大手アパレルブランドが実践!売上アップに必要な3つのこと

大手アパレルブランドが実践!売上アップに必要な3つのこと

【アパレル/モデルプレス】アパレルブランドは売上競争が激しい世界です。明確にライバルとの差が分かるのは売上です。だからこそ売上アップは競争の激しい世界において最も重要なことです。そのためにもどこのブランドでも売上アップのために日々切磋琢磨しています。今回は売上アップのために店長や店長代理に必須なノウハウについて紹介していきます。
大手アパレルブランドが実践!売上アップに必要な3つのこと/Photo by Getty Images
大手アパレルブランドが実践!売上アップに必要な3つのこと/Photo by Getty Images

ポイント1:メインの客層と商品の把握



1つ目のポイントはメインの客層と商品の把握です。お客様と自分のお店についてよく知ることは売上アップの他にも、お店に貢献するための様々なことに繋がります。

<自店舗を訪れる客層を把握>

お客様の情報は性別を始め、年代、職業、来店手段、同伴者数などがあります。お客様一人ひとりに合わせた商品の提供が満足感を与え、売上アップにも繋がります。メインの客層が多く買っている商品は売上の大半を占めるので、お店の売上にも大きく影響します。だからこそ、それらの情報の把握が重要になってきます。お客様のニーズに応えられないとせっかくの売り上げアップのチャンスを逃してしまいます。

<自店舗の商品について把握>

お店がメインとして売り出している商品、在庫数、陳列場所、価格、特徴の把握も大切です。お客様は、お店の商品についての情報はあまりよく知りません。それらの情報を与えることで商品選びの手助けにもなります。陳列場所や在庫数などの情報を把握することは、販売員として必須です。在庫管理がしっかりできると需要と供給も把握でき、お客様へ適切な商品の提供もできるようになります。

ポイント2:見やすい売り場づくり



2つ目のポイントは見やすい売り場づくりです。売り場が見やすくなるとお客様も商品が選びやすくなり、購買欲を促進します。

<商品の効果的な陳列方法>

売り場を魅力的にコーディネートすることは非常に効果的です。特にディスプレイにはこだわり、また購買意欲を掻き立てるそれらのカラーコントロールは重要なポイントになります。ライバル店とは似ているようなものではなく、独自性を追求した、そのお店にしかない特徴を前に出していきましょう。また、そうしたコーディネート売り場を入り口付近に置くとお客様を惹きつけやすくなります。

<店舗レイアウトの工夫>

店舗のレイアウトを良くするためにはゾーニングにもこだわりましょう。ブランドごとに分ける、若者向けに分ける、価格ごとに分けるなどとゾーニングの方法はたくさんあります。ゾーニングする際は、売れ筋の商品は店頭に、高価な物はお客様を威圧してしまうので、お店の奥になどと商品に適切な位置を心がけ、客導線を考慮した効果的な誘導でマグネット売り場を実践します。

<販促物の設置>

訴求ポスターやPOPにもこだわると、お店独自の魅力が増し、他店との差別化が図れます。これらの販促物があると、細かいところまで気遣いができるというアピールができます。販促物の趣向がお客様好みのものだと、購買意欲を湧かせることもできます。靴下や下着などのサイズ変換表を設置することで、お客様への訴求効果はさらに増します。

ポイント3:部下のモチベーション維持



3つ目のポイントは部下のモチベーション維持です。これもまた店長や店長代理の大切な仕事です。

<部下育成の重要性>

実際に売り場で働く最前線は部下です。店長には、部下への適切な指示やアドバイスが求められます。部下の接客スキルがお店の売上に直結すると言っても過言ではありません。だからこそ部下の育成は重要になってきます。

<一人ひとりに合った目標設定>

あまりハードルを上げすぎず、じっくりと育成するようにしましょう。適した目標を設定するには部下の個人個人の能力を把握することが必要となります。焦りすぎて理不尽なことを部下に要求するとモチベーションが下がってしまいます。

<定期的な面談>

悩みなどのモチベーションに関わることを把握し、今後のキャリアプランを立てるために部下との定期的な面談を設けましょう。面談の際は部下を圧迫しすぎず、話しやすい雰囲気を作るようにしましょう。

<適切なフィードバックと評価>

部下のモチベーションを上げるフィードバックはポジティブフィードバックとサンドイッチフィードバックがあります。サンドイッチフィードバックとはポジティブ、ネガティブ、ポジティブの順で意見を言うフィードバックです。叱って伸びる人よりも褒めて伸びる人の方が多いです。ポジティブで締めることで部下のやる気も上がります。フィードバックや評価をする際は業務に関することだけ指摘するようにして、他のことには立ち入らないようにしましょう。

<適度な干渉とコミュニケーション>

店長は部下に指示し、実際の業務を部下に任せるので、信頼が重要になります。信頼して任せられるということを部下に自覚させましょう。信頼が無くなってしまうと放置になってしまいます。モチベーションが落ちる原因になります。業務を任せつつもあまり立ち入りすぎず、適度に干渉するようにしましょう。日ごろの部下への干渉が信頼へと繋がります。

ワンランク上の販売環境で売上アップ



いかがでしたでしょうか?ただ商品を並べるだけでは売れません。買う側の立場に立って、購買意欲が高まるような演出を行うことが大切です。また、売る側も十分なコミュニケーションをとり、販売力増強のための方策を練る必要があります。それら二つをケアすることが、売上アップにつながるのではないでしょうか。(modelpress編集部)

実際に働いている人の声は?

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