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<希望年収の伝え方>転職で好印象を与える給与交渉のコツ

【アパレル/モデルプレス】お金の話をするのはタブーだと思って苦手意識を持っていませんか?お金に対する苦手意識が原因で、転職する際に上手に給与交渉ができないという人は珍しくありません。転職の成否は給与の問題だけではありませんが、転職によって現職よりも給与を上げたいと思う人は多いのではないでしょうか。そこで今回は、転職時の希望年収の伝え方についてご紹介します。

<希望年収の伝え方>転職で好印象を与える給与交渉のコツ/Photo by Photographee.eu

希望年収の考え方

多くの場合、求人欄には想定年収が記載されています。しかし、面接で希望年収を聞かれることも珍しくありません。ここでは、希望年収の考え方についてご紹介します。

<面接で希望年収を聞かれることがある>

収入を上げることを転職の目的とする場合もありますが、そうでない理由での転職であったとしても、転職で年収を上げたいと考える人は少なくありません。しかし、お金のことを言うのは、はしたない、常識がない、と思われることも少なくないため、希望年収について「どのように伝えてよいのか分からない」という人は珍しくありません。

希望年収について考えるとき重要なポイントは、希望年収をあくまでも希望として考えるということです。そして、その額は、自分が希望する入社初年度の年収額であり、永続的な金額ではありません。また、希望年収を相手に伝えても、確実に金額の希望が通るわけではないことを心得ておきましょう。

ではなぜ、面接で希望年収を聞かれるのでしょうか。それは、企業が希望年収を聞く目的は、企業と志望者の間に大きな乖離がないかを確認するためです。また、給与額を決める際の参考にすることも多いようです。

<希望年収の内訳>

希望年収を考えるときに気を付けたいポイントは、その内訳です。転職で複数の企業を経験すると、年収の内訳や表現がいろいろあることがわかるため、内訳を確認することの重要性がわかってくるものですが、そうでない場合には、現職の制度と同じだと思い込むケースも少なくありません。しかし、年収の表記や提示の仕方は企業や業界によって異なることがあることを知っている人は意外に少ないようです。例えば、年収を毎月の基本給のほかに、手当てや賞与なども含む年間の金額としている場合もあれば、賞与含まない金額を年収として明記している場合もあります。

希望年収を聞かれたときのNGな答え

本来、対等であるはずの面接ですが、実態として企業が強いことは珍しくなく、そのために希望年収を聞かれて適切に回答できないことも。ここではNG回答ついてご紹介します。

<希望年収は高くても、低すぎてもNG>

面接を受けている側としては、少しでも採用される可能性を上げるために、希望年収を低く伝えることが良いと考える人が少なくありません。実際に、希望年収の金額が直接的な不採用になるケースはほとんどないといわれています。しかし、根拠のない金額やあまりに非常識な金額は採用担当者に良いイメージを与えないことも事実です。ここで注意したいのは、「提示する金額が高額じゃないから大丈夫」ということでもないということです。業界、職業、年齢、業務経験、家族構成によって幅はありますが、適正と思われる妥当な金額があります。その金額を調べて、その上限値に近い金額を言うのがベストでしょう。もちろん、その金額がもともとの求人に記載された金額の範囲であれば、なお望ましいでしょう。

<「いくらでも良い」はNG>

多くの日本人が思いがち、言いがちな回答として「いくらでも良い」という言葉があります。これは、応募した企業に対する信頼の気持ちから出た言葉だとしても、良い印象を与えない回答です。特に、具体的に確認せず、「御社の規定に従います」と言うのも避けたい言葉です。その理由は、目標やこだわりがないとみなされたり、現職よりも低い年収を提示されたりする可能性があるからです。相手を受け入れる姿勢は重要ですが、きちんとわからないままに承諾や肯定する人物だと認識されると、雇用して社外の人と仕事をする際に会社のリスク要因になると思われる可能性があります。

<理由のない給与アップはNG>

転職は給与を上げるチャンスですが、必ずしも給与が上がらないことがあることも知っておきましょう。転職内容にもよりもますが、転職によって給与が下がる、待遇が悪くなるというケースは決して珍しいことではありません。応募する企業によっては、前職ではなく、応募企業のスキルレベルや経験に照らし合わせた結果、給与が下がる場合は十分に考えられます。前職より給与を上げることを目指す場合には、明確なアピールと理由が求められることを知っておきましょう。ただし、特殊な求人内容や資格を有しているなど専門的な内容の求人の場合、その求人に適しているとみなされた場合には、それほど強い理由でなくとも給与アップが見込める可能性は十分にあります。

面接で希望年収を伝える際のポイント

転職時の希望年収の伝え方を紹介/Photo by BONNINSTUDIO

同じ希望年収でも、言い方や伝え方によって相手に与える印象は大きく変わってきます。ここでは、面接で希望年収を伝える際のポイントについてご紹介します。

<現職の金額を基準にする>

希望年収の金額を現職の金額を基準にすると、面接官の同意が得られやすくなります。その際に必要となるのが、現職の給与の内訳です。年収だけでなく、基本給や残業代などの諸手当の額も確認しておきましょう。

<最低金額を伝える>

希望年収が言いにくい場合には、最低金額を伝えることも有効です。最低金額は遠慮して低めの金額を伝えてしまうと、その金額を基準に給与が決定されてしまうことがあるので、最低金額で伝えるときには注意が必要です。よほど低い場合を除いて、現職の金額を最低金額として伝える人は多くいます。例えば、「現職では●●万円なので、●●円を下回らない金額を希望します」などと伝えると納得してもらいやすくなります。

<希望年収は常識の範囲内で答える>

希望年収で最も意識したいのは、常識的な範囲で回答することです。そのためには、自分の経験値や実力から客観的に判断することが大切です。特に職種を変えるなど、キャリアチェンジをする場合などは未経験となるため、同年代の人の給与より下がるケースが多いことや、年収のアップが期待できないことを知っておきましょう。

お金の話は自分が常識人であることをアピールする場と心得る

いかがでしたでしょうか?多くの日本人は、お金の話が苦手だといわれています。特に、まだ就業しておらず、自分がどれほどの働きができるのかがわからない状況でお金の話をすることに、気まずさを感じる人も少なくないでしょう。しかし、給与交渉に限らず、適切にお金の話ができることは、お金だけでなく、時間や仕事内容、生産性など、ビジネスマンとして必要な感覚を持っていることを示すチャンスになります。言い換えると、社会人としての常識があることをアピールする場ということです。そういった意味でも、曖昧に答える、相手にゆだねる、などの回答をせず、真摯に答えることが相手に好印象を与えるコツになります。(modelpress編集部)