのようなブランドでは、美容部員の採用の際に、年齢を問わないというケースが多くなっているようです。
年齢とともに、美容部員のキャリアはどう変わる?
ライフステージの移り変わりによって、美容部員の働き方は、どのように変わっていくのでしょうか。そして、美容部員としての経験を積んでいくことで、美容部員のキャリアは、どのように形成されていくのでしょうか。それでは、それぞれのライフステージに合わせた美容部員の働き方と、美容部員のキャリア形成について、ご紹介していきます。
<ライフステージに合わせて、働き方を変える>
昨今、多くの企業では、結婚や出産、育児など、それぞれのライフステージに合わせた制度が設けられています。代表的なものとしては、たとえば、「出産・育児休暇」「時短制度」などを挙げることができるでしょう。また、「女性の活躍」や「子育てをサポートする取り組み」を推進することで、国や公的機関から認定を受けるというような企業も出てきています。認知度が高いものとしては、たとえば、「えるぼし認定」「くるみん認定」などを挙げることができるでしょう。
<経験を積み、責任あるポジションにチャレンジする>
美容部員としての経験を積んでいくことで、責任あるポジションにチャレンジしていくことも可能になります。また、企業の中には、長く働き続けることで、キャリアアップを目指すことができるような制度を設けているところも少なくないようです。たとえば、「店舗と本社をつなぎ、人材を育成するマネージャー職」「店舗を統括するチーフ職」「販売促進などで、売上向上を図るプロモーション職」などに、キャリアアップを果たされている方も少なくないようです。
未経験から美容部員になるには?
未経験者が、美容部員を目指すためには、どのような方法があると考えられるのでしょうか。それでは、未経験者が美容部員を目指す方法について、ご紹介していきます。
<年齢を重ねる前に、就職・転職活動をする>
未経験者が、美容部員を目指す方法の1つ目は、「年齢を重ねる前に、就職・転職活動をする」というものです。一般的には、未経験者である場合、年齢が若ければ若いほど、採用されやすいという傾向にあるといわれています。これに対して、中途採用の場合には、経験が重視されることが多いようです。企業によっては、30代以上の場合には、「経験者限定」としているところも少なくないようです。
<未経験者歓迎の求人に応募する>
未経験者が、美容部員を目指す方法の2つ目は、「未経験者歓迎の求人に応募する」というものです。世の中には、未経験者を積極的に採用している化粧品メーカーも、少なからず存在しています。ちなみに、未経験者が採用された場合には、ほとんどの場合、本社や店舗での研修を受けることになっています。そして、未経験者は、研修を通して、美容部員として働くために必要な知識や技術について、基礎から学ぶことができるようになっています。
<美容専門学校やメイクスクールで、知識を身に付ける>
未経験者が、美容部員を目指す方法の3つ目は、「美容専門学校やメイクスクールで、知識を身に付ける」というものです。実務に役立つような専門知識を習得していれば、たとえ未経験であっても、美容部員を目指しやすくなります。多くの美容専門学校やメイクスクールには、美容部員を目指せるコースが設置されています。このようなコースでは、実技と座学を通して、美容部員の仕事で生かすことができるようなスキルと知識を身に付けることができるようになっています。
それぞれの状況に合わせた就職・転職活動が必要
いかがでしたでしょうか?ここまでご紹介させていただいたように、美容部員としての経験の有無や、就職を目指す企業の特徴によって、就職・転職活動をする際の状況は、大きく変わってくるようです。したがって、それぞれの状況に合わせた就職・転職活動が必要になってきます。本稿でご紹介させていただいた内容を参考にして、他の就職・転職希望者に差をつけましょう。(modelpress編集部)
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