【アパレル/モデルプレス】「家賃補助制度」とは、どのようなものなのか知っていますか?また、家賃補助制度の「業界による違い」とは、どのようなものなのでしょうか。そして、アパレル業界における家賃制度は、どのようなものになっているのでしょうか。それでは、会社から支給される家賃補助に関する基礎知識や、家賃補助のメリット・デメリットについてご紹介します。
一人暮らしの負担を軽くする家賃補助とは?
そもそも、「家賃補助」とは、どのようなものなのでしょうか。まずは、家賃補助の概要についてご紹介します。
<会社から住宅費の補助として支給される福利厚生の一つ>
家賃補助は、会社から住宅費の補助として支給されます。したがって、家賃補助は、いわゆる「福利厚生」の一つであると考えられます。会社によっては、「住宅手当」と呼ばれていることもあります。家賃補助は、一般的には、それぞれの会社の就業規則に基づいて、支給されています。基本的には、「毎月、決められた金額が、会社から家賃の一部補助として支給される制度」であると考えればよいでしょう。
<家賃補助は課税対象>
家賃補助は、課税対象となっています。非課税の項目には、該当していません。したがって、家賃補助は、給与の一部として計算されている場合が多いようです。
家賃補助制度は業界や会社でどう違う?
家賃補助制度は、業界や会社によって、どのように異なっているのでしょうか。それでは、業界や会社によって異なる家賃補助制度の概要についてご紹介します。
<業界によって支給額や待遇に特徴がある>
家賃補助制度は、それぞれの業界によって、支給額や待遇に特徴がみられると言われています。つまり、家賃補助は、それぞれの業界ごとに金額差があると考えればよいでしょう。一般的に、金融業や教育関連の業界では、比較的高い金額が支給されているようです。これに対して、鉱業、採石業、砂利採取業は、比較的低い金額である傾向にあるようです。なお、詳しい内容については、「平成27年就労条件総合調査結果の概要」の中の「賃金制度」に関する箇所(https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/jikan/syurou/15/dl/gaiyou03.pdf)を参照してください。
<会社によってさまざまな支給条件が定められている>
家賃補助は、それぞれの会社によって、さまざまな支給条件が定められています。したがって、家賃補助の支給対象や支給額は、それぞれの会社の規定によって異なっています。例えば、雇用形態、年齢や勤続年数、家族構成、会社から自宅までの距離、家賃の負担額などによって、支給対象や支給額が定められています。ちなみに、実家暮らしや持ち家の場合は、家賃補助が支給されない場合が多いようです。
アパレル業界の家賃補助事情
「アパレル業界の家賃補助事情」とは、どのようなものになっているのでしょうか。それでは、アパレル店員が、会社の家賃補助制度を利用する主な理由、そして会社の家賃補助制度を利用しない主な理由についてご紹介します。
<アパレル業界の家賃補助制度とは?>
「アパレル業界の家賃補助制度」とは、どのようなものになっているのでしょうか。一般的には、アパレル業界の中でも、小売業やメーカーなど、それぞれの業種によって、待遇は異なっています。したがって、アパレル業界を志望している場合は、それぞれの会社の福利厚生について、あらかじめ調べておいた方が良いでしょう。例えば、「会社に、家賃補助制度があるかどうか」といったことや「家賃補助の支給に該当する雇用形態は、どのような雇用形態であるのか」といったことについては、確認しておくようにしましょう。
<アパレル店員が家賃補助を利用する主な理由>
アパレル店員が、家賃補助制度を利用する主な理由とは、どのようなものなのでしょうか。主な理由としては、「家賃の負担が軽くなる」「貯金をしやすくなる」「自社ブランドの商品を購入しやすくなる」などのものが挙げられるようです。また、「一人の時間を得やすくなる」という理由も大きいようで、これはメイクのスキルアップなど、自己啓発などにその時間を使っているアパレル店員が多いようです。これらに加えて、実家暮らしであったアパレル店員が、一人暮らしをするようになると、多くの場合は通勤距離が短くなるため、仕事場に通いやすくなるといった理由もあるようです。
<アパレル店員が家賃補助を利用しない主な理由>
アパレル店員が、家賃補助制度を利用しない主な理由とは、どのようなものなのでしょうか。主な理由としては、「家賃補助は、課税対象となるため、支払うべき税額が大きくなってしまう」こと、「家賃補助が支給される条件に制限がある場合は、その後の引っ越しが行いづらくなる」ことなどが挙げられるようです。後者については、条件の例としては、「会社から○○km圏内が、家賃補助の支給対象」といったものなどが挙げられます。これらに加えて、「近隣に、会社の同僚が住んでいるケースがある」という理由が、大きく影響している場合もあるようです。これについては、例えば、「休日などに、同じショップで働く上司や同僚と鉢合わせになってしまう」というケースがあることや、「仕事モードを切り替えづらくなる恐れがある」ということを嫌っている場合が多いようです。
家賃補助制度のメリット・デメリット、双方を理解する
いかがでしたでしょうか?ここまで確認してきたように、家賃補助制度の利用には、メリット・デメリットの双方が存在しています。メリット・デメリットの双方を理解した上で、家賃補助制度を利用するか否かについては、決断するべきでしょう。加えて、それぞれの業界や会社の家賃補助制度が、どのようなものになっているのかということは、就職や転職を決断する前に、あらかじめ確認しておくべきであると言って、過言ではありません。(modelpress編集部)
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