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年俸制の基礎知識 ボーナスや退職金は出るの?月給制との違いは?

【アパレル/モデルプレス】昨今、日本でも、年俸制を採用する会社は、増えてきているようです。年俸制とは、どのような制度なのでしょうか。年俸制についての正しい知識は、まだまだ広まってはいないようにも思われます。そこで、本稿では、年俸制とはどのような制度であるのかについて、ご紹介していきます。そして、年俸制が採用されている場合に、ボーナスや退職金は支給されるのかということなどについてもご紹介していきます。

年俸制の基礎知識 ボーナスや退職金は出るの?月給制との違いは?/Photo by BONNINSTUDIO

年俸制の基礎知識

年俸制では、どのようにして給与が決められ、そして、支払われているのでしょうか?まずは、年俸制に関する基礎知識について、ご紹介していきます。

<年俸制とは?>

年俸制とは、1年単位で、給与総額が決められている制度です。一般的には、前年の成果の評価によって、給与が決められることが多くなっています。そして、1年単位で決められた給与額が、12か月に分けて支給されます。年俸制であっても、1年に一度、すべてが支給されるわけではありません。ただし、会社によって、支給方法は、多少異なっているようです。例えば、年俸を14分割し、「12か月分の給与」と「夏季・冬季の賞与」に分けて、支払っている会社もあるようです。アパレル業界においても、外資系ブランドなどでは、年俸制が採用されているケースもあります。

<月給制との違い>

月給制では、毎月、決められた金額が、会社から支払われます。そして、月給制では、業績などの評価だけではなく、勤続年数が、給与額に影響することがあります。なお、ボーナスについては、会社全体の業績や、個人の業績に応じて支払われることが多くなっています。

年俸制の会社で働くメリット・デメリット

年俸制が採用されている会社で働くメリットには、どのようなものが考えられるのでしょうか。そして、デメリットには、どのようなものが考えられるのでしょうか。それでは、年俸制の会社で働くメリット・デメリットについて、ご紹介していきます。

<メリット>

メリットの1つ目は、「1年間、安定した収入を得られる」ことです。年俸制では、一度、給料が決められると、その年については、給料が減額されることはほとんどありません。したがって、年俸制は、金銭面の計画が立てやすいということができるでしょう。メリットの2つ目は、「業績によって、給与が決まる」ことです。年俸制では、成果主義によって、評価が行われます。したがって、自分の能力次第で、給与が決まるということになります。年齢が若いうちから、高収入を目指すことができると言えるでしょう。メリットの3つ目は、「会社からの自分への評価が分かりやすい」ことです。年俸制では、年俸額の提示によって、会社から自分がどのような評価を受けているのかということが分かりやすくなっています。そして、会社から、正当な評価を受けることができていれば、仕事に対するモチベーションのアップにつながるかもしれません。

<デメリット>

デメリットの1つ目は、「成果が、すぐには反映されない」ことです。年俸制では、評価されるべき業績を残したとしても、給与に反映されるのは、基本的には、次年度になってしまいます。ちなみに、月給制の場合には、半期ごとに給与がアップするというようなケースもあるようです。デメリットの2つ目は、「年俸額が、大きく下がる場合がある」ことです。年俸制では、契約の更新の際に、年俸額が大きく下げられてしまうケースもあります。すでに確認したように、年俸制では、前年の業績が、給与に反映されることが多くなります。

年俸制の場合のボーナス・残業代・退職金の支給について

年俸制を紹介/Photo by Foxy burrow

年俸制の場合、ボーナス・残業代・退職金の支給は、どのようになっているのでしょうか。それでは、年俸制の場合のボーナス・残業代・退職金の支給について、ご紹介していきます。

<年俸制のボーナス>

年俸制のボーナスには、支給の方法が、主に2パターンあります。1つ目のパターンは、年俸とは別に、ボーナスが支給されるというものです。そして、2つ目のパターンは、年俸額に、ボーナスが含まれているというものです。例えば、年俸額を16分割し、16分の2の金額をボーナスとして、ボーナス月に支給するというケースがあるようです。このケースでは、2か月分の給与を1回のボーナスとして、年に2回支払うということが想定されているということになります。

<年俸制の残業代>

時間外労働に対する割増賃金は、年俸制であっても、支払われます。一般的には、年俸制が採用されている会社では、残業代については、年俸額に含まれていると認識されがちですが、本来は、年俸制であっても、残業代の支給を受けることができます。ただし、あらかじめ、年俸額に固定残業代が含まれたうえで、提示されている場合もあります。この場合、決められた残業時間を超過した分の残業代については、追加で支払われることになります。不明な点については、総務担当者に問い合わせてみることをおすすめします。

<年俸制の退職金>

年俸制であっても、就業規則によって規定されている場合には、退職金が支払われることになります。年俸制を採用していたとしても、退職金制度を設けることによって、従業員が企業に定着しやすい環境を作ろうとするなどの取り組みを行っている場合もあり、会社によって、退職金の有無は、異なっています。転職を考えている際などには、就業規則をよく確認するようにしましょう。

単なる、制度の違いではない

いかがでしたでしょうか?ここまで確認してきたように、年俸制と月給制には、さまざまな違いが存在しています。そして、年俸制を採用している会社と月給制を採用している会社にも、さまざまな違いが存在していることでしょう。「働き方」についても、変わってくるように思われます。そのように考えると、就職の際や、転職の際に、年俸制と月給制は、単に制度が違うだけとは思えなくなってくるのではないでしょうか。(modelpress編集部)