SNSで採用の合否が決まる!?ソーシャルリクルーティングの攻略法

SNSで採用の合否が決まる!?ソーシャルリクルーティングの攻略法

【アパレル/モデルプレス】SNSは遠くにいる家族や友人と手軽につながることができるツールです。現在では個人だけでなく、企業の採用活動にも利用されることが少なくありません。このような採用活動でSNSを使うことはソーシャルリクルーティングと呼ばれています。ここでは転職活動におけるSNSの使われ方や注意点についてご紹介します。

SNSで採用の合否が決まる!?ソーシャルリクルーティングの攻略法/Photo by Antonio Guillem

SNSを活用したソーシャルリクルーティング

企業によるSNSを利用した採用活動はソーシャルリクルーティングと呼ばれます。ここではソーシャルリクルーティングの内容と特徴についてご紹介します。

<ソーシャルリクルーティングとは?>

ソーシャルリクルーティングは企業の公式SNSなどで採用活動を行うことです。ソーシャルリクルーティングでは、SNSを通じて企業側が採用情報などを発信したり、応募者の質問に答えたりするだけでなく、企業が応募者のSNSから情報収集をすることもあります。

<企業がソーシャルリクルーティングを行う目的>

主な利用目的として、企業側が採用情報の発信するために企業公式のSNSを使用します。これは企業の活動に興味、関心のある応募者を集める目的で行われるケースが多く見られます。

また、採用調査を目的として利用することもあります。内定を出す前に、応募者のSNSをチェックして発言や行動などに問題がないかを確認するのです。最近の調査によると、半数以上の企業が応募者のSNSでの活動をチェックしているともいわれています。

<ソーシャルリクルーティングのみで採用を行なっている企業はまだ少ない>

ただし、ソーシャルリクルーティングはあくまでも応募者のプライベートや仕事に対する考え方など知るための参考程度の利用に留まっているのが実情のようです。あくまでも採用の可否を判断するための補助的な役割であり、著しく社会規範を逸脱するような言動がなければ不合格になることはないようです。

採用担当者に見られているSNSのポイント

ソーシャルリクルーティングは参考程度にしか見られないとはいえ、どのような点を見られているのかは知っておきたいところです。ここでは採用担当者が行っている応募者のSNS調査についてご紹介します。

◆採用担当者が行っている応募者のSNSチェック例
<面接前>

面接前はどのような生活習慣を送っているのかを確認しています。例えば、不規則な時間帯の投稿やモラルに反する行為、発言などが無いかを見ています。周囲の人の悪口や現職への不平不満を書いている場合、その内容によっては不採用なることもあるので注意しましょう。

<面接後>

面接後は面接でのやりとりに関する書き込みの有無を確認する企業が多くあるようです。応募者にとっては気軽な報告の投稿でも面接の内容や質問について書き込むことは、それ自体がモラルのない人と思われる可能性が高い行為です。また、そのような行動をする人は採用後も業務で知り得たことをSNSに投稿する恐れがある人物と判断されることもあります。

◆転職活動中のSNS対策
<SNSのプロフィールは正直に書く>

SNSでは個人のプライバシーを守るため、必ずしも正確な情報を載せる必要はありません。しかし、事実よりも過剰に自分をよく見せるような情報を載せることは信頼性を損なうことがあります。SNSの経歴で履歴書に書かれていないことがあることは問題ありませんが、履歴書の内容と相違がない状態にしておきましょう。

<投稿内容に注意>

採用担当者が見ることを意識して、転職活動中はSNSにマイナス評価になりそうな内容や人間性を疑われるような書き込みは控えましょう。このとき、過去の投稿も遡って確認されることがあることも知っておきましょう。

<過去の書き込みを隠すのも一つの手>

過去の書き込みで誤解を与えると思われるものは削除する、非公開にする、公開を限定する、など見られないよう対処しておきます。例えば、Facebookの場合はプライバシー設定で公開範囲を「友達限定」にしたり、TwitterやInstagramは鍵を付けたりすることで隠すことができます。また、現在は使っていないならアカウントごと削除する方法も有効でしょう。

志望企業の公式SNSを活用する方法

転職活動におけるSNSを紹介/Photo by Neomaster

SNSは使い方によっては自分をアピールする場にできます。ここでは企業から発信しているSNSを活用して転職を有利に進めるための方法をご紹介します。

<企業の多くが採用活動にSNSを利用している>

企業が自社に興味を持っている応募者を求めていることは少なくありません。そのため、入社を希望している企業のSNSは必ずチェックしてイベントなどの情報も収集しておきましょう。

<企業のSNS活用例>

例えば、SNSを活用したイベントとして、FacebookでLIVEセミナーを実施する企業もあります。ライブ配信で質疑応答に答える企業もあり、そのようなイベントを利用して応募前の企業研究に活かすことができます。また、Twitterで採用情報を配信する企業も少なくありません。こまめに情報をチェックすることで、企業の採用情報をいち早く得ることができます。

ソーシャルリクルーティングはあなた自身を知ってもらうチャンス

いかがでしたでしょうか?採用担当者がSNSをチェックするからと言って、書き込みを自粛したり、思ってもないことを投稿したりする必要はありません。SNSへの書き込みは最低限のモラルやマナーが必要ですが、 履歴書や面接だけでは伝わりにくい、普段のあなた自身のことを知ってもらうチャンスです。好きなこと、楽しいことをどんどん投稿して採用担当者に「こんな人と一緒に仕事がしたい!」と思ってもらえるよう、あなた自身の魅力を表現してください。(modelpress編集部)

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