美容部員は、特に女性にとって、憧れの仕事の一つでしょう。そのため、新卒の学生からの人気も根強いものがあるようです。ただし、専門的な知識やスキルが求められる仕事であるため、正しい理解がないまま、美容部員を目指すことを諦めてしまうというようなケースも少なくないようです。専門的な経験や知識がない新卒の学生は、美容部員を目指すことはできるのでしょうか。本稿では、美容部員を目指す新卒の学生向けの「就活対策と志望動機の例」について、ご紹介していきます。
美容部員を目指す新卒の学生が知っておきたいこと
美容部員を目指す新卒の学生は、どのようなことを知っておけばよいのでしょうか。まずは、「美容部員を目指す新卒の学生が知っておきたいこと」について、ご紹介していきます。
<新卒の未経験であっても美容部員を目指せる>
美容部員を目指す新卒の学生が知っておきたいことの1つ目は、「新卒の未経験であっても美容部員を目指せる」ことです。美容部員は、専門的な知識が求められる仕事ではありますが、新卒の未経験であっても目指すことが可能です。ただし、高卒を対象とした正社員の求人については、あまり多くないようです。これは、大卒の学歴や短大卒・専門学校卒の専門的な知識が重視されるケースもあるからです。したがって、短大卒・専門学校卒の場合には、短大や専門学校で学んだ専門的な知識とスキルを十分にアピールすることができるようにしましょう。また、大卒の場合には、専門的な知識が不足しているケースも多いため、志望動機や経験などをアピールできるとよいでしょう。
<美容部員は中途入社が多い>
美容部員を目指す新卒の学生が知っておきたいことの2つ目は、「美容部員は中途入社が多い」ことです。美容部員は、中途入社の場合も少なくありません。なぜならば、中途入社の場合には、経験が重視されて、即戦力として採用されるからです。したがって、即戦力が必要とされている場合には、新卒の採用が行われていないということも少なくありません。これは、新卒採用者を育てるためには、研修などを通して、ビジネスマナーや基本的な業務を教える時間が必要になるからです。以上から、美容部員は、新卒の未経験からであっても目指すことができる仕事ではありますが、実務に関する専門的な知識を身につけておけば、入社後、スムーズに仕事を行いやすくなるという側面があるということもできるでしょう。
<応募をする際には、新卒採用の求人に絞ったほうがよい>
美容部員を目指す新卒の学生が知っておきたいことの3つ目は、「応募をする際には、新卒採用の求人に絞ったほうがよい」ことです。転職サイトなどに掲載されている中途採用向けの求人は、新卒も対象としていることがあります。しかしながら、基本的には、社会経験を持っている応募者と比較されることになるため、新卒が不利になることも少なくないようです。したがって、新卒採用の求人に絞ったほうが、採用試験を突破できる可能性を上げることができるでしょう。
美容部員を目指す新卒の学生が就活の際に対策したほうがよいこと
美容部員を目指す新卒の学生は、就活の際にどのような対策をすればよいのでしょうか。それでは、「美容部員を目指す新卒の学生が就活の際に対策したほうがよいこと」について、ご紹介していきます。
<選考スケジュールの確認>
美容部員を目指す新卒の学生が就活の際に対策したほうがよいことの1つ目は、「選考スケジュールの確認」です。新卒採用のスケジュールは、企業によって、異なります。したがって、早めに採用に関する情報をチェックして、新卒採用のスケジュールを頭に入れておくようにしましょう。基本的には、新卒採用のスケジュールに合わせて、自身の就活を考えていくことになります。つまり、エントリーの期日に間に合うように企業研究や自己分析、エントリーシートの記入を進めていかなければなりません。なお、インターンシップなどがある場合には、早い時期から企業研究をスタートさせられるチャンスになるので、積極的に応募してみるとよいでしょう。
<業界研究・企業研究>
