目元用のケアアイテムのご提案方法とは？お客様のお悩みに応じて適切に

2020.02.07 19:00

皆様は、目元用のケアアイテムをご存じでしょうか。昨今では、さまざまな種類の目元用のケアアイテムが、販売されています。しかしながら、認知度は、まだまだ低いようです。そこで、本稿では、1.目元用のケアアイテムの特徴、2.目元用のケアアイテムの使い方、3.目元用のケアアイテムをご提案するときのポイントについて、ご紹介していきます。

目元のケアの必要性・主なアイテム

なぜ、目元のケアは、必要なのでしょうか。また、目元用のケアアイテムには、どのようなものがあるのでしょうか。まずは、「目元のケアの必要性」と「目元用のケアアイテム」について、ご紹介していきます。

＜目元のケアの必要性＞

目元は、バリア機能が低くなっています。これは、皮膚が薄く、乾燥しやすいからです。また、皮脂腺や潤い成分が、少ない部位であるということも、目元のバリア機能が低い理由です。加えて、目元は、表情の変化によって、シワが刻まれやすくなっています。目元の保湿ケアを行うことによって、潤いを保ち、ハリを引き出しやすくなります。

＜目元用のケアアイテム＞

●アイクリーム
アイクリームは、目元の皮膚の特徴を考慮して開発されたクリームです。具体的には、1.目元に負担をかけない成分、2.目元のシワに浸透しやすい膜の厚みなどが、特徴として挙げられます。また、ロールオンタイプのアイクリームも販売されています。ロールオンタイプのアイクリームは、目の周りにローラーを滑らせることによって、美容液を浸透させていきます。なお、アイクリームには、保湿成分やハリを引き出しやすい成分が、含まれています。保湿成分としては、1.ヒアルロン酸、2.コラーゲン、3.セラミド、4.プロテオグリカンなどが挙げられます。また、ハリを引き出しやすい成分としては、1.レチノール、2.ペプチドなどが挙げられます。

●アイバーム
アイバームは、保湿成分が固形状になっているタイプの目元ケア用のアイテムです。アイバームには、油分が多く含まれているため、潤いを維持しやすくなっています。

●目元用のパック
目元用のパックとは、目元のケアに特化したパックのことを指します。コラーゲンやヒアルロン酸など、保湿成分を肌の奥まで直接届けることができるアイテムです。

●目元用の美顔器
目元用の美顔器とは、目元のケアに特化した美顔器のことを指します。目元用の美顔器には、1.超音波機能タイプ、2.イオン導入タイプなどがあります。超音波機能タイプには、リフトアップ効果を期待することができます。これに対して、イオン導入タイプには、保湿成分を浸透させて、肌に潤いを与える効果を期待することができます。

目元用のケアアイテムの使い方

目元用のケアアイテムは、どのように使えばよいのでしょうか。それでは、「目元用のケアアイテムの使い方」について、ご紹介していきます。

＜アイクリーム＞

●チューブタイプ
まずは、手の甲にアイクリームを出します。100円玉程度の大きさが、目安となります。そして、アイクリームを目元の周りに少しずつ乗せていき、全体になじませます。

●ロールオンタイプ
ロールオンタイプは、先端についているボールを目の周りに滑らせていきます。目の周りのマッサージをしながら、美容成分を浸透させていきます。

＜アイバーム＞

まず、手で容器を包んで、温めます。次に、指先で、アイバームを手に取ります。そして、目の周りにやさしくなじませていきます。

＜目元用のパック＞

●保湿成分が含まれているタイプ
保湿成分が含まれているタイプの場合には、シートを目元に貼り、しばらく待つだけです。

●スキンケアアイテムをしみこませるタイプ
スキンケアアイテムをしみこませるタイプの場合には、シートにスキンケアアイテムをしみこませた後に、シートを目元に貼り、しばらく待ちます。

＜目元用の美顔器＞

まずは、美容液を目元にたっぷりと塗ります。そして、美顔器を目元からこめかみに向かって、やさしくスライドさせていきます。なお、美顔器を使う頻度については、一般的には、2日に1度程度が適当であるとされています。

目元用のケアアイテムをご提案するときのポイント

目元用のケアアイテムを紹介（photo by Voyagerix／Fotolia）

目元用のケアアイテムをご提案するときには、どのようなことがポイントになるのでしょうか。それでは、「目元用のケアアイテムをご提案するときのポイント」について、ご紹介していきます。

＜お客様のお悩みに応じてご提案する＞

目元用のケアアイテムをご提案するときのポイントの1つ目は、「お客様のお悩みに応じてご提案する」ことです。シミ・たるみなどにお悩みの場合には、保湿成分やハリを引き出す成分などが配合されているアイテムをご提案するとよいでしょう。また、シミ・色素沈着などにお悩みの場合には、美白成分が豊富なアイテムをご提案するとよいでしょう。美白成分としては、1.ビタミンC誘導体、2.ハイドロキノン、3.トラネキサム酸などが挙げられます。

＜他のスキンケアアイテムとの使い方をご説明する＞

目元用のケアアイテムをご提案するときのポイントの2つ目は、「他のスキンケアアイテムとの使い方をご説明する」ことです。通常のスキンケアの際に、どのような順序でスキンケアアイテムを使用するべきかについて、ご説明するようにしましょう。目元用のケアアイテムは、一般的には、基礎化粧品の化粧水・美容液・乳液を塗った後に、塗ることが多くなっています。