美容部員の志望動機の例文 履歴書への書き方と面接での伝え方

美容部員の志望動機の例文 履歴書への書き方と面接での伝え方

美容部員の履歴書と面接では、志望動機が大切になります。しかしながら、志望動機の書き方と伝え方は、決して簡単なものではありません。どれだけ素晴らしい志望動機を持っていたとしても、書き方と伝え方が身についていなければ、企業から評価を得ることは、難しいでしょう。それでは、志望動機を書くときと伝えるときには、どのようなことがポイントになるのでしょうか。本稿では、まず、美容部員の仕事内容や美容部員に求められる要素を確認したうえで、志望動機を書くときと伝えるときのポイントについて、ご紹介していきます。

美容部員の志望動機を履歴書に書くときのポイントとは?/Photo by VGstockstudio

美容部員ってどんな仕事?

そもそも、美容部員とは、どのような仕事なのでしょうか。まずは、美容部員の基本的な仕事内容と美容部員に求められる要素について、ご紹介していきます。

<基本的な仕事内容>

美容部員の「基本的な仕事内容」とは、どのようなものなのでしょうか。美容部員は、基本的には、それぞれのお客様に合った化粧品を提案し、販売します。そして、お客様が抱えている化粧に関する悩みを聞いたり、実際にメイクをしたりします。これらに加えて、店舗の美化や、顧客管理といった業務も行います。ちなみに、美容部員は、「ビューティーアドバイザー」と呼ばれることもあります。

<美容部員に求められる要素>

それでは、「美容部員に求められる要素」とは、どのようなものなのでしょうか。まずは、「美容に関する知識」については、必須となります。「積極的にメイクに対して興味を持ち、メイクについて勉強できる熱心さ」といったようなものも必要になります。日頃から、雑誌やSNSを通じて、メイクについて研究していたり、いろいろなメイクの方法を試したりしていることが、求められるでしょう。また、「コミュニケーション能力」も必要となります。美容部員は、初めてご来店されるお客様と接する機会も多い仕事です。お客様のメイクを見たり、お客様からの悩みを聞いたりしたうえで、的確にアドバイスをする力が求められます。お客様が求めている内容をアドバイスすることで、商品の販売につなげていくのです。したがって、当然のことではありますが、「営業力」も求められることになります。

【美容部員の転職】履歴書に志望動機を書く際に意識すべきポイント

実際に、履歴書に志望動機を書く際には、どのようなポイントを意識すべきなのでしょうか。それでは、履歴書に志望動機を書く際に意識すべきポイントについて、ご紹介していきます。

<そもそも、美容部員を目指す理由は?>

履歴書に志望動機を書く際に意識すべきポイントの1つ目は、「美容部員を目指す理由」です。「美容部員になりたいと思ったきっかけ」を伝えることができるような内容にしていきましょう。その際、なるべく具体的に書くことが大切になります。それは、担当者に熱意を伝え、また積極性をアピールするためです。

<どうしてこのブランドが良いのか?>

履歴書に志望動機を書く際に意識すべきポイントの2つ目は、「ブランドを選んだ理由」です。つまり、「応募先の企業でなければならない理由」について、考えるようにしましょう。企業は、基本的には、ブランドや商品について、よく知っている人を採用したいと考えています。したがって、実際に商品を購入してみたり、店頭で接客を受けてみたりするとよいでしょう。当然のことながら、「好き」や「憧れ」だけでは、NGとなります。ちなみに、ブランドや商品についての研究がしっかりとできていると、面接の際にも対応しやすくなるでしょう。

<入社して何をしたいのか?>

履歴書に志望動機を書く際に意識すべきポイントの3つ目は、「入社後の働き方」です。つまり、「入社後のビジョン」を明確にしておくことが必要になります。「どのような美容部員を目指すのか」「どのようなことを意識して仕事に取り組むのか」などについて、具体的に書くことができるとよいでしょう。

【美容部員の転職】履歴書に記入する志望動機のOK例

美容部員の志望動機のOK例とは、どのようなものなのでしょうか。それでは、美容部員の志望動機のOK例について、ご紹介していきます。

<志望動機のOK例の特徴>

「志望動機のOK例の特徴」とは、どのようなものなのでしょうか。すでに確認したように、美容部員の志望動機には、「美容部員になりたいと思ったきっかけ」「応募先の企業でなければならない理由」「入社後のビジョン」について、なるべく具体的に書いていくことが必要になります。「美容部員になりたいと思ったきっかけ」については、例えば「専門学生時代に、友人からメイクを頼まれ、とても喜ばれた」という経験や、「学生時代の部活動で、舞台のメイクを担当していた」というような経験を書くことができるとよいでしょう。次に、「応募先の企業でなければならない理由」については、例えば「応募先の企業の化粧品を誕生日プレゼントとしてもらった際に、とても感動した」というような経験や、「応募先の企業で、美容部員からメイクをしてもらった後、友人からメイクをほめられた」というような経験を書くことができるとよいでしょう。そして、「入社後のビジョン」については、「営業成績の追求だけではなく、お客様の喜びや幸せにつながるようなメイクをしたい」というような内容や、「美容に関する勉強を続け、資格試験にもチャレンジし、美容部員として常にレベルアップしていきたい」というような内容を書くことができるとよいでしょう。