美容部員を目指す新卒の学生が就活の際に対策したほうがよいことの2つ目は、「業界研究・企業研究」です。まずは、化粧品業界の市場の動向やトレンドについて、理解するようにしましょう。昨今では、日本製コスメの増加や男性向けスキンケア用品の流行が見られます。また、無添加やミネラルコスメに対する需要が拡大傾向にあります。この背景としては、2020年の新型コロナウイルス感染症の拡大によって、オンライン映えするメイクや自宅におけるセルフケアのニーズに対するニーズが高まりを見せていることが挙げられるでしょう。以上のような業界研究に加えて、応募する企業の特徴や強みも理解するようにしましょう。なお、就活の序盤では、好みのブランドを持つ企業だけではなく、幅広く企業研究をするとよいでしょう。なぜならば、選択肢を広げることができるからです。つまり、自身に合った企業を見つけられる可能性も上げることができるでしょう。なお、美容部員の経験がある場合には、先輩社員から情報を集めたり、アドバイスを受けたりするとよいでしょう。これに対して、美容部員が未経験の場合には、実際に店舗やコスメカウンターを訪れて、企業を選ぶ際の参考にするとよいでしょう。
<自己分析>
美容部員を目指す新卒の学生が就活の際に対策したほうがよいことの3つ目は、自己分析です。応募する企業へのアピールとなるような自身の経験や強みなどについて、分析しましょう。なお、未経験などの理由によって、専門的な知識やスキルをアピールすることが難しい場合には、入社後のスキルアップやキャリアアップなどに関する展望を示すことができるとよいでしょう。
<応募書類のブラッシュアップ>
美容部員を目指す新卒の学生が就活の際に対策したほうがよいことの4つ目は、「応募書類のブラッシュアップ」です。応募書類は、短く、わかりやすい内容にしましょう。また、書き終えた応募書類は、友人などに見せて、アドバイスをもらった後、再度書き直すようにするとよいでしょう。
<面接対策>
美容部員を目指す新卒の学生が就活の際に対策したほうがよいことの5つ目は、「面接対策」です。少なくとも、志望動機や自身の強みなど、面接の際に質問されることが想定される内容については、短く、わかりやすい回答をすることができるように練習をしておきましょう。また、面接の練習をする際には、友人などに面接官役を頼んで、実際の面接に近い状態にすると効果的でしょう。
美容部員を目指す新卒の学生の志望動機
美容部員を目指す新卒の学生は、どのような志望動機を書けばよいのでしょうか。それでは、「美容部員を目指す新卒の学生の志望動機」について、ご紹介していきます。
<美容部員の経験がある場合>
私は、○○デパートのコスメカウンターにおいて、3年間、美容部員のアルバイトの経験があります。○○デパートのコスメカウンターには、御社のコスメカウンターもありました。ある日、昼休みの時間に御社のコスメカウンターを利用させていただいた際、御社の商品の品質はもちろんのこと、御社の美容部員のカウンセリングスキルにとても感動させられました。そのため、大学卒業後には、御社の美容部員になりたいと決意しました。
<美容部員の経験がない場合>
私は、大学の4年間、演劇部の裏方をしていました。その際、演者のメイクを担当することも多くありました。ただ、他人のメイクをしたことはなかったため、入部当初は、なかなか上手なメイクをすることはできず、悩んでいました。そして、藁にも縋る思いで御社のコスメカウンターを利用してみました。その際の美容部員から受けたカウンセリングは、今でも忘れることはできません。その美容部員は、私が抱えていた悩みに真摯に向き合い、アドバイスをしてくださいました。この経験から、大学卒業後には、御社の美容部員になりたいと決意しました。
未経験であることを「武器」にする
いかがでしたでしょうか。ここまでご紹介させていただいたように、新卒の未経験であっても美容部員を目指すことはできます。ただし、その場合には、未経験であることが、ある意味では「武器」となるようなアピールをすることが必要になるでしょう。新卒の未経験から美容部員を目指されている方は、本稿を参考にしながら、就活の対策を進め、憧れの仕事を手に入れてください。(modelpress編集部)
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