皆様は、スラックスを洗濯する際には、どのように行っていらっしゃいますか。洗濯の方法がわからないため、全てクリーニングに出してしまうという方も少なくないようです。クリーニングに出すこと自体は、決して間違いではありませんが、条件を満たせば、スラックスは、自宅で洗濯することも十分に可能です。そこで、本稿では、1.スラックスの洗濯に関する基礎的な知識、2.スラックスを洗濯する手順と干し方、3.スラックスを洗濯するときの注意点について、ご紹介していきます。
スラックスの洗濯に関する基礎的な知識
「スラックスの洗濯に関する基礎的な知識」には、どのようなものがあるのでしょうか。まずは、1.スラックスを洗濯するときの準備、2.スラックスを洗濯する頻度について、ご紹介していきます。
<スラックスを洗濯するときの準備>
まずは、スラックスの素材を確認します。具体的には、1.水洗いができるか、2.自宅で洗えるかについて、確認しましょう。「洗濯機マーク」や「手洗いマーク」がある場合には、自宅で洗濯することが可能です。これに対して、「洗濯機マーク」や「手洗いマーク」の上にバツ印がついている場合には、自宅で洗濯することはできないので、クリーニングに出すことを検討するとよいでしょう。そして、スラックスの洗濯に必要なものを準備します。具体的には、1.中性洗剤、2.柔軟剤、3.洗濯ネットなどを準備しましょう。
<スラックスを洗濯する頻度>
スラックスを洗濯する頻度は、季節によって異なります。梅雨や夏など、湿度の高いときには、2週間に1回くらい洗濯するとよいとされています。ただし、においが気になる場合には、早めに洗うようにしましょう。これに対して、秋や冬には、可能な限り洗濯の頻度を低く抑えることができるとよいでしょう。一般的には、1シーズンに1回の洗濯が推奨されています。これは、スラックスには、厚みのあるデリケートな素材が多いため、洗濯し過ぎてしまうと傷みやすくなってしまうからです。具体的には、1.ツイード、2.ウール、3.フランネルなどが使われている場合、特に注意が必要になります。
スラックスを洗濯する手順と干し方
「スラックスを洗濯する手順と干し方」とは、どのようなものなのでしょうか。それでは、1.洗濯機で洗う方法、2.スラックスを手洗いする方法、3.スラックスの干し方について、ご紹介していきます。
・スラックスを洗濯機で洗う方法
<ステップ1:洗濯ネットにスラックスを入れる>
まずは、スラックスのファスナーを締めて、ボタンを留めます。これは、金具やボタンが、引っかからないようにするためです。その後、洗濯ネットのサイズに合わせて、スラックスを蛇腹折りにしてから、洗濯ネットに入れます。
<ステップ2:優しく洗濯できるコースに設定する>
次に、洗濯機は、優しく洗濯できるコースに設定します。例えば、1.ドライコース、2.手洗いコース、3.おしゃれ着洗いコースなどがよいでしょう。これは、洗濯時、スラックスにかかる負担を軽減するためです。
<ステップ3:洗濯機で洗う>
最後に、中性洗剤と柔軟剤を洗濯機に投入して、洗濯機を回します。必ず、すすぎと脱水まで行うようにしましょう。なお、脱水については、30~60秒くらいを目安にして、できるだけ短く終えるようにしましょう。
・スラックスを手洗いする方法
<ステップ1:洗面器に水と洗剤を入れる>
まずは、洗面器に常温の水と適量の洗剤を入れて、洗剤を溶かします。熱いお湯については、素材を傷める恐れがあるため、避けるようにしましょう。
<ステップ2:スラックスを押し洗いする>
次に、蛇腹折りにしたスラックスを手で押して、布の汚れを落とします。汚れが目立つ部分については、つまみ洗いをして、重点的に洗うようにしましょう。
<ステップ3:水を換えて、すすぐ>
汚れがたまってきたら、水を換えます。5~10分以内を目安にして、スラックスの汚れが落ちるまですすぐようにしましょう。
・スラックスの干し方
<センターラインで折って、干す>
まずは、センターラインに合わせて、スラックスを折ります。その後、逆さにして、裾の部分をピンチで留めてから、干します。これは、センターラインに折り目をつけやすい干し方です。
<裏返しにして、筒状に干す>
まずは、スラックスを裏返しにして、ウエスト部分が筒状になるようにして、ピンチで留めます。その後、ポケットを出します。ボタンや金具については、すべて外しておきましょう。これは、隅々まで十分に乾かしやすい干し方です。
スラックスを洗濯するときの注意点
スラックスを洗濯するときには、どのような点に注意すればよいのでしょうか。それでは、「スラックスを洗濯するときの注意点」について、ご紹介していきます。
<ジャケットも同じタイミングで洗う>
スラックスを洗濯するときの注意点の1つ目は、「ジャケットも同じタイミングで洗う」ことです。スラックスとジャケットを同じタイミングで洗うことによって、上下の仕上がりを均一に保ちやすくなります。なぜならば、スーツは、洗濯によって、少しずつ風合いが変化していくからです。
<洗濯ネットには、スラックスを1本ずつ入れる>
スラックスを洗濯するときの注意点の2つ目は、「洗濯ネットには、スラックスを1本ずつ入れる」ことです。洗濯ネットには、複数のスラックスを入れないようにしましょう。これは、スラックスの型崩れを防ぐためです。
お気に入りのスラックスをいつまでも愛用しよう!
いかがでしたでしょうか。ここまでご紹介させていただいたように、スラックスを洗濯するときには、たくさんのチェックポイントがあります。正しく洗濯することによって、スラックスは、長い間きれいな状態を保つことが可能になります。本稿を参考にしながら、お気に入りのスラックスをいつまでも愛用していってください。(modelpress編集部)
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