アパレル業界は、人気がある転職先の一つです。しかしながら、アパレル業界の業種については、あまり知られていないようです。そもそも、アパレル業界には、どのような業種があるのでしょうか。また、業種と職種には、どのような意味の違いがあるのでしょうか。そこで、1.業種と職種の違い、2.アパレル業界の業種・職種、3.アパレル業界に転職をするときのポイントについて、ご紹介していきます。
業種とは?
業種とは、どのような意味なのでしょうか。まずは、「業種の意味」と「業種と職種の違い」について、ご紹介していきます。
<業種の意味>
業種とは、一般的には、ビジネスにおける事業の種類を指します。ちなみに、総務省の日本標準産業分類では、業種は、約20種類に大別されています。例えば、1.製造業、2.情報通信業、3.建設業などです。
<業種と職種の違い>
職種とは、一般的には、仕事の種類を指します。したがって、業種の中に様々な職種があると考えることができます。例えば、1.金融業における個人営業、2.情報通信業におけるシステムエンジニア、3.運輸業における法人営業などを考えることができるでしょう。次の見出しでは、アパレル業界の代表的な業種・職種について、ご紹介していきます。
アパレル業界の業種・職種
アパレル業界には、どのような業種・職種があるのでしょうか。それでは、「アパレル業界の業種・職種」について、ご紹介していきます。
<アパレル業界の代表的な業種>
•アパレル(ファッション)小売業
アパレル(ファッション)小売業においては、一般的には、衣料品を販売する店舗が運営されています。例えば、1.百貨店、2.量販店、3.アパレル専門店などを挙げることができるでしょう。
•アパレルメーカー
アパレルメーカーでは、一般的には、アパレル関連のアイテムが製造されています。具体的には、商品の企画・製造を担い、商品をアパレル(ファッション)小売業に販売します。
•製造小売業(SPA)
製造小売業は、一般的には、既存の卸売業者・小売業者に頼ることなく、アパレルメーカーが、自ら消費者に商品を販売するためのアパレルショップを持っています。
•OEM
OEMでは、一般的には、販路や企画力はあるが、商品を生産するための手段を持たない企業などが、製造メーカーに生産を委託して、商品の生産を行います。
•ODM
ODMでは、一般的には、商品の開発から製造まで、外部に委託されます。製造メーカーがサンプルを製作した上で依頼者に提案を行い、依頼者はサンプルを見て購入するかどうかを決定するという流れになっています。
<アパレル業界の代表的な職種>
•販売員
販売員は、店舗において、服や雑貨などをお客様に販売します。具体的には、販売計画を立案して、売り場作りや接客などを行います。また、在庫や売り上げなどの数字の管理も行います。
•マーチャンダイザー(MD)
マーチャンダイザー(MD)は、一般的には、商品の仕入れから販売まで携わります。具体的には、1.市場調査、2.商品企画、3.プロモーションの計画、4.予算管理などを行います。
•ビジュアルマーチャンダイザー(VMD)
ビジュアルマーチャンダイザー(VMD)は、アパレルショップの内装やレイアウトなどのプランニングをします。そして、お客様に商品を魅力的に見せることができるような売り場作りを目指します。
•スーパーバイザー
スーパーバイザーは、店舗運営に関するマネジメントを行います。具体的には、アパレルショップの店長や販売員に助言を与え、売り上げをアップさせるための店舗運営をサポートします。また、本社とアパレルショップとの橋渡し的な役割も担います。
アパレル業界に転職をするときのポイント
アパレル業界に転職をするときには、どのようなことがポイントになるのでしょうか。それでは、「アパレル業界に転職をするときのポイント」について、ご紹介していきます。
<アパレル業界について研究をする>
アパレル業界に転職をするときのポイントの1つ目は、「アパレル業界について研究をする」ことです。アパレル業界の動向やトレンドについて、研究をしましょう。例えば、1.国内・海外の市場規模、2.人気のアイテムの特徴、3.注目されているキーワードなどを調べてみるとよいでしょう。ちなみに、昨今は、「ダイバーシティ」や「サステナビリティ」などが、重視されるようになってきています。
<企業研究をする>
アパレル業界に転職をするときのポイントの2つ目は、「企業研究をする」ことです。関心のあるアパレル企業の理念やアパレルブランドのコンセプトについて、研究をしましょう。また、経営戦略や売り上げなども確認しましょう。具体的には、実店舗とEC店舗の売り上げの動向などを調べてみるとよいでしょう。それぞれの企業の強み・弱みを知ることが、とても重要です。
<応募する企業のアパレルショップに行く>
アパレル業界に転職をするときのポイントの3つ目は、「応募する企業のアパレルショップに行く」ことです。応募する企業のアパレルショップに行き、最新のアイテムやスタッフの様子をチェックしましょう。その際、よかった点や気になった点などをまとめておけば、面接の対策になるでしょう。また、アパレルショップで働くイメージを持つこともできるでしょう。
<アパレル業界に特化した転職サイトを利用する>
アパレル業界に転職をするときのポイントの4つ目は、「アパレル業界に特化した転職サイトを利用する」ことです。アパレル業界に特化した転職サイトには、アパレル業界の求人情報が、たくさん掲載されています。また、1.勤務地、2.職種、3.雇用形態、4.年収などの条件を指定することもできます。ちなみに、「未経験OK」という求人も掲載されています。
アパレル業界に関する正しい知識を持ち、希望する職種・業種を考える
いかがでしたでしょうか?ここまでご紹介させていただいたように、アパレル業界には、とても多くの業種・職種が存在しています。アパレル業界への転職を考えている場合には、まずは、アパレル業界の研究をして、正しい知識を持つようにしましょう。そして、その上で、希望する職種・業種について、考えるようにしていきましょう。(modelpress編集部)
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