転職で複数の内定をもらったらどうする？企業の選び方と辞退のマナー

【アパレル／モデルプレス】転職の際には、複数の応募をすることが少なくありません。そのために内定を複数もらってしまうこともあります。そのような際、社会人としてどのように対応すればよいのでしょうか。それでは、転職活動の際に、複数の内定をもらった時の企業の選び方と、内定辞退のマナーについてご紹介します。

転職活動で複数の内定が出た時の対応

「転職活動で複数の内定が出た時の対応」は、どのように行えばよいのでしょうか。まずは、転職活動で複数の内定が出た時の対応についてご紹介します。

＜転職活動では複数応募が当たり前＞

転職活動で複数の内定が出た時の対応についての内容に入る前に、確認しておきたいことは、「転職活動では複数応募が当たり前」であるということです。転職活動の際には、「少しでも早く転職先を決定させたい」ケースがほとんどであるため、複数の企業に応募することが一般的になります。そのため、いわゆる「良い人材」に対しては、複数の内定が出ることも珍しくありません。

＜内定通知への返事は早めに行う＞

企業からの内定通知を受け取った際には、当然のことではありますが、「返事は早めに行う」ようにしましょう。これもまた当然のことですが、「内定承諾」の場合も、「内定辞退」の場合も、返事をせずにそのまま放置するといったようなことは、絶対にやってはいけません。

＜保留の依頼も可能＞

転職活動で複数の内定が出た時の対応の際に、忘れないでおきたい大切なことの一つが、企業に対する返事の「保留の依頼も可能」であるということです。ほとんどの企業では、「内定承諾の保留」が可能になっています。したがって、たとえば、ほかの企業からの結果を待っている場合には、その旨をきちんと伝えるようにしましょう。ただし、内定承諾の保留の期間が長くなってしまうと、内定を取り消されてしまう場合もあるので、注意しましょう。

後悔しない企業の選び方

「後悔しない企業の選び方」とは、どのようなことが考えられるのでしょうか。それでは、後悔しない企業の選び方についてご紹介します。

＜給与で決める＞

後悔しない企業の選び方の1つ目は、「給与で決める」ことです。一般的には、内定が出ると、入社後の具体的な給与も、おおよそ決まることがほとんどです。ただ、入社後、特に入社直後の給与だけではなく、将来の昇給、そしてその可能性なども含めて、ほかの企業と比較するようにしましょう。

＜デメリットで決める＞

後悔しない企業の選び方の2つ目は、「デメリットで決める」ことです。当然のことではありますが、「希望する条件に、完璧に合致した企業」というのは、現実的にはなかなか存在しません。したがって、「メリット」だけではなく、「デメリット」をそれぞれの企業同士で比較してみることも、とても大切になります。いわゆる「良いところ」だけを見ていては、入社後に「失敗」してしまう可能性もあります。

＜もう一度、面談をしてみる＞

後悔しない企業の選び方の3つ目は、「もう一度、面談をしてみる」ことです。もし、志望度が高い企業が複数ある状態で、どうするか迷ってしまっている場合には、企業の担当者にその旨を素直に伝えてみるということも、よいでしょう。内定をもらったうえで、改めて企業と面談すると、「企業を選ぶ際の判断材料が増える」というメリットもあります。「どうしても入社してほしい人」である場合、このような面談にも対応してくれる企業は少なくありません。

転職活動での内定辞退のマナー

「転職活動での内定辞退のマナー」とは、どのようなものがあるのでしょうか。それでは、転職活動での内定辞退のマナーについてご紹介します。

＜辞退の連絡は電話が良い＞

転職活動での内定辞退のマナーの1つ目は、「辞退の連絡は電話」で行うというものです。メールでの連絡では、担当者がその内容を確認するまでに、時間差が生まれてしまいます。すでに確認したように、辞退の連絡は「早め」が基本です。したがって、基本的には、内定辞退の連絡は、電話連絡がマナーとなります。

＜誠実な対応を心がける＞

転職活動での内定辞退のマナーの2つ目は、「誠実な対応を心がける」というものです。当然のことではありますが、内定を辞退するとはいえ、最後まで丁寧な対応をするのが、「社会人としてのマナー」になります。たとえば、面接などの選考に時間を割いていただいたにもかかわらず、内定を辞退することを、その企業に対してきちんと謝罪をしましょう。

＜円滑な辞退を目指す＞

転職活動での内定辞退のマナーの3つ目は、「円滑な辞退を目指す」というものです。したがって、「辞退の理由を正直に話しすぎてしまわないようにする」ことも、円滑な辞退のポイントであるといえます。どれだけ丁寧な態度であっても、選ばなかった理由を話すことは、その企業に対して失礼になってしまうということが、どうしてもあります。特に、内定に対する返事を保留してもらった後の辞退の場合などには、「熟考した結果」ということを、企業側にしっかりと伝えるようにしましょう。

後悔しない企業の選び方と内定辞退のマナーで、他の転職希望者に差をつける

いかがでしたでしょうか？ここまで見てきたように、転職活動で複数の内定をもらった際には、「後悔しない企業の選び方」と「内定辞退のマナー」が、とても大切になります。これらを正しく理解し、また正しく実践することで、他の転職希望者に差をつけ、転職活動を成功に導くことができます。（modelpress編集部）