きれいな言葉遣いを習得して、お客様から好感を抱かれるアパレル店員へ

きれいな言葉遣いを習得して、お客様から好感を抱かれるアパレル店員へ

【アパレル/モデルプレス】アパレル店員は、接客が主な業務であるにもかかわらず、きれいな言葉遣いを苦手としているアパレル店員は、少なくないようです。それでは、きれいな言葉遣いを習得していくためには、どのようなことを行っていけばよいと考えられるのでしょうか。そこで、本稿では、「きれいな言葉遣いを習得する方法」を中心にご紹介していきます。なお、本文の後半では、接客の基本となる接客七大用語についても、ご紹介していきます。

きれいな言葉遣いを習得して、お客様から好感を抱かれるアパレル店員へ/Photo by Nejron Photo

アパレル店員が、きれいな言葉遣いを習得するメリット

そもそも、アパレル店員が、きれいな言葉遣いを習得することには、どのようなメリットがあると考えられるのでしょうか。まずは、「アパレル店員が、きれいな言葉遣いを習得するメリット」について、主なものを3つご紹介していきます。

<お客様に好印象を与えやすい>

アパレル店員が、きれいな言葉遣いを習得するメリットの1つ目は、「お客様に好印象を与えやすい」ことです。敬語など、「きれいな日本語」を使うことによって、物腰が柔らかいというような印象を与えることができるでしょう。お客様を大切にしているという気持ちが、伝わりやすくなります。基本的には、アパレル店員は、初対面のお客様と接する機会が多くなります。きれいな言葉遣いで接することができれば、初対面のお客様であっても気持ちよく買い物をしていただきやすくすることができるでしょう。

<トラブルに対応しやすい>

アパレル店員が、きれいな言葉を習得するメリットの2つ目は、「トラブルに対応しやすい」ことです。敬語やクッション言葉などを用いることによって、直接的な表現を避けることができるでしょう。ちなみに、クッション言葉は、お客様へのお願いやお断り、またお客様へ異議を唱える場合などに使うようにするとよいでしょう。クッション言葉の例としては、例えば、「恐れ入りますが…」「お手数をおかけしますが…」などを挙げることができます。なお、助詞や語尾などについては、省略しないようにしましょう。クッション言葉を使うことによって、相手を諌めたり、相手を説得しやすくなったりすると言われています。

<程よい距離感を保てる>

アパレル店員が、きれいな言葉を習得するメリットの3つ目は、「程よい距離感を保てる」ことです。きれいな言葉遣いをすることによって、つかず離れずの良い関係を築いていきやすくなるでしょう。稚拙な言葉遣いをしてしまうと、お客様が離れていってしまったり、逆に、お客様と親密になりすぎてしまったりすることも少なくありません。

きれいな言葉遣いを習得する方法

それでは、きれいな言葉遣いを習得していくためには、どのようなことを行っていくべきであると考えられるのでしょうか。ここからは、「きれいな言葉遣いを習得する方法」について、主なものを3つご紹介していきます。

<敬語を習得する>

きれいな言葉遣いを習得する方法の1つ目は、「敬語を習得する」という方法です。仕事でよく使う敬語の表現などについては、声に出して練習するようにするとよいでしょう。例えば、「ご案内いたします」「さようでございます」は、練習しておくようにしましょう。繰り返し練習をしていくことによって、敬語に慣れていくことができます。また、尊敬語や謙譲語など、敬語の種類を理解した上で、適切に使うことができるように練習していきましょう。なお、店舗においては、焦らずに、適切な敬語を選んで話すようにするとよいでしょう。助詞や語尾については、省略してはいけません。

<言葉遣いがきれいな人のまねをする>

きれいな言葉遣いを習得する方法の2つ目は、「言葉遣いがきれいな人のまねをする」という方法です。例えば、アナウンサー、文化人などのまねをするようにするとよいのではないでしょうか。さまざまな表現を覚えておくことができれば、あわててしまいがちなシチュエーションなどであったとしても、きれいな言葉遣いで対応することができるでしょう。

<本や新聞を読む>

きれいな言葉遣いを習得する方法の3つ目は、「本や新聞を読む」という方法です。多くの文章に触れることによって、語彙を増やしていくようにするとよいでしょう。気に入った表現などを覚えておくことができれば、言い回しに困るような場面であったとしても、切り抜けやすくなるでしょう。

もっときれいな話し方を目指す!接客七大用語を使う時のポイント

きれいな言葉遣いを習得する方法を紹介/Photo by wavebreakmedia

接客七大用語を上手に使うことができれば、よりきれいな話し方を目指していくことができるでしょう。ここからは、接客七大用語の定義と「接客七大用語を使う時のポイント」について、ご紹介していきます。

<接客七大用語とは?>

接客七大用語とは、接客業を中心に、お客様と接するときに使用される基本的な用語のことです。よく使われるシーンや発声するときのポイントを押さえておくことができれば、スムーズに接客を行いやすくなるでしょう。ちなみに、接客七大用語に「失礼いたします」が加わって、接客八大用語と呼ばれることもあります。「失礼いたします」は、お客様に近づくとき、お客様のそばを通り過ぎるときなどに使われます。

<いらっしゃいませ>

「いらっしゃいませ」は、お客様に対して、歓迎の意を示す言葉です。笑顔で、はっきりと、明るい声で発生をするようにしましょう。なお、語尾を伸ばしてしまうと、だらしないというような印象を与えてしまいかねないので、注意しましょう。

<かしこまりました>

「かしこまりました」は、お客様からの依頼などに対して、「わかりました」と答えるときの言葉となります。相手の指示を受け入れるときに使われる敬語表現であるため、上司や取引先の担当者など、社内の人間に対しても社外の人間に対しても使うことができる言葉となっています。

<少々お待ちください>

「少々お待ちください」は、お客様から依頼や質問があった時に、少しの間待っていただく必要がある場合などに、使用する言葉となります。基本的には、業務が忙しいときなどに使うことが多くなってしまうとは思いますが、笑顔を忘れてしまうというようなことはないように心がけましょう。

<お待たせいたしました>

「お待たせいたしました」は、お客様をお待たせしまった後などに使う言葉となります。お待たせしてしまった時間の長さが、たとえとても短かったとしても、お待たせしてしまったということは事実なので、必ず謝罪の意を込めるようにしましょう。

<恐れ入ります>

「恐れ入ります」は、お客様からお気遣いをしていただいたときなどに、感謝の意を伝えるために使用する言葉となります。例えば、お客様が、商品をきれいな状態にしておいてくださった場合などには、必ず、「恐れ入ります」と伝えるようにしましょう。

<申し訳ございません>

「申し訳ございません」は、お客様に対して、謝罪の意を伝えるために使用する言葉となります。店舗側に非があった場合にはもちろんのこと、お客様から、異議申し立てなどがあった時には、まずは、「申し訳ございません」と伝える方が良いでしょう。

<ありがとうございます>

「ありがとうございます」は、お客様に対して、感謝の意を伝えるときに使用する言葉となります。お客様がご来店されたとき、お客様が商品を購入して下さったときなどに、使うことになります。その際、笑顔を忘れないのはもちろんのこと、「ありがとうございます」といった後に、お辞儀をするということが、ポイントになるでしょう。

接客七大用語の使い方から、見直す

いかがでしたでしょうか?ここまでご紹介させていただいたように、きれいな言葉遣いを習得していくための方法は、さまざまにあるようです。きれいな言葉遣いをすることが苦手な方は、まずは、接客の基本となる接客七大用語の使い方から、見直されていってみてはいかがでしょうか。(modelpress編集部)

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