アパレル業界に転職する時、真っ先に考えるのが商品を発売する「販売員」でしょう。そうなると覚えておきたいのが”接客のコツ”になります。今回は、アパレルの販売員になるなら覚えておきたい接客のコツをご紹介します。
目次
♥どんなタイミングでお客さまに声をかければ良いの?
アパレルの販売員が抱える悩みの一つに「お客さまへの声かけのタイミング」があります。
声かけをする適切なタイミングは「お客さまが特定の商品を吟味している時」になります。
入店直後の声かけは控えておくのがベター。
というのも、入店直後のお客さまは商品を選んでいる段階にあるからです。
また、お客さまが好印象を抱く声掛けのポイントは、以下の3つ。
・笑顔と柔らかい声を心がける
・目上の人に接するように声をかける
・情報を伝える
これらのポイントを知っておけば、少し不安なアパレル販売員の接客をこなすことができるはず。
この他にも「長々と説明しない」「お客さまの意見を否定しない」といった注意点もまとめています。
接客上手なアパレル店員は知っている!上手な声掛けのタイミング
♥アパレル販売員は「ロープレ」を行っている!
ロープレとは<ロールプレイング>のこと。
アパレル業界では、ロープレを行って接客技術の向上を図っています。
ロープレのやり方は以下の通り。
・まずはチーム分けをしてスタッフ役、お客さま役、フィードバック役と役を振り分ける
・年齢や趣味、探している商品などのシチュエーションを設定する
・これらの設定で接客を行う
・フィードバック役がスタッフ役に「良かったところ」と「改善した方が良いところ」を伝える
ロープレでは、普段行っている接客をすることによって問題点が浮き彫りになってくるため、実際の接客の改善につながっていきます。
ロープレで想定されるシチュエーションは「来店されたお客さまへのアプローチ」「会計中の対応」「クレームの対応」などが挙げられます。
「リアルな接客の想定」や「多様なシチュエーションを想定する」など、ロープレを通して接客技術を磨くためのポイントも頭に入れておきましょう。
アパレル店員が行うロープレとは?繰り返し練習して接客力の向上
♥いつも接客上手なアパレル販売員でいるためには?
接客上手なアパレル販売員でいるためにはどうしたら良いのでしょうか。
そのポイントの一つに<アパレル販売員が苦手と感じやすいお客さまへの接し方>というものがあります。
例えば、声かけに対して無反応なお客さまに対して無理に声かけをしない、必要以上にフレンドリーなお客さまに対してはお客さまがどんな対応を望んでいるかを考える…などが考えられます。
アパレル業界に限らず、様々な仕事で「苦手だな~…」と思う人の対応をしなきゃいけないことが多々あります。
接客をするとなると、特に嫌な顔を見せずにいかに上手く話すかがキモになるもの。
苦手なお客さまへの対応はもちろん、同僚との付き合い方もまとめています。
苦手な人との付き合い方 いつも接客上手なアパレル店員でいるためには?
♥番外編:接客されるのが苦手な人向けの「声掛けの断り方」
アパレル販売員に接客されるのが苦手…という人もいるでしょう。
だからこそ、接客をするとなった時に「声かけて大丈夫かな~…」と不安になってしまう人もいるはず。
アパレル販売員の声がけに対して、無視をしてしまうこともあるでしょう。
このような声がけを断るコツは、もう少し明るい色が欲しいといった「明確な理由をつけること」。
試着したアイテムを買わない時は「もう少し考えます」「他のも見てきます」といった言葉を伝えるのがベストです。
また、断るポイントとしては「素直に断る」(=1人で見たい旨を伝える)、「感謝を忘れない」(=声をかけてもらったらありがとうございますと言う)、「無視をしない」(=聞こえないフリをしない)といったものが挙げられます。
断り上手になって、お互いが気持ちよくなれるショッピングをしましょう。
<接客されるのが苦手な人向け>アパレル店員の声掛けの上手な断り方
アパレル業界の接客は、様々なコツがあります。
接客する方はもちろん、接客される方の対応も覚えておくと、どう接客をしたら良いかが見えてくるはずです。
別の業界からアパレル業界に転職をしたいという人は、これらを覚えておくと良いでしょう。(modelpress編集部)
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