年齢肌とは?肌年齢の調べ方と美容部員がスキンケアを提案するコツ

年齢肌とは?肌年齢の調べ方と美容部員がスキンケアを提案するコツ

【コスメ/モデルプレス】美容部員であれば、「年齢肌」という言葉はよく耳にすると思います。ただ、具体的に、どのような肌のことを指しているのかについては、案外、知られていないことが多いようです。そこで、本稿では、まず、年齢肌の特徴や原因、また肌年齢をチェックする方法について、確認していきます。そして、年齢肌をケアする方法などについてもご紹介していきます。

年齢肌とは?肌年齢の調べ方と美容部員がスキンケアを提案するコツ/Photo by Rido

年齢肌の基礎知識

まずは、年齢肌の基礎知識について、ご紹介していきます。年齢肌の定義について確認し、その後、年齢肌になってしまう理由をいくつか挙げていきます。

<年齢肌とは?>

「年齢肌」とは、一般的には、加齢が原因となり、肌の保水力が低下してしまっている肌のことを指します。肌の保水力が低下してしまっていることによって、「しわ」や「たるみ」が生まれてしまうのです。年齢肌になってしまう人は、一般的には、30歳以上の人が多いといわれています。しかしながら、生活習慣の変化などによって、年齢肌が、20代から始まってしまうというような人も少なくないようです。それでは、年齢肌の特徴とは、どのようなものが考えられるのでしょうか。代表的なものとしては、「肌が乾燥する」「顔がくすみがちになる」「洗顔後には、肌がつっぱる」などを挙げることができるでしょう。年齢肌への対策を怠ってしまうと、「シミ」「しわ」「たるみ」「くすみ」などの原因となってしまいます。

<年齢肌になる理由>

それでは、なぜ、年齢肌になってしまうのでしょうか。年齢肌になってしまう理由の代表的なものとしては、「肌のターンオーバーが乱れている」というものを挙げることができるでしょう。肌のターンオーバーが乱れてしまっていることで、皮膚の深部にある、肌の潤いを保つ成分が不足してしまいます。たとえば、コラーゲン、エラスチンなどの成分が不足するといわれています。また、肌のターンオーバーが乱れてしまっていることで、皮膚が薄くなり、肌の「たるみ」が発生しやすくなってしまいます。そして、年齢肌になってしまう理由としては、「筋力の低下」も挙げることができます。顔の筋力が低下してしまうと、肌に「しわ」が生まれやすくなってしまうのです。

肌年齢のチェックの仕方と年齢肌のスキンケア

肌年齢をチェックする方法には、どのようなものがあるのでしょうか。そして、年齢肌は、どのようにケアをしていけばよいのでしょうか。それでは、肌年齢をチェックする方法と、年齢肌のスキンケアについて、ご紹介していきます。

<肌年齢をチェックする方法>

肌年齢をチェックする方法の1つ目は、「アプリやウェブサイトを使う」という方法です。肌年齢をチェックするアプリやウェブサイトでは、肌の写真をもとに、さまざまな分析を受けることができます。多くのアプリやウェブサイトでは、簡単な質問に回答することが必要になっているようです。肌の写真と質問の回答から、おおよその肌年齢が判明します。肌年齢チェックする方法の2つ目は、「肌年齢測定器を使う」というものです。昨今では、肌年齢のセルフチェックをするためのコンパクトな測定器が販売されています。肌年齢測定器は、肌質や水分、脂分、肌のきめなどから、肌年齢を測定します。

<年齢肌のスキンケア方法>

それでは、年齢肌は、どのようなケアが必要となるのでしょうか。まず、洗顔については、優しく行うことが必須となります。なぜならば、ごしごしと洗ってしまうと肌表面の角質が厚くなってしまうからです。なお、洗顔の際には、人肌程度の温度のぬるま湯を使うようにしましょう。冷たい水を使ってしまうと、肌の乾燥を促進させてしまいます。洗顔後には、基礎化粧品を使ってケアをすることも忘れないようにしましょう。まずは、導入液を使用します。導入液を使用することで、その後に使用する化粧品が、肌に浸透していきやすくなります。そして、化粧水を使用して、肌に水分を補給していきます。その後は、美容液を使用しましょう。美容液については、「うるおい」「ハリ」「美白」に効果的な成分を配合した商品を使うようにするとよいでしょう。最後には、乳液やクリームを使用します。化粧水をしみこませた後に、乳液やクリームで、肌に「ふた」をするのです。肌に「ふた」をすることで、水分が蒸発しづらくなり、うるおいを閉じ込めることができるのです。

年齢肌を気にするお客様への商品の勧め方

年齢肌を紹介(photo by Voyagerix/Fotolia)

年齢肌を気にされているお客様には、どのように商品をお勧めするとよいのでしょうか。それでは、「年齢肌を気にするお客様への商品の勧め方」について、ご紹介していきます。

<ステップ1:肌年齢測定器でチェックする>

肌年齢測定器を店舗に設置している場合には、お客様に肌年齢測定器の利用を進めるようにするとよいでしょう。肌年齢測定器の結果を参考にすると、スキンケアのアドバイスを行いやすくなるでしょう。なお、店舗に肌年齢測定器がない場合には、お客様の悩みなどをヒアリングするようにするとよいでしょう。

<ステップ2:お客様に合う商品を勧める>

年齢肌の進行を抑制するポイントは、保湿ケアにあります。保湿ケアには、低刺激であり、「うるおい」「ハリ」に効果があるアイテムの使用が基本となります。たとえば、「シミ」を気にされているお客様には、「美白化粧品」をお勧めするようするとよいでしょう。具体的には、ビタミンC誘導体、トラネキサム酸配合の商品などです。

<ステップ3:お客様に試してもらう>

実際に、化粧品をお客様の肌に塗り、体感してもらいましょう。その際、年齢肌のスキンケアの流れを説明しながら、商品を試してもらうとよいでしょう。具体的には、導入液、化粧水、美容液、乳液、クリームの使い方の順序やポイントを伝えるようにしましょう。そして、各商品の有効成分など、それぞれの商品の強みをお伝えしていくとよいでしょう。なお、自分が実際に使用した際の使用感をお伝えすると、お客様が具体的なイメージを抱きやすくなるでしょう。

年齢肌を気にするお客様に商品をお勧めするのは、腕の見せ所

いかがでしたでしょうか?年齢肌を気にされているお客様は、とてもたくさんいらっしゃいます。したがって、年齢肌を気にされているお客様に商品をお勧めするというシチュエーションは、美容部員にとって、腕の見せ所の一つであるといっても、過言ではないでしょう。本稿でご紹介させていただいた年齢肌に関する基礎知識や、年齢肌を気にするお客様への商品の勧め方を参考にして、他の美容部員に差をつけましょう。(modelpress編集部)

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