【アパレル/モデルプレス】アパレル販売員にとってお客様の服をコーディネートする能力は非常に大事なものです。トータルコーディネートする機会は少ないかもしれませんが、単品アイテムの購入の際にもどのような着こなしが可能なのか知りたいと思っているお客様は少なくないからです。上手に提案するためにおさえていきたい3つのコツを紹介します。
お客様に満足していただけるコーディネートには、まずヒアリングを正しく行うことが何よりも大切です。ヒアリングのテクニックについて解説します。
お客様が会話を望んでいたとしても、商品の魅力を一方的にまくしたてるのはNGです。重要なのは、お客様が何を求めているのか丁寧に聞き取ることです。優秀な販売員ほど、自分が喋る時間よりもお客様の話している時間が長く、楽しそうに話を聞き適切に相槌を打っている様子を見ることができます。
また、質問も「どんな商品をお探しでしょうか?」という漠然としたものではなく「面接ですか?」「パーティですか?」など、具体的な答えを引き出せるようなものにしましょう。面接ならばフォーマル、パーティならばセミフォーマルとまずおおまかなラインを決めます。そこからさらに「体型をカバーしたい」「長身に見せたい」「新しい髪型に合わせたい」などの個別のニーズを探ります。その際、その日のお客様のファッションもチェックし、好みの傾向も把握するようにしてください。
質問は大事ですが、くれぐれも質問攻めは厳禁です。あくまでも自然な会話の中で時々質問を投げるようにしましょう。お客様自身さえ気づいていなかった潜在的なニーズを引き出すことができれば大成功です。
コーディネートするにあたってはお客様の体型を正しく目視し、それぞれの体型に合った服を提案することも大事です。体型ごとの特徴とおすすめのスタイルについて紹介します。
<X型>
肩幅と腰幅が大きくウエストがしっかりとくびれているのがX型です。胸も大きくぽっちゃりして見えてしまうことを気にしているのが多いタイプでもあります。ウエストシェイプされているワンピース、ウエスト部分にベルトがあるチュニックなど、せっかく細いウエストラインを強調することで全体的にスッキリと見えることが特徴です。
<V型>
肩幅が広く上半身に肉がつきやすく、二の腕も太いタイプです。ぽっちゃりというよりも、がっちりして見えることをコンプレックスに抱きがちです。上半身を隠そうとすると、かえってもっさりしてしまうのがこのタイプです。首回りが広めにあいたデザインを選択する、シャツのボタンはひとつ余計に開ける、といったことに注意してください。
<I型>
ウエストのくびれがない、いわゆる寸胴体型です。それほど太っていなくても、お腹だけポッコリしている人も多いのがこのタイプです。ボディラインの出ないフワッとした服を着て細く見えるのは、このI型だけです。ゆるめのジーンズを腰履きもおすすめです。
<A型>
お腹、おしり、足が太っている「下半身デブ」といわれるタイプです。フリルつきのブラウスなど上半身にボリュームのあるデザインを用いることで、下半身を相対的に細く見せる着こなしがおすすめです。ストール、マフラーなどを活用するのもいいでしょう。
コーディネートの際にはデザインだけではなくお客様に似合う色をおすすめすることも大事です。
色の組合せは、12色相環という12色を環状に配置したリングを手がかりに考えるのが基本です。この12色相環の中から2、3色をピックアップしてベースカラー、アソートカラー、アクセントカラーを決めるようにしてください。
ベースカラーとは洋服の中で一番大きな面積を占めている部分です。鮮やかすぎるもの、個性的なものは避けましょう。アソートカラーはスカート、パンツ、靴、バッグなど全体の2~3割を占める色ですが、ベースカラーを引き立てて全体にまとまりを持たせるような色を選んでください。全体の1割ほどのアクセントカラーはコーディネートのメリハリをつけます。ネクタイ、スカーフなどの色がこれに相当しますが、センスが問われます。ベースカラーと対照的な色を使うなど販売員の腕の見せ所といってもいいでしょう。
実際に使用する色は3種類前後にとどめ、12色相環で反対同士のカラーは避け、同系色はできるだけ隣り合わせにしないことが、垢ぬけて見せるコツです。ベースカラー、アソートカラー、アクセントカラーの順番で決めてください。
お客様の潜在的なニーズを引き出し「こんなファッションをしてみたかった」と喜ばれるのは、販売員にとって大きなやりがいです。ぜひ、コーディネート力をパワーアップしてチャレンジしてみてはいかがでしょうか。(modelpress編集部)
