アパレルの総合職の魅力とは？どうすれば働ける？

2017.12.04 20:00

【アパレル／モデルプレス】アパレル業界の仕事と言うと販売員をイメージする方が多いのですが、アパレル業界の仕事には、販売員の他にもプレス、デザイナーなど様々な職種があります。大手のアパレル企業では、このような販売員などの販売職、専門職、総合職と分けて採用募集をしているところもあります。アパレル業界に興味がある方は、この販売職と専門職、総合職の違いは必ず知っておくべきでしょう。今回は、アパレル業界の総合職についてご紹介します。

アパレル総合職の仕事とは？

まずは、アパレル業界の総合職の専門職と販売職との違い、総合職の仕事内容についてご紹介します。

＜専門職＞

専門職は専門的な技術が求められる仕事を指し、デザイナーやパタンナーが含まれます。基本的には本社に勤務しますが、職種によっては製造現場に配属されることもあります。

＜販売職＞

アパレル業界の仕事で最もお客様との距離が近く、一般的にアパレル勤務としてイメージされやすいのが販売職でしょう。主に店舗での販売や接客を行う仕事で、店舗管理などを行う店長も販売職に含まれます。

＜総合職＞

総合職とはブランドの事業全体に関わる仕事を行っています。総合職は本社に勤務し、商品開発やマーケティング、広報、生産管理などを担当します。総合職にはMD（マーチャンダイザー）、ブランドマネージャー、バイヤー、プレス、営業や経理などの職種が含まれます。

MD（マーチャンダイザー）は商品の開発から販売計画、予算管理など総合的に企業を管理する仕事です。商品開発や販売などの管理に当たり、市場調査や売り上げを分析します。

ブランドマネージャーはアパレルブランドの責任者を指します。商品開発でのイメージやコンセプトを決める仕事です。ブランドマネージャーの決定は、アイテムのデザインやマーケティングに大きく影響するので、売り上げを左右する重要な役割になります。

プレスは、ブランドマネージャーが決定したブランドイメージからマーケティング戦略を立て、雑誌などの媒体への広告を担当する仕事です。

バイヤーは買い付けを担当し、売れると思うアイテムを仕入れる職種です。良いアイテムを選ぶセンスだけではなく、アイテムを確実に売るためにどのように店舗に並べるかなどの分析力も必要になる仕事です。

アパレル業界の総合職は、どの仕事も企業の売り上げに大きく関わっており責任のある仕事であり、それだけ知識やセンスが求められるでしょう。

アパレル総合職の特徴

それでは、アパレル総合職の働き方や求人などの特徴についてご紹介します。

＜産休・育休が取りやすい＞

アパレル業界は女性が多いため、女性が働きやすい環境が整えられています。また、大手ブランドや外資系ブランドは、産休や育休制度が一般的になりつつあります。したがって、アパレル業界の総合職では産休や育休が取りやすいでしょう。

＜土日休みが多い＞

販売店舗は土日も営業しているため、なかなか土日が休日になることは少なく、シフトを組んで交代で休みを取るようになっています。一方で総合職は一般的な企業とほとんど同じで土日休みが基本になっています。しかし、ブランドの展示会などで休日に出勤する場合もあるので、土日が絶対休みになるとは限りません。

＜求人数が少ない＞

「アパレルの仕事＝ショップ店員」というイメージ通り、アパレル業界の求人は販売職がほとんどです。総合職の中途採用の募集は特に限られます。また、販売職から本社勤務にステップアップすることもありますが、狭き門であることには変わりません。

アパレルの総合職で働く方法

それでは魅力あふれるアパレルの総合職で働くにはどのようにすればよいのでしょうか？アパレルの総合職で働く方法についてご紹介します。

＜採用方法は基本的に一般企業と同じ＞

販売職は学歴不問の場合が多いのですが、総合職は基本的には一般企業と同じです。大卒か短大や専門卒の採用がほとんどです。

＜しっかりと準備をして転職活動をする＞

転職先のブランドの企業研究や業界分析など、面接に向けて事前準備をしましょう。数少ないアパレル業界の総合職の求人で成功するためには、いかにブランドについての知識を持っているか、そして入社後に戦力になれるかをアピールすることが重要になってきます。

＜アパレル業界に特化した転職サイト＞

アパレル業界に特化した転職サイトがあります。このようなサイトを活用するのも総合職に就くための方法の1つと言えるでしょう。転職サイトにはそれぞれ得意な分野があるので、アパレルが得意な転職サイトを利用し、転職エージェントに相談できるのであれば応募書類の添削や面接のアドバイスも受けることができます。これらを十分に活用し採用をもぎ取ってください。