世の中には、休日が不規則な職業も多く存在します。接客業は、休日が不規則な職業の代表例であるといってもよいでしょう。そして、アパレル店員は、接客業の中でも休日が不規則であるというイメージが強い職業であるようです。それでは、アパレル店員が土日休みや長期休暇をとることは、不可能なのでしょうか。この疑問にお答えするため、本稿では、「アパレル店員の休日」について、ご紹介していきます。
アパレル店員は土日休み長期休暇をとれる?
そもそも、アパレル店員は、土日休みや長期休暇をとることができるのでしょうか。まずは、「アパレル店員の休日事情」と「アパレル店員が長期休暇をとりやすい時期」について、ご紹介していきます。
<アパレル店員の休日事情>
アパレル店員の休日は、一般的には、平日になることが多いようです。なぜならば、土日や祝日には、平日よりもお客様が多くいらっしゃるからです。したがって、常に土日休みや祝日休みにすることは、基本的には、難しいようです。ただし、希望を出して、他のスタッフと調整することによって、土日や祝日にも休みをとることは可能です。また、多くの場合、正社員や契約社員、アルバイトなど、雇用形態の違いも休みをとるときには影響します。なお、アパレル店員は、長期休暇をとることも可能です。ただ、長期休暇の日数や回数については、上限などが定められていることがほとんどです。具体的には、5日間の長期休暇を年に2回までというようなケースがあります。ブランドによっては、長期休暇をとることができる時期などが定められていることもあるようです。昨今では、長期休暇と有給休暇を一緒にとるというケースも見られます。
<アパレル店員が長期休暇をとりやすい時期>
長期休暇をとることができる時期が定められていないケースもありますが、長期休暇をとる場合には、繁忙期を避けることが基本になります。したがって、1.ゴールデンウィーク、2.夏休み、3.クリスマス、4.初売りなどの期間に長期休暇をとることは、難しいでしょう。なお、アパレル店員の「夏休み」については、バーゲン終了後の9月以降、また「冬休み」については、初売り終了後の1月下旬以降などにとられるケースが多いようです。
土日休みが少ないメリット・デメリット
土日休みが少ないことには、どのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか。それでは、「土日休みが少ないメリット・デメリット」について、ご紹介していきます。
<土日休みが少ないメリット>
土日休みが少ないということは、平日休みが多くなるということです。そのため、お出かけの際などには、土日の混雑を避けることができます。また、銀行や役所などでの手続きが必要なときには、かえって平日休みの方が助かるでしょう。加えて、昨今では、1.ホテル、2.旅館、3.レジャー施設、4.高速道路などの利用については、平日の方が大幅にお得になっていることも少なくありません。
<土日休みが少ないデメリット>
土日休みが少ないということは、友人や恋人とは、どうしても休みを合わせにくくなってしまいがちです。また、休日が不規則な場合には、生活のバランスも整えにくくなりがちでしょう。
アパレル店員が土日休みをとるためには?
アパレル店員が土日休みをとるためには、どうすればよいのでしょうか?それでは、アパレル店員が土日休みをとるためにすべきことについて、ご紹介していきます。
<早めに相談して、シフトを調整してもらう>
アパレル店員が土日休みをとるためにすべきことの1つ目は、「早めに相談して、シフトを調整してもらう」ことです。土日に休みをとりたいときには、早めに売り場の責任者などに相談して、シフトを調整してもらうようにしましょう。なお、大事な予定があるため、必ず土日に休まなければならないときには、数か月前から周囲のスタッフなどに伝えておくようにすれば、受け入れられやすくなるでしょう。
<土日休みをとりやすい店舗に移る>
アパレル店員が土日休みをとるためにすべきことの2つ目は、「土日休みをとりやすい店舗に移る」ことです。勤務する店舗の都合上、どうしても土日休みがとりにくい場合には、土日休みをとりやすい店舗に移ることを検討してみてもよいでしょう。オフィス街にある店舗や定休日がある施設の中にある店舗などは、土日や祝日が休みとなっている場合もあるようです。なお、求人を探すときには、土日休みの有無については、必ず確認しておくようにしましょう。その際、求人サイトの検索条件は、「土日休み」などとすれば、希望の求人を見つけやすくなるでしょう。また、昨今では、「土日・祝日休みの接客業」などの特集が組まれている求人誌も少なくありません。
アパレル店員の「上手な休みのとり方」とは?
いかがでしたでしょうか。ここまでご紹介させていただいたように、アパレル店員であっても土日休みや長期休暇をとることは、決して不可能ではありません。ただし、土日休みや長期休暇をとるときには、アパレル業界ならではの配慮が必要になることも忘れてはならないでしょう。本稿をきっかけにして、アパレル店員の「上手な休みのとり方」について、考えられてみてはいかがでしょうか。(modelpress編集部)
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