お客様の要望をしっかりヒアリング
お客様に満足していただけるコーディネートには、まずヒアリングを正しく行うことが何よりも大切です。ヒアリングのテクニックについて解説します。
お客様が会話を望んでいたとしても、商品の魅力を一方的にまくしたてるのはNGです。重要なのは、お客様が何を求めているのか丁寧に聞き取ることです。優秀な販売員ほど、自分が喋る時間よりもお客様の話している時間が長く、楽しそうに話を聞き適切に相槌を打っている様子を見ることができます。
また、質問も「どんな商品をお探しでしょうか?」という漠然としたものではなく「面接ですか?」「パーティですか?」など、具体的な答えを引き出せるようなものにしましょう。面接ならばフォーマル、パーティならばセミフォーマルとまずおおまかなラインを決めます。そこからさらに「体型をカバーしたい」「長身に見せたい」「新しい髪型に合わせたい」などの個別のニーズを探ります。その際、その日のお客様のファッションもチェックし、好みの傾向も把握するようにしてください。
質問は大事ですが、くれぐれも質問攻めは厳禁です。あくまでも自然な会話の中で時々質問を投げるようにしましょう。お客様自身さえ気づいていなかった潜在的なニーズを引き出すことができれば大成功です。
お客様の体型と商品の把握
コーディネートするにあたってはお客様の体型を正しく目視し、それぞれの体型に合った服を提案することも大事です。体型ごとの特徴とおすすめのスタイルについて紹介します。
<X型>
肩幅と腰幅が大きくウエストがしっかりとくびれているのがX型です。胸も大きくぽっちゃりして見えてしまうことを気にしているのが多いタイプでもあります。ウエストシェイプされているワンピース、ウエスト部分にベルトがあるチュニックなど、せっかく細いウエストラインを強調することで全体的にスッキリと見えることが特徴です。
<V型>
肩幅が広く上半身に肉がつきやすく、二の腕も太いタイプです。ぽっちゃりというよりも、がっちりして見えることをコンプレックスに抱きがちです。上半身を隠そうとすると、かえってもっさりしてしまうのがこのタイプです。首回りが広めにあいたデザインを選択する、シャツのボタンはひとつ余計に開ける、といったことに注意してください。
<I型>
ウエストのくびれがない、いわゆる寸胴体型です。それほど太っていなくても、お腹だけポッコリしている人も多いのがこのタイプです。ボディラインの出ないフワッとした服を着て細く見えるのは、このI型だけです。ゆるめのジーンズを腰履きもおすすめです。
<A型>
お腹、おしり、足が太っている「下半身デブ」といわれるタイプです。フリルつきのブラウスなど上半身にボリュームのあるデザインを用いることで、下半身を相対的に細く見せる着こなしがおすすめです。ストール、マフラーなどを活用するのもいいでしょう。
上手なカラーの組合せ方
コーディネートの際にはデザインだけではなくお客様に似合う色をおすすめすることも大事です。
色の組合せは、12色相環という12色を環状に配置したリングを手がかりに考えるのが基本です。この12色相環の中から2、3色をピックアップしてベースカラー、アソートカラー、アクセントカラーを決めるようにしてください。
ベースカラーとは洋服の中で一番大きな面積を占めている部分です。鮮やかすぎるもの、個性的なものは避けましょう。アソートカラーはスカート、パンツ、靴、バッグなど全体の2~3割を占める色ですが、ベースカラーを引き立てて全体にまとまりを持たせるような色を選んでください。全体の1割ほどのアクセントカラーはコーディネートのメリハリをつけます。ネクタイ、スカーフなどの色がこれに相当しますが、センスが問われます。ベースカラーと対照的な色を使うなど販売員の腕の見せ所といってもいいでしょう。
実際に使用する色は3種類前後にとどめ、12色相環で反対同士のカラーは避け、同系色はできるだけ隣り合わせにしないことが、垢ぬけて見せるコツです。ベースカラー、アソートカラー、アクセントカラーの順番で決めてください。
喜ばれるコーディネートを!
お客様の潜在的なニーズを引き出し「こんなファッションをしてみたかった」と喜ばれるのは、販売員にとって大きなやりがいです。ぜひ、コーディネート力をパワーアップしてチャレンジしてみてはいかがでしょうか。(modelpress編集部)
実際に働いている人の声は?
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