昨今では、さまざまな種類のリップアイテムが、販売されています。そして、それぞれのリップアイテムには、正しい塗り方があります。そこで、本稿では、1.リップアイテムの種類・塗り方、2.リップアイテムをお客様にご提案するときのポイントについて、ご紹介していきます。
リップアイテムの主な種類
リップアイテムには、どのような種類があるのでしょうか。まずは、「リップアイテム主な種類」について、ご紹介していきます。
<リップクリーム>
リップクリームは、唇を乾燥から保護します。クリームタイプのリップクリームは、伸びが良いことが特徴です。一般的には、スティックタイプのリップクリームが、多くなっています。
<リップバーム>
リップバームは、リップクリームと同様に、唇を乾燥から保護します。ちなみに、リップバームは、油分が多いため、特徴としては、軟膏のような質感であるということが挙げられます。
<リップ下地>
リップ下地は、口紅やリップグロスを塗る前に、唇に塗ります。ちなみに、リップ下地には、口紅やリップグロスなどのリップメイクを長持ちさせる働きがあります。これが、リップ下地とリップクリーム・リップバームとの違いになります。
<口紅(リップスティック)>
口紅(リップスティック)は、スタンダードなメイクアイテムです。口紅(リップスティック)には、唇への密着感が強いという特徴があります。なお、口紅(リップスティック)は、色・質感など、さまざまに展開されています。
<リップグロス>
リップグロスは、唇に透明感やツヤを与えます。口紅(リップグロス)と比較すると、リップグロスは、油分が多く、やわらかいという特徴があります。また、発色も控えめです。
リップアイテムの塗り方(種類別)
リップアイテムは、どのように塗っていけばよいのでしょうか。それでは、「リップアイテムの塗り方」について、種類別にご紹介していきます。
<リップクリーム>
まずは、ティッシュなどで、唇の汚れを落とします。次に、リップクリームの容器を手で包み込み、温めます。そして、唇のシワに沿って、リップクリームを縦方向に塗っていきます。リップクリームを縦方向に塗ることによって、保湿成分が、唇に浸透しやすくなります。なお、リップクリームの使用は、1日5回程度にとどめるようにしましょう。
<リップバーム>
まずは、手を洗います。次に、ティッシュなどで、唇の汚れを落とします。そして、リップバームの容器を手で包み込み、温めます。リップバームを温めることによって、伸びが良くなります。最後に、指先にリップバームを取り、唇のシワに沿って、縦方向に塗っていきます。なお、リップバームの使用は、1日5回程度にとどめるようにしましょう。
<リップ下地>
リップ下地は、メイクアイテムを使う前に、唇に塗ります。その際、縦のシワを埋めるように塗るとよいでしょう。また、薄めに塗るとよいでしょう。これは、リップ下地の後に塗るメイクアイテムをよれにくくするためです。
<口紅(リップスティック)>
まずは、唇を軽く開け、口角から唇の中央の山の部分に向かって、口紅(リップスティック)を塗ります。次に、下唇にも塗ります。その後、一度、ティッシュオフをするとよいでしょう。ティッシュオフをすることによって、油分を吸い取ることができるため、口紅(リップスティック)が落ちにくくなります。最後に、もう一度、口紅(リップスティック)を塗り、境目をなじませます。
<リップグロス>
リップグロスには、さまざまな使い方があります。例えば、口紅(リップスティック)を全体に塗った後に、リップグロスを唇の中央のみに薄く乗せれば、ツヤを出すことができます。また、リップライナーで、少し大きめに輪郭を描いた後に、グロスを乗せ、輪郭を描いた部分にもグロスを乗せれば、豊満な印象にすることができます。
リップアイテムをお客様にご提案するときのポイント
リップアイテムをお客様にご提案するときには、どのようなことがポイントになるのでしょうか。それでは、「リップアイテムをお客様にご提案するときのポイント」について、ご紹介していきます。
<種類>
リップアイテムをお客様にご提案するときのポイントの1つ目は、「種類」です。お客様から、リップアイテムの使用目的や仕上がりのイメージなどについて、お聞きするようにしましょう。お客様からは、1.リップケアをしたい、2.ツヤを出したい、3.マットな印象にしたいなどのご要望が出るでしょう。お客様からのご要望に応じて、人気のアイテムをご紹介しましょう。
<色>
リップアイテムをお客様にご提案するときのポイントの2つ目は、「色」です。お客様から、好みの色や仕上がりのイメージなどについて、お聞きするようにしましょう。お客様からは、1.華やかな春色が欲しい、2.上品な印象にしたいなどのご要望が出るでしょう。なお、ご提案をするときには、お客様の肌の色に注目しましょう。例えば、お客様の肌の色が、イエローベースである場合には、コーラルピンクやオレンジなどをご提案するとよいでしょう。また、お客様の肌の色が、ブルーベースの場合には、青み系のピンクなどをご提案するとよいでしょう。
<塗り方>
リップアイテムをお客様にご提案するときのポイントの3つ目は、「塗り方」です。リップアイテムの塗り方によって、与える印象は、大きく異なります。リップアイテムの塗り方には、1.じかに塗る、2.ブラシで塗る、3.唇の中心のみに塗る、オーバーリップにするなど、さまざまな塗り方があります。したがって、タッチアップをして、実際にお見せするとよいでしょう。
お客様のご要望・肌の色に応じて、最適なリップアイテムをご提案する
いかがでしたでしょうか。ここまでご紹介させていただいたように、リップアイテムには、さまざまな種類・塗り方があります。お客様のご要望・肌の色に応じて、最適なリップアイテムをご提案することができるようになっていきましょう。(modelpress編集部)
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