転職で「成長したい」はNG?志望動機に必要な要素とは

転職で「成長したい」はNG?志望動機に必要な要素とは

【アパレル/モデルプレス】転職活動がうまくいっていないという時、その理由は履歴書にあるかもしれません。自分としては前向きな履歴書のつもりでも、採用担当者から見ると魅力的に思ってもらえない場合もあります。その中でも、特に多くの転職希望者が犯している志望動機の「成長」という言葉の使い方を取り上げます。「成長」という言葉自体は悪くありませんが、使い方を誤ると即不合格に選別される危険性についてご紹介します。

転職で「成長したい」はNG!志望動機に必要な要素とは?/Photo by racorn

「成長したい」がNGな理由

前向きで積極的な言葉として使われる「成長したい」が志望動機でNGな理由についてご紹介します。

<志望動機で使われがち>

人気の企業には、多くの履歴書が届きます。その中で採用担当の方の目に留まるためには、他の人と同じような言葉を使うのはおすすめできません。例えば、「御社で成長したい」「もっと学びたい」などの言葉は前向きな理由なので、多くの人に使いやすい言い回しです。このような志望動機で使われがちな言葉は避けましょう。

<新卒ならOK>

ただし、新卒の場合にはやる気があるようにみえるため、好意的に受け取ってもらえます。新卒の時期には、基本的に誰でも業績や経験がありません。そのような時期には、誠意、やる気、意欲など、相手に自分の可能性にかけてもらう必要があります。その時期の「成長したい」という言葉は、そのために頑張るという意志表明になるからです。

<転職で「成長したい」がNGな理由>

そのような意欲で就職できるのも、新卒までです。業務経験を得た後の転職での「成長したい」「学びたい」という言葉は、応募者のメリットではありますが、会社としてのメリットではありません。むしろ、「自分の成長のために会社を利用したい」という意味にとられることもあります。「成長するまで待って欲しい」「学ぶ時間が欲しい」という受け身な印象を与えるリスクもあります。

志望動機に必要な要素

「成長したい」という言葉の危険性がわかってもらえたと思います。ここでは、志望動機に必要な要素をご紹介します。

<志望動機のポイント1「貢献度」>

転職活動と新卒の就職活動で注意しなければならないポイントはいくつかありますが、その中に、企業に対する貢献度があります。貢献後は転職後に会社の役に立つことをですが、実際には入ってどうなるかはわからないので、貢献度が大事であるとはわかっていても志望動機に上手に盛り込めない人も少なくありません。そのようなときには、採用担当者に自分を採用することのメリットやお徳感を感じてもらう点で考えてみましょう。

<志望動機のポイント2「成長後の結果」>

例え転職活動であっても、異なる規模の会社や新しい業界へ挑戦する場合には「成長したい」という言葉を志望動機に書いても構いません。しかし、そのときには漠然と書くのではなく、成長後の結果まで書くことがポイントです。どのように成長したいのか、そして、成長した結果どんなことがしたいのか、という内容を書き込むことで採用担当者に一緒に働いたときのイメージを想起させることができます。

<成長は、仕事に対する姿勢としては必要>

「成長したい」と思うのは、仕事において大切なことです。しかしながら、その成長が独りよがりであってはいけません。例えば、「成長した結果、また別の会社に転職します」 ということでは志望者にとっては良いかもしれませんが、会社にとっては損失です。働く機会をくれた会社に還元するために成長するという意識を持ちましょう。

成長したいポイントを言い換えた志望動機例文

志望動機に必要な要素を紹介/Photo by Getty Images

ここでは、実際に履歴書に使える例文をご紹介します。成長したいポイントを言い換えていることに注目してください。

<成長したい点を、企業の利害と一致する内容に言い換える>

成長することが、自分にとってだけでなく、企業にとってもメリットがあるという内容が理想です。そのため、例えば、「御社で成長し、ECサイトで売れるアパレル店を持つという目標を達成したい」というのは企業の役に立つとは思えない意見です。そうではなく、「御社と共に成長し、自分のアドバイザーとしてのスキルを磨き、御社の製品を購入されたお客さまの満足度に貢献したい」など、自分のスキルや能力の向上によって、企業がより良くなる部分を強調しましょう。

<成長後にどうしたいのかを盛り込む>

また、「販売員として成長し、お客さまの買い物に感動体験を与えられるという目標が達成できる人間になりたい。その上で、さまざまな立場の方と協力してお客さまが求めている企画提案がしたいと考えています」などの、ゆくゆくは自分のキャリアパスについて、どのように考えているのか、という方向性を記入することも良い志望動機の書き方です。そのとき、志望している企業の今後の戦略と目標が一致していることをアピールできると、理想的な内容と言えるでしょう。

採用担当者が一緒に働きたい!と思わせる成長プランを提示しよう

いかがでしたでしょうか?転職したら、自分と企業にプラスになることを志望動機に書くことは、採用担当者に「一緒に働きたい!」と思わせることがポイントです。そのためには、自分の成長が企業の成長にもつながるような成長プランを提示する必要があります。独りよがりにならないよう、採用担当者の働く意欲を掻き立てるように、効果的に「成長プラン」を盛り込み、魅力的な志望動機に仕上げてください。(modelpress編集部)

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