【アパレル/モデルプレス】「F1層」とは、どのような意味の言葉なのか知っていますか?F1層は、「アパレル業界のマーケティングで重要なターゲット層」であるといわれています。F1層について知ることは、アパレル業界に身を置く者にとっては重要なことです。それでは、F1層の「特徴」とは、どのようなものがあるのか、ご紹介します。
F1層とは?
そもそも、「F1層」とは、どのようなターゲット層を指す言葉なのでしょうか?まずは、F1層を含む、視聴者構成割合についてご紹介します。
<消費者の性別と年齢を示した分類>
F1層は、「消費者の性別と年齢を示した分類」の一つです。具体的には、アルファベットは男女の性別(Male, Female)を表し、数字は年齢の分類を表します。そして、例えば、F1層やM1層という分類のことを「視聴者構成割合」と言います。この視聴者構成割合は、かつては、放送業界や広告業界において、消費者・視聴者を分類するために用いられていました。ただ、現在では、マーケティング業界でも用いられるようになっています。
<視聴者構成割合>
「視聴者構成割合」とは、具体的には、どのようなものがあるのでしょうか。視聴者構成割合は、大きく分けて、8種類存在します。まず、C層は、4~12歳の男女を指します。アルファベットのCは、Childです。次に、T層は、13~19歳の男女を指します。アルファベットのTは、Teenagerです。そして、F1層は、20~34歳の女性、F2層は、35~49歳の女性、F3層は、50歳以上の女性を指します。アルファベットのFは、Female(女性)です。最後に、M1層は、20~34歳の男性、M2層は、35~49歳の男性、M3層は、50歳以上の男性を指します。アルファベットのMは、Male(男性)です。
F1層という分類が使われる理由
「F1層という分類が使われる理由」には、どのようなものがあるのでしょうか。それでは、F1層という分類が使われる理由についてご紹介します。
<ターゲティングしやすい>
当然のことではありますが、それぞれのターゲットによって、効果的なプロモーションは異なってきます。したがって、対象を固定した方が、ターゲティングはやりやすくなるということになります。
<視聴者構成割合は使いやすい>
これに加えて、単純に「視聴者割合は使いやすい」と考えられていることが多いようです。なぜならば、例えば、10代ごとに区分するよりも、ここまで見てきたような視聴者割合の分類の方が、「実際の思考」に近い分類であると考えられていることが多いからです。このように、視聴者構成割合は、プロモーションが行いやすい区分であると考えられているため、さまざまな業界で使われるようになったといわれています。
アパレル業界で重要なF1層の特徴
「アパレル業界で重要なF1層の特徴」とは、どのようなものがあるのでしょうか。それでは、アパレル業界で重要なF1層の特徴についてご紹介します。
<トレンドに敏感>
アパレル業界で重要なF1層の特徴の1つ目は、「トレンドに敏感」であるというものです。F1層の多くは仕事をしており、ある程度の収入があることが多いため、他の層と比べて、消費意欲が旺盛であるといわれています。加えて、F1層は、「新しいもの」や「最新の技術」などの情報を得ることが、他の層よりも早いと考えられています。
<自己投資に積極的>
アパレル業界で重要なF1層の特徴の2つ目は、「自己投資に積極的」であるというものです。F1層は、他の層と比べて、自身のキャリアアップに関心が強いことが多いといわれています。言い換えると、F1層は、いわゆる「自分磨き」に興味がある場合が多いといえます。
<ネットを使いこなしている>
アパレル業界で重要なF1層の特徴の3つ目は、「ネットを使いこなしている」というものです。F1層は、他の層と比べて、「日常生活の中で携帯電話やパソコンの操作を通じて、インターネットを使うことに慣れている世代」であるといってよいでしょう。このことから、F1層では、通販サイトなどを利用している人が多いようです。その際、F1層の多くは、口コミサイトなど、インターネット上で、商品に関する評価を検索するようになっています。
今後のマーケティングでは、F1層に注目
いかがでしたでしょうか?ここまで見てきたように、F1層は、アパレル業界におけるマーケティングの際に、とても重要なターゲットとなります。そして、F1層には、さまざまな特徴があります。F1層の特徴を正しく理解し、効果的なプロモーションを行うことができれば、そのマーケティングの成果は、とても大きなものにすることができることは間違いないでしょう。今後のマーケティングでは、F1層に注目してみてはいかがでしょうか。(modelpress編集部)
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