皆様は、ジェンダーレスファッションをご存知でしょうか。ジェンダーレスファッションは、昨今のアパレル業界において、注目が集まっているファッションの一つです。ジェンダーレスファッションでは、男女の性別にかかわらず、様々なアイテムやメイクが楽しまれています。それでは、ジェンダーレスファッションを楽しむときには、どのようなことがポイントになるのでしょうか。本稿では、1.ジェンダーレスという言葉の意味とジェンダーレスファッションの概要、2.ジェンダーレスファッションの特徴、3.女性がジェンダーレスファッションを楽しむときのポイントについて、ご紹介していきます。
多様なスタイルが魅力的なジェンダーレスファッション
そもそも、ジェンダーレスとは、どのような意味なのでしょうか。また、ジェンダーレスファッションとは、どのようなファッションを指すのでしょうか。まずは、ジェンダーレスという言葉の意味とジェンダーファッションの概要について、ご紹介していきます。
<ジェンダーレスとは?>
まず、ジェンダーレスという言葉は、性別の枠を取り払うことによって、ジェンダーギャップのない社会を目指すという考え方から生まれた言葉です。これに対して、ジェンダーフリーという言葉は、性別による差別をなくすという意味が強い言葉です。したがって、ジェンダーフリーには、「性別の枠を取り払う」というような要素は、あまりないということになります。ジェンダーレスは、ジェンダーフリーと混同されやすい言葉ではありますが、両者の意味は、明確に異なっています。
<ジェンダーレスファッションとは?>
ジェンダーレスファッションとは、一般的には、男女の性別にかかわらず、着こなしやすいファッションのことを指します。ジェンダーレスファッションは、昨今のアパレル業界で広く注目されているファッションの一つです。そのため、ジェンダーレスを意識した多様なアイテムが登場してきています。例えば、リボンやフリルを取り入れたメンズアイテムなどです。なお、レディースのライダースジャケットやチェスターコートなどもメンズアイテムから派生したアイテムであるとされています。
ジェンダーレスファッションの特徴
ジェンダーレスファッションには、どのような特徴があるのでしょうか。それでは、「ジェンダーレスファッションの特徴」について、ご紹介していきます。
<中性的なアイテム>
ジェンダーレスファッションの特徴の1つ目は、「中性的なアイテム」です。ジェンダーレスファッションには、メンズ・レディースを問わず、様々なアイテムが取り入れられます。一般的には、男女のどちらかの性を想起させないようなアイテムが選ばれることが多いようです。具体的には、男性がパステルカラーのアイテムやスキニーパンツを着用するケース、また女性が体の特徴を感じさせないような大きめのサイズのトレーナーやパンツを着用するケースなどが当てはまるといえるでしょう。
<シンプルなメイク>
ジェンダーレスファッションの特徴の2つ目は、「シンプルなメイク」です。ジェンダーレスファッションでは、女性は、ナチュラルカラーのベースメイクやリップを選ぶことが多いようです。例えば、ベージュやピンクベージュなどの色は、よく選ばれます。なお、昨今では、男性もスキンケアはもちろんのこと、ベースメイクやリップを楽しむというケースも増えてきているようです。
<多様な色や長さのヘアースタイル>
ジェンダーレスファッションの特徴の3つ目は、「多様な色や長さのヘアースタイル」です。ジェンダーレスファッションでは、好みに応じて、様々なカラーリングが楽しまれています。例えば、1.茶色、2.金色、3.抜け感のある青などを挙げることができるでしょう。もちろん、カラーリングをせずに黒髪のままのケースもあります。これに対して、髪の長さについては、短すぎず長すぎない長さ、つまりジェンダーを感じさせないような長さであることが多いようです。例えば、マッシュルームヘアやボブなどを挙げることができるでしょう。
女性がジェンダーレスファッションを楽しむときのポイント
ジェンダーレスファッションは、基本的には、あくまでも個人の主観に基づいて楽しむものです。したがって、ジェンダーレスファッションには、明確な定義はないということになりますが、以下では、女性が一般的によく見られるジェンダーレスファッションを楽しむときのポイントについて、ご紹介していきます。
<メンズアイテムを取り入れる>
女性がジェンダーレスファッションを楽しむときのポイントの1つ目は、「メンズアイテムを取り入れる」ことです。女性がジェンダーレスファッションを楽しむときには、メンズアイテムを取り入れた新しいコーディネートを考えてみるとよいでしょう。例えば、オーバーサイズのアイテムがおすすめです。コーディネートとしては、ビッグサイズのトレーナーやジャケットとストレートパンツを組み合わせてみるとよいでしょう。固定概念にとらわれず、様々なアイテムの組み合わせにチャレンジしてみましょう。
<色の選び方に気を配る>
女性がジェンダーレスファッションを楽しむときのポイントの2つ目は、「色の選び方に気を配る」ことです。一般的には、落ち着いた色のアイテムの着用は、中性的な印象を与えやすいとされています。落ち着いた色としては、1.モノトーン、2.ベージュ、3.淡い青、4.暗めの赤などが当てはまるでしょう。なお、男女の性別にかかわらず、着こなしやすいチェック柄も候補に入れてみるとよいでしょう。
ジェンダーレスファッションのコーディネートは、アイテムの選び方や組み合わせがポイント!
いかがでしたでしょうか。ここまでご紹介させていただいたように、ジェンダーレスファッションでは、様々なコーディネートを楽しむことができます。そして、コーディネートの際には、アイテムの選び方や組み合わせがポイントです。もし、これまでジェンダーレスファッションの経験がない場合には、本稿を参考にしながら、ジェンダーレスファッションにチャレンジされてみてはいかがでしょうか。(modelpress編集部)
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