美容部員の職務経歴書の書き方 実績をアピールして、新しいキャリアを開拓

美容部員の職務経歴書の書き方 実績をアピールして、新しいキャリアを開拓

転職活動において、職務経歴書は、とても大きな役割を果たすことがあります。美容部員の転職活動においても、職務経歴書が必要になるケースは、少なくないようです。美容部員の職務経歴書は、どのように書いていけばよいのでしょうか。本稿では、「美容部員の職務経歴書の書き方」について、ご紹介していきます。

美容部員の職務経歴書の書き方 実績をアピールして、新しいキャリアを開拓/Photo by Kinga

美容部員の職務経歴書の書き方(項目別)

美容部員の職務経歴書には、どのような項目があるのでしょうか。まずは、美容部員の職務経歴書の書き方について、項目別にご紹介していきます。

<職務経歴書に書く項目>

職務経歴書に書く項目は、職務要約、職務経歴、資格、そして自己PRです。職務要約には、職務経歴の内容を要約したものを書いていきます。職務要約を読んだだけで、職務経歴の概要がわかるように、簡潔にまとめるようにしましょう。職務経歴には、過去に経験した仕事に関する情報を詳細に書いていきます。たとえば、企業名、勤務期間、業務内容、そして実績などです。資格には、美容業界に関する資格、加えて仕事に直結するような資格があれば、書くようにしましょう。たとえば、日本化粧品検定、日本メイクアップ技術検定、そして接客心理検定などです。自己PRには、美容部員の仕事に活かすことができる強みや特技を書いていきます。たとえば、コンテストでの受賞歴などがあれば、書いておくとよいでしょう。

<職務経歴書を作成するポイント>

職務経歴書の内容は、A4サイズの紙に書いていき、1~2枚にまとめていくようにしましょう。他の業界においては、一般的には、2~3枚にまとめるケースが多いようですが、美容部員の仕事のみを経験した場合には、1枚であっても問題ありません。要点を押さえて、簡潔にまとめることが大切になります。また、採用担当者に配慮をして、読みやすいレイアウトにするようにしましょう。そして、志望する企業が求める人物像を意識して、自己PRを行うようにしましょう。

美容部員が職務経歴書でアピールしたいポイント

美容部員が職務経歴書を書く際には、どのようなことがアピール・ポイントになるのでしょうか?それでは、「美容部員が職務経歴書でアピールしたいポイント」について、代表的なポイントを3つご紹介していきます。

<販売実績>

美容部員が職務経歴書でアピールしたいポイントの1つ目は、「販売実績」です。採用担当者に対して、売り上げ目標の達成に対する意識の高さをアピールするようにしましょう。その際、売り上げ目標を達成するために、どのような努力や工夫をしたのかについて、採用担当者に伝えるようにしましょう。なぜならば、売り上げ目標の達成にいたるまでに発揮したリーダーシップや周囲との協調性などが、重視されるケースもあるからです。なお、販売実績は、数値を用いて、具体的に伝えることを心がけましょう。たとえば、「○○%達成」「全国○○位」などが、好ましいでしょう。商品を販売する力は、美容部員にとって必須であるため、職務経歴書には、積極的に盛り込むようにするとよいでしょう。

<メイクアップスキル>

美容部員が職務経歴書でアピールしたいポイントの2つ目は、「メイクアップスキル」です。タッチアップメイクによって、お客様の満足度を高めて、商品の販売につなげることができた事例について、具体的に伝えるようにしましょう。また、メイクアップスキルを向上させた意欲の高さが、採用担当者へのアピールになることもあります。たとえば、メイクアップスキルに関する資格の取得状況などは、アピールの材料になりやすいでしょう。

<コミュニケーション能力>

美容部員が職務経歴書でアピールしたいポイントの3つ目は、「コミュニケーション能力」です。お客様の購買行動につなげられる接客スキル・カウンセリングスキルがあることをアピールしましょう。また、お客様とのコミュニケーションにおいて、大切にしていることがある場合には、職務経歴書に盛り込むようにしましょう。たとえば、お客様の視点に立った商品の提案などは、アピールの材料になりやすいでしょう。

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美容部員の職務経歴書の作成例

美容部員の職務経歴書の書き方を紹介/Photo by Dean Drobot

美容部員の職務経歴書は、どのように作成していけばよいのでしょうか。それでは、「美容部員の職務経歴書の作成例」について、ご紹介していきます。

<職務要約>

専門学校を卒業後、美容業界において、主に美容部員として、7年間、化粧品の販売に従事しておりました。美容部員としてのスキルアップために取得したフェイシャル・エステ関連の資格については、複数の資格を保有しております。フェイシャル・エステに関連するスキルを活かして、御社の売り上げの増加に貢献したいと考えております。

<職務経歴>

A社
年商:100億円、従業員数:300名、全国直営店:50店舗
勤務期間:2012年4月~2015年6月
業務内容:接客、販売
実績:2013年度売上高○○万円、目標達成率98%、前年比101%
2014年度売上高○○万円、目標達成率102%、前年比109%

B社
年商:150億円、従業員数:550名、全国直営店:80店舗
業務内容:接客、販売、フェイシャル・エステ施術
実績:2017年度売上高○○万円、目標達成率105%、前年比109%
2018年度売上高○○万円、目標達成率108%、前年比110%

<資格>

○○年○月:日本化粧品検定
○○年○月:日本メイクアップ技術検定
○○年○月:認定フェイシャルエステティシャン

<自己PR>

お客様のさまざまな肌の悩みに合わせたメイクをご提案するというカウンセリングを通じて、多くのリピーターを獲得することができました。しかしながら、より高い質のカウンセリングの必要性を感じたため、スキルアップのためにフェイシャル・エステ関連の資格を取得して、B社においては、施術スタッフとしても活躍しました。こつこつと勉強をすることが得意であり、将来的には、店長やエリアマネージャーなど、責任のある役職を任されるような人材になりたいと考えております。

採用担当者に効果的なアピールをする

いかがでしたでしょうか?ここまでご紹介させていただいたように、職務経歴書を作成する際には、押さえておくべきポイントが、数多く存在しています。転職活動の際に、職務経歴書が必要になった場合には、本稿で紹介させていただいた内容を参考にして、採用担当者に効果的なアピールをしていってください。(modelpress編集部)

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