<志望動機のOK例>

・未経験の場合
私が美容部員を目指す理由と御社を志望する理由は、御社の美容部員から受けたカウンセリングを忘れることができないからです。私的なことになりますが、私は、高校と大学では、演劇部に所属していました。高校のときには、演者しか担当していませんでしたが、大学では、裏方も担当するようになりました。私の大学の演劇部では、裏方は、メイクも担当します。しかしながら、私は、当時、他人のメイクをした経験は、一切ありませんでした。見よう見まねでやってみたものの、自分のメイクをすることと他人のメイクをすることには、とても大きな差があり、私は、愕然としてしまいました。そして、演劇部の退部まで考え始めていたとき、たまたま御社の化粧品売り場に立ち寄る機会がありました。その際、御社の美容部員に私の悩みを伝えたところ、親身になってアドバイスをしてくださり、他人にメイクをするときのポイントについて、丁寧に教えてくださいました。これがきっかけとなり、私のメイクは、部員の中で評判になっていきました。加えて、私自身のメイクに対する意識も変わり、メイクの種類やスキルに対する関心もとても高まりました。以上の経験から、私は、御社の美容部員として、働くことを目指すようになりました。

・経験者の場合
私が御社を志望する理由は、美容部員として、さらなるステップアップをしたいからです。これまで、3年間、美容部員を続けてきましたが、より高いレベルでの競争に身を置きたいと感じるようになり、転職を決意しました。これまでもステップアップを目指して、メイクやコスメに関する資格を取得してきました。そして、今後は、より高いレベルでの競争に身を置き、自分のスキルがどこまで通用するのか試してみたいと考えています。御社では、他の美容部員のレベルも上がり、お客様からの要求のレベルも上がるはずです。その中でも、1年以内の売り上げ1位の達成にチャレンジしていきます。そして、5年後までには、御社での勤務の中で獲得したスキルや経験を活かして、本社におけるマネジメント職につくことを目標にしています。

【美容部員の転職】履歴書に記入する志望動機のNG例

美容部員の履歴書を紹介/Photo by Iakov Filimonov

美容部員の志望動機のNG例とは、どのようなものなのでしょうか。それでは、美容部員の志望動機のNG例について、ご紹介していきます。

<志望動機のNG例の特徴>

「志望動機のNG例の特徴」とは、どのようなものなのでしょうか。すでに確認したように、応募先の企業への「好き」や「憧れ」のみの内容は、志望動機としてはNGとなります。「○○という商品が好き」や「××というブランドが、子供のころからの憧れ」だけでは説得力に欠ける可能性が高いでしょう。自身の経験を踏まえて、説得力を持たせる必要があります。また、「入社後のビジョン」がないものも、NGとなります。「営業成績の追求のために、全力で業務に取り組んでいく」や、「常に、お客様の気持ちに寄り添う」という漠然とした内容のものは、入社後のビジョンが無いと思われてしまう可能性があります。

<志望動機のNG例>

・未経験の場合
私が御社を志望する理由は、御社の化粧品が大好きだからです。小学校のころから、何時も御社の化粧品を使っています。御社の美容部員になることができたら、御社の化粧品の魅力をたくさんのお客様に伝えていきたいです。また、常に、お客様の気持ちに寄り添うことができる美容部員になりたいです。そして、売り上げをアップさせるために、常に努力を続けていきます。

・経験者の場合
私が御社を志望する理由は、以前から、御社のブランドを取り扱うことに憧れを覚えていたからです。美容部員として、御社のブランドを取り扱うことは、学生時代からの夢でした。御社の美容部員になることができた暁には、御社のブランドをよりたくさんの方々に知っていただくために、全力を尽くします。将来には、本社勤務も目指すことができるように、しっかりと経験を積んでいきたいです。

【美容部員の転職】面接で志望動機を伝える際のポイント

面接で志望動機を伝える際には、どのようなことがポイントになるのでしょうか。それでは、面接で志望動機を伝える際のポイントについて、ご紹介していきます。

<順序だてて話す>

面接で志望動機を伝える際のポイントの1つ目は、「順序だてて話す」ことです。1.美容部員を目指す理由、2.応募先の企業を志望する理由、3.入社後の将来像の順番に、わかりやすく伝えるようにしましょう。また、一言だけでは、内容が薄いように感じられてしまうこともあるので、説得力のある背景も伝えるようにしましょう。時間については、1分間を目安にして、簡潔にまとめるようにしましょう。

<質問に応じて、情報を補足する>

面接で志望動機を伝える際のポイントの2つ目は、「質問に応じて、情報を補足する」ことです。伝えたい情報を志望動機にすべて詰め込んでしまえば、長々と話してしまいがちになります。したがって、質問に応じて、情報を補足することを想定して、志望動機には、取捨選択した情報を入れるようにしましょう。なお、具体的なエピソードについては、最小限にした方がよいでしょう。

<笑顔ではきはきと話す>

面接で志望動機を伝える際のポイントの3つ目は、「笑顔ではきはきと話す」ことです。緊張したときには、表情が硬くなってしまうこともあります。面接では、話す内容だけではなく、話し方や表情、ふるまいについてもチェックされています。志望度の高さを伝えるようにするためには、笑顔ではきはきと話すことが大切になります。

明確な志望動機を伝えて、美容部員への道を切り拓こう

ここまでご紹介させていただいたように、美容部員の志望動機を履歴書に書くときと面接で伝えるときには、さまざまなポイントがあります。まず、本稿でご紹介させていただいた「履歴書に志望動機を書く際に意識すべきポイント」を押さえることができていれば、「志望動機のOK例」のような内容を書くことは、それほど難しいことではないでしょう。反対に、「履歴書に志望動機を書く際に意識すべきポイント」を知らないままでいると、簡単に「志望動機のNG例」のような内容になってしまうでしょう。加えて、面接では、伝えたい内容をすべて伝えればよいわけではありません。志望動機を履歴書に書くときと同様に、面接で志望動機を伝えるときにも、戦略面は、必ず必要になるのです。履歴書には、わかりやすく志望動機をまとめ、面接では、的確に志望動機を伝えて、美容部員への道を切り拓いていってください。(modelpress編集部)

実際に働いている人の声は?

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