化粧品メーカーは、いつの時代も人気の就職先・転職先の一つです。しかしながら、化粧品メーカーの仕事については、それほど深く知られているわけではないようです。化粧品メーカーには、どのような仕事が存在しているのでしょうか。また、化粧品メーカーの社員になるためには、どうすればよいのでしょうか。本稿では、1.化粧品メーカーの社員の仕事内容、2.化粧品メーカーの社員のやりがい、3.未経験から化粧品メーカーの社員を目指す方法について、ご紹介していきます。
化粧品メーカーの社員の仕事内容
化粧品メーカーの社員は、どのような仕事を行うのでしょうか。まずは、「化粧品メーカーの社員の仕事内容」について、ご紹介していきます。
<化粧品メーカーとは?>
化粧品メーカーとは、一般的には、化粧品の開発・製造・販売などを行う企業を指します。仕事内容は、職種によって、様々です。多くの化粧品メーカーでは、主に、1.開発部門、2.販売促進部門、3.営業・販売部門、4.管理部門というような社内体制になっています。
<化粧品メーカーの仕事(部門別)>
・開発部門
開発部門では、トレンドや消費者のニーズを把握して、新商品の企画などを行います。そして、薬機法・医療法を遵守して、皮膚科学などの専門的な知識から、商品の開発・製造を行っていきます。開発部門の社員は、研究所などで働くことが多いようです。
・販売促進部門
販売促進部門では、商品のパッケージや販売促進ツールなどの作成、また商品のプロモーションなどを行います。具体的には、開発担当者や店舗、広告代理店などと連携しながら、商品の認知度の向上・商品の売り上げの向上につなげていきます。
・営業・販売部門
営業・販売部門は、小売店への自社商品の提案・販売などを行います。一般的には、1.営業担当、2.エリアマネージャー、3.美容部員などが、営業・販売部門に所属することになります。
・管理部門
管理部門は、企業のバックオフィスにおける仕事を担当します。例えば、1.人事、2.経理、3.総務、4.広報などの職種があります。
化粧品メーカーの社員のやりがい
化粧品メーカーの社員には、どのようなやりがいがあるのでしょうか。それでは、「化粧品メーカーの社員のやりがい」について、ご紹介していきます。
<お客様に美を提供できる>
化粧品メーカーの社員のやりがいの1つ目は、「お客様に美を提供できる」ことです。自社商品を通して、お客様の美容ケアをサポートすることができます。お客様の笑顔やリピーターの獲得などは、化粧品メーカーの社員のやりがいになることが多いようです。
<美容に関する専門的な知識を獲得できる>
化粧品メーカーの社員のやりがいの2つ目は、「美容に関する専門的な知識を獲得できる」ことです。お客様からの指示を獲得できる商品を提供するためには、日々、美容に関するトレンドや潜在的なニーズの調査・分析を行う必要があります。そのため、美容に関する専門的な知識を獲得することができるでしょう。また、美意識も高まりやすいようです。
<多くの部署と連携しながら、仕事ができる>
化粧品メーカーの社員のやりがいの3つ目は、「多くの部署と連携しながら、仕事ができる」ことです。化粧品メーカーでは、商品の製造から販売まで、多くの部署が連携しなければなりません。したがって、多くの社員からの協力を得て、同じ目標の達成に向けて取り組んでいくことに対して、やりがいを感じやすいようです。
未経験から化粧品メーカーの社員を目指す方法
未経験から化粧品メーカーの社員を目指すためには、どうすればよいのでしょうか。それでは、「未経験から化粧品メーカーの社員を目指す方法」について、部門別にご紹介していきます。
<開発部門>
開発部門には、主に「技術職」として、採用となることが多いようです。したがって、商品開発に必要となる専門的な知識を身につける必要があります。具体的には、専門学校や大学、大学院などにおいて、皮膚科学・生物工学・薬学などについて、学ぶ必要があるでしょう。
<販売促進部門>
販売促進部門には、主に「総合職」として、採用となることが多いようです。一般的には、経験者が募集の対象となることが多いですが、未経験からであっても目指すことができる場合もあります。例えば、化粧品の販売に携わっていた場合には、未経験からであっても目指しやすいようです。また、アシスタントであれば、未経験者の募集も多くあるようです。
<営業・販売部門>
営業・販売部門には、「総合職」や「地域専任職」など、様々な募集があるようです。まず、営業職を目指す場合には、コミュニケーション能力や資料作成能力などが求められることになるでしょう。営業職については、未経験からであっても目指すことができる場合もあるようです。これに対して、美容部員を目指す場合には、美容に関する専門的な知識や数値管理能力などが求められることになるでしょう。美容部員については、未経験者の募集も多くあるようです。なお、企業によっては、新人研修などが実施されています。
<管理部門>
管理部門には、専門的な知識や経験が求められることが多いようです。例えば、経理には、会計に関する知識が求められるでしょう。また、広報には、マスコミなどへのプロモーションの経験が求められるでしょう。ただし、未経験者の募集もゼロではありません。ただし、企業のバックオフィスを支える仕事であるため、事業内容・経営状況・理念・ビジョンなどについて、十分な理解が求められるでしょう。一般事務については、未経験からであっても目指しやすいようです。一般事務は、電話対応・来客対応・発注・データ入力などを行います。なお、管理部門で働くためには、PCスキルは、必須となります。
化粧品メーカーの社員になるための準備を始めよう!
いかがでしたでしょうか。ここまでご紹介させていただいたように、化粧品メーカーには、様々な仕事が存在しています。化粧品メーカーの社員を目指されている場合には、本稿を参考にしながら、より具体的な準備を始められてみてはいかがでしょうか。(modelpress編集部)